国難だから・・・協定書は無視？！

　震災がれき試験焼却の中止を求める「石川の里山里海、子どもたちの未来を放射能から守る会」の輪島市申し入れに同行する。

　申入の報告はこちらを参照してもらいたいが、やはり気になるのが「国難だから」の一言である。

　もちろんこんな理由で役所が地域と交わしている協定書が反故されるなど、絶対にあってはならないのは自明のことだが、梶市長に限らず「国難だから・・・」ということで一気に物事を進めたがっている政治家があちこちいっぱいいるように見える。

　国難だから国防軍創設
　国難だから核武装
　国難だから集団的自衛権容認

　かろうじて憲法が歯止めとなっているが、改憲既定の緩和を狙う動きも活発化している。
　
　国難だから・・・という輪島市に国も近づこうとしている。


　合意形成が破たんしたのなら断念するのが普通の政治家だが、自分の言ってることを理解しない住民が悪い！ということで、あくまで自分の思い通りに突き進む。
　そのための超法規的理屈として「国難だから・・・」が使われている。
　
　暴走市長を市役所の中で止める職員がいない。議会も止められない。
　怖い話である。

　これに対して住民が立ち上がっている。
　怖い輪島の中に希望の輪島が見えるのが救いである。