じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

こじきのいるまち

2015-07-29 16:24:32 | 2015 フィリピンの旅
昨夜、セブの古い中心地に晩飯を食べに出てみた。
しかし、自分が知っている旧い地元系の少し大きめの飯屋は二軒とも閉まっていた。
仕方が無いから表通りに出てみたのだけれども、自分でも入り難い程の地元民専用飯屋と、明かりの眩しい通りの大手の、どこにでも有るジョリビーやらマクド、そしてチョーキンやKFCと・・・これだったら100ペソもタクシー代を支払ってくる必要も無かったのに。
とは言え腹は減っていたので、日本では絶対に食べないマクドのチーズバーガーとポテトとコーラのセット300円を食した・・・こんな物ならホテルの近くのカントリーモールでも良かったのに、と、判断の鈍い自分に腹が立った。

自分が歩いていたのは、メトロ・ガイサノと言う、セブでも老舗のデパートメントストアーの有るコロンストリートだった。
ここが昔のセブの商業の中心地・・・日本で行ったら銀座なんだろうか?
久しぶりに行った見たらメトロ・ガイサノは表面を化粧直ししてキレイになっていた。
しかし、ガイサノ側の光の反対側は、以前より一層寂れ、こじきの巣窟になっていた。


あっち側が光の当たるメトロ・ガイサノ側


賑やかなエリアの延長にはこじきは居ない


光の当たらない側 暗い中にこじきは居る


こじき少年 5ペソ握らせて撮った


暗い中でも特に暗い所に居たこじき

こっち側にはいくらでもこじきはいて、撮る気になれば面白いセンセーショナルな写真は結構撮れる。
しかし、それなりのリスクも有るが、そんなに対した事にはならない。
勝手にパチパチ撮っているのにこじきが気づくと、ほとんどが、触らないでくれぇ~と、叫びたくなる汚い手でティーシャッの裾を掴んで銭をくれぇ~、と、無言で手を出してくる。
こじきと呼ぶと差別用語だとか言う人が居たが、こじきはこじきなんで、たとえ言い換えても物貰いか? それとも、英語でストリートチルドレン
、か? それだと、おっさんや婆様はドーする? やっぱしこじきはこじきなのである。

その昔、此の街の事も結構深く掘り下げた事が有って、裏通りには今でも顔見知りが少し居る。
此所からほど近いカルボーンマーケットの方にもストリートチルドレンは多く居るが、たぶん質が違うと私は思う。
あちらはスクオッターで、不法占拠の劣悪な環境とは言え住居が有る子供たちだ。
ただ貧しくて学校にも行かないので昼間から観光客の来る場所で物乞いなどして稼いでいるのだ。
コロンストリートから路地へ入るの此の界隈のそれは本物の路上生活者で物乞い専門である。
いや、盗みのたぐいも平気でやるので泥棒とも言えるか?
物乞い、盗みひったくり、ポンビキと売春婦、シャブ売り、と、中々デンジャラスな街なのだが、仮に旅行者が一人で歩いたとしても大したことは起こらないと思う。

その昔、ホームレスやストリートチルドレンがネタになると思い半年程カメラで追い回したことが有った。
しかし、彼らと仲良くなりすぎたのか、自分にはキチントした写真は撮れなかった・・・カメラを向けても笑顔しか撮れなかったのだ。
ホントに・・・トホホなおっさんで、写真に向いていないんであります。


この人はエンターティメントで食っている訳です

いや、彼のギターの弦は拾って来たナイロンの紐か糸か?
確かに、適当に太さは違えているようには見える物の、和音は無理だろうと思える代物だった。
そして、緩く張ってあるので音が殆ど出ていない。
ギターの先のペットボトルに5ペソを放り込んで近づいて音を聞いた。
すると、三本の弦が生きているらしく、それで単音のメロディーを弾き、歌っていたのだ・・・しかし、それのエンドレスだが。
セブはフィリピンでも特にギターが盛んで、マクタンにはギター工場も沢山有って、此の手の人は結構居ます。
もっと器用な人は、段ボールのドラムや、鍋ぶたのハイハットなど装備してまるで一人チンドン屋的演奏をしたりしています。

まっ、少し歩いて拾ったネタで見て来たようなナニを織り交ぜ有ること無いこと書いてみましたが、信憑性は大きく?と言う事で。

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ただいまの状況

2015-07-29 12:08:01 | 2015 フィリピンの旅
いや、部屋から出て来たモノのもの凄いスコールでして、雨の糸が見える・・・いんやぁ、尼粒が一本の紐になって見える、であります。
でも、これがそんなに長くも続かないんですよね・・・国民性なのでありましょうか?一時間持つ根性は無いようです。

今は暇つぶしにロビーのソファーでナニしている訳なんですけれども、ここはジムの入り口前でもある訳で、ピッチリスパッツ姿のお嬢様などが通るので、右目はモニターの画面を見つめつつ、左目はスパッツ姿のケツを追うと言う・・・カメレオンみたいですね。

私くらいですぜ、朝から晩まで此のソファーを占領してwi-fi拾いまくっているのは。

おお・・・雷が落ちましたなぁ~少し前だと確実に停電のパターンなんですけれども、平気ですね。
これで街中の信号機も稼働できているのでありましょうね。

停電なんですけれども・・・英語で、ブラック アウトと言うと思うんですけれども、フィリピンでは ブラウン アウトなのであります。
確かに、ほのかに感じる物は有り、真っ暗ではないですもんね。

いや、パッツンパッツンのスパッツオネェさんの尻を眺めるのは良いのですが、私しゃ香水のたぐいがダメでして・・・皆様漏れなくキツめのパフュームなんてものを振り撒いて居るようでして、臭くて堪りませぬ。

ああ、高い梯子なんかもってメンテナンスの人が慌ててますね・・・雨漏りですか?

