羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

とと姉ちゃん

2016-07-12 18:16:58 | 日記
「どうぞ」「ありがとうございます」花山に店を任された老人からコーヒーを飲む常子。「あっ、美味しいです」「そうかね」花山は老人、関元の戦死した息子の戦友だった。花山は帝大出だが幹部に志願せず、二等兵ととして関元の息子と替えの利く『葉書(赤紙)一枚、一銭五厘』の扱いで苦楽を共にしたが、花山は満州で病気除隊していた。花山が内務省で必死で働いていたのはその為だった。
 終戦後、花山は余裕が無くとも店で身寄りの無い関元を雇っていた。「一銭五厘の命だが、掛けがえのない息子だった」悼む関元。弔問に来た花山は泣きながら「8月15日、全てに気付いた」と呟いたが、関元はその場でそれ以上は踏み込めなかったという。
 一方、闇市の一角で許可を得ずに勝手に本を売ろうとしていた鞠子と美子は闇市を仕切っている男達に絡まれていた。そこへ「今回だけはっ」水田が割って入り「次やったら容赦しねぇからなっ」輩の男は笑顔で凄み、去って行った。「何とかなりませんか?」上目使いで訴える鞠子。「わかりました」すっかり鞠子にほだされた水田は一肌脱ぐことにするのだった。
 夜、飲み屋で花山に出版業界に残ってほしいという五反田から、実は自分に興味を持っているという花山の説得を後押しされ、常子は再度挑戦することを決めていた。後日、花山はバラック街を見回し、花山の妻、三枝子が置かれたままの花山の筆記用具を見て思いを巡らせた日、常子は再び花山の店を訪ねた。几帳面な花山が店の調度品等の位置を直しているところにきた常子。「一体何に気付いたんですか?」花山の気付きに拘りだす常子。「教えたら帰ると約束しろ」応えられない常子。それならと「コーヒーをどんどん頼めっ!」カップを次々と出す花山。「わかりました。帰ります」常子は条件を受け入れた。
・・・花山と関元の件だけ別のドラマのようだ。ただ説明が多いのは花山がこれまで余り出てこなかったから描写が間に合わないんだろね。

好きな人がいること

2016-07-12 18:16:51 | 日記
 恋仲番外編な感じ。BGMもほぼ恋仲。同じ人だからね。他のスタッフもほぼ同じ。リベンジする気満々だな。野村が次男ではなく三男にされていたが、というかどこで覚えたBMXっ! 野村が遅れてきた反抗期に突入しつつ、コテコテの直球恋愛ドラマ。恋仲は前半過剰に流行りを意識していたが、今回は流行りは程々に王道路線。王道過ぎてもはやスマホのイケメン攻略課金ゲームっぽくなってた。いや、そういうゲームやったことはないけどさ。ゲームなら夏向を攻略するのにユーザーは血を吐くようなガチャ地獄に耐えることになるんだろう。おそろしや。
 今のところ恋仲程は根本的な構造欠陥(ライバルが機能しない。話数に対してそんなに処理する件がなく、無理に発生させた強制イベントがワケわからんことになる)もなく、よっぽどの事故が起きない限りは破綻はなさそうだが、あちこち細かく保険をかけ過ぎて畳めるのか? と心配になるところはある。恋以外の大筋は東村の買収だが、この辺でゴチャゴチャする前に冬真の身辺くらいは片付けとかないと混乱しそうな気がする。身辺が安定するとサポートに回って、前半兄達に反抗する件で落ちた好感度を上げられそうだし、メイン男子三人とも最後まで美咲を取り合いながら買収阻止とかややこしそう。
 後輩役が朝ドラから一転した役どころだったり、西島愛海と二宮風花がちょっと被り気味だったり、楓と千秋はまだ捻りがありそうだったり、千秋×東村ENDの可能性もなきにしもあらずであったり、主演の美咲役がちょっと体調悪そうだったりと、油断はできない。
 夏向の『ツン』の匙加減もあるわな。実写だとキツくなりがちだが、映画の場合は話の最後まで見せられるから『デレ』まで行けるが、連ドラはうっかりするとその回では『ツン! ツンっ! ツンっ!!』になっちまう。非常に小さい分母で『もっとシバいて下さいっ! ブヒブヒっ』という人々もいるだろうけど、危ういぜ。