委員会記録が・・・

　今日は、午後３時から市農業委員の議会推薦の委員を決める臨時議会。

　本題は数分で終わるが、本会議終了後に臨時全員員協会が開かれた。
　内容は、先の現職課長の収賄容疑での逮捕事件についての経過報告である。
　
　経過報告と言っても、操作状況は、真偽はともかく街の中のうわさの方が詳しい。市長、副市長からの報告は、基本的には捜査状況を見守るという域を出ないが、加えて市役所への家宅捜索や市職員の事情聴取について、全面的に協力すると県警に伝えてあることが報告された（当然ではあるが）。さらに押収書類の数や事情聴取を受けた職員の人数なども示された。業務に支障がないとは言えないが、粛々と業務を遂行していくとのことである。

　市役所内の家宅捜索は、議会事務局他７課に及ぶ。
　議会事務局では、Ｈ１０年以降の委員会記録が押収されたそうである。

　これが問題であった。
　最近は、よその議会の委員会記録はホームページでアップされているところもかなり増えている。珠洲市議会もそうなっていれば、原本を押収されたとしてもほとんど直接的には支障はないのだが、実は珠洲市議会の委員会記録はホームページにはアップされていない。過去の委員会での質疑の様子を確認するにはこの原本を事務局で見るしかないのである。

　捜査の重要性はさらさら否定するものではないが、議会の質疑の準備のため、調査活動の一環として過去の記録を読むことも、捜査に負けず劣らずとは言わないが、それに近いだけ重要である。

　早く返してくれ～～～と声を大にして訴えたい。

　と同時に、委員会記録の公開はすでに多くの議会の常識。議会改革の必要性がこんなところからも浮かび上がってくるとはなんとも皮肉なものである。