そう言えば、此のホテルに多く滞在する南朝鮮人の彼ら、短期のパッケージ旅行のようですね。
三泊四日程度でありましょうか?私がチェックインした日に見た顔はもう一つもありませぬ。
自分もインチョン経由の超格安航空券・・・しかしLCCでは無いちゃんと飲み物とかご飯の貰える飛行機・・・出来てるのでアレなんですが、恐らく、インチョン~セブ往復、機内一泊を含む三泊四日で35000円とかナンじゃないかと思います。
いや、明洞の電車の事を訪ねた南朝鮮の彼らが昨夜チェックアウトして行った時刻が午後10時前頃だったので勝手に推測してみました。


ドゥマゲッティのツーリストポリス


少し遠くの田舎の街から来たジプニー


ホーリーチャイルド病院入り口

いや、ドゥマゲッティの警察官と言えば悪の権化、諸悪の根源であったと自分は思っていた訳なんですが、アキノ(息子)大統領になってから少し様子が変わっているのかも知れませぬ。
いや、警察の資金源がシャブだと言う、笑えない実態が有った訳でして・・・だから掴まらない人は絶対に掴まらずに儲けられるという。
でも、昨日のテレビニュースでパナイ島で大規模なシャブの現場が押さえられたのを見ましたが、どこから見ても末端の売り子とシャブ中・・・要するにスクオッターの貧民たちで、私には警察のデモンストレーションにしか見えませんでしたが。
いや、7~8年前頃の此の事には結構詳しいのであります。
未だ自分にもまとまった物が掛けるンじゃ無いかなんて勘違いをしていた頃、相当際どい所まで取材したんであります。
まっ、古い話であります。

で、ツーリストポリスが街中を巡回すると何が起きるのか?
元々暴力的な犯罪のとても少ないドゥマゲッティですから、迷惑するのが、インド製偽バイアグラや、違法コピーのDVD売り、そして、闇の両替やくらいでしょうか?
なのでやっぱしパフォーマンスだと私は睨んでいるのでありますが。

屋根まで人を乗せ、後ろにもぶら下がる人・・・相変わらずのフィリピン風景で、見たとたんにホッとしました。
大好きな光景であります。

ホーリーチャイルド・・・私立の高級病院であります。
一般人はプロベンシャル・・・州立病院へ行きます。
プロベンシャルでは、診察と治療が別でして、診察が終わると処方箋が出ます。
次は処方箋を持ってボティカ(薬局)へ行きます。
そして、買った薬を持って処置室へ行き、注射でも点滴でもしてもらう訳です・・・診察してもらっても薬を買えない人も居るのがナニなんですけれども、その場で、気休めの痛み止めなどは貰えます。
ホーリーチャイルドなどでは、保険が有ればその証明を、その他は、保証人が絶対支払いしますの誓約書に署名して治療が始まります。

しかし、写真を撮った意味は病院の説明の為では有りませぬ。
バイクが出やすい向きで並び、シートが熱で焼けないように段ボールが掛けてあります。
これを仕事にしている人が居まして、乗り付けて停めると帰りにはキチンと並んでいる訳であります。
いや、敷地は公道ですんで払う謂れは無いと言えばそうなんですけれども、誰も文句など言いません。
こんなバイク駐車の仕切り屋が街の要所に必ず居ます。
そして、車の路駐がOKの場所には、停める時の誘導と、出で行く時の安全確認で小銭を貰う人が居ます。
昔は2ペソでしたが、今は5ペソを渡していました。



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67%か ?

2015-07-29 08:17:05 | 2015 フィリピンの旅
今回の旅は3つのパートに分けられる訳です。
最初の一週間を、知ってる筈のフィリピンでも未知数の高いルソン島で過ごす。
次の一週間を、知りすぎていたと自負するネグロス島はドゥマゲッティで過ごす。
残りを、のんびりとリゾートする・・・筈だったのに。

すべてが狂いっぱなしの旅でありました。

フィリピンのルソン方面は雨期がはっきりしていると知っていたんですけれども、しかし、熱帯の雨期とは、昼間は晴れて朝夕にザァーっと降るもんだと思っていたんですけれども、ルソンのそれは日本の梅雨と遜色無い嫌らしさで終日続く物であった訳です・・・思い知らされました。

そして、ドゥマゲッティでの滞在。
まっ、憖っか町の様子を知っている為に喧噪を逃れ少し郊外気味に宿を取ったのがドン外れ。
最悪の滞在となったけれども、ブッキングサイトで予約すると全額支払済になるので宿替えは金を捨てる事になる訳です。
まっ、数日間の事、と、我慢を決めましたが、気分は最悪でした。
いや、過去に色々な意味で良く無いホテルを経験していますが、フロントの彼に睨みつけられるようにして自分の部屋に入るのはとても嫌な気分でした。
ブッキングサイトへのクレームとともに、世界的な某有名旅行サイトへもエントリーしているんで評判を読んでみると、押し並べて白人からの評判が悪く無い。
それは、分かる気がします。
フィリピン人はやっぱし今でも500年前の主従関係が身にしみ込んでいるのでありましょう・・・白人には信じられない程弱いのであります。
以前、準白人とか、東洋の白人、ナンて呼ばれ方をした頃の日本人は同列の扱いで有りました。
しかし、家電製品斜陽の日本と、弱くなった円で、日の丸にあの頃の威光は無く、下から四番目の扱いをされていると・・・私は見ていますが。

そして、最後にリゾートする筈の一週間は・・・天気もまