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ブログ仙岩

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映画超高速参勤交代と大根

2015-09-14 08:40:26 | エッセイ
超高速参勤交代は2011年に第37回城戸賞を全審査員満点で受賞した土橋章宏の脚本で、江戸時代の参勤交代を題材にしている。2013年に講談社から小説として刊行、2014年に松竹で映画化され、第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞したもの。

13日の福島民報「あぶくま抄」に、ちょっと値がはるが、いわき市好間の「いわき名産」シソ巻大根がある。ふるさと産品推奨品第1号であり、いわき市湯長谷藩を舞台にした「超高速参勤交代」で、藩主の内藤政醇(まさあつ)がポリポリ食べる。「あーたまらぬ。これで十分ではねーが」。藩の財政を立て直すため年貢を上げるという家臣の提案を退けた。参勤交代を果たした内藤に将軍徳川吉宗が、こう言葉を掛けた。「あの大根の漬物よ。よく耕された土の味がしたわ」。

湯長谷藩は1万5000石の小さな藩で、飢饉に見舞われた年の出来事である。1年間の江戸での勤めを終えて湯長谷に帰国した。ところが、それから間もなく江戸屋敷に居るはずの江戸家老・瀬川が、江戸幕府老中・松平信祝の命令を携えて政醇の前に現れる。その命令とは、帰国を果たしたばかりの政醇に対し、「5日のうちに再び参勤交代せよ」というものであった。信祝は湯長谷藩が所有する金山に目をつけ、金山を手に入れようと無理難題をふっかけて、湯長谷藩を取り潰そうと企んでいた。

この難題に超高速で参勤交代を果たすもので、映画の続編の製作が決まり、幕府から再び苦難を押し付けられながらも、知恵と勇気で立ち向かうものとか。待望されている。




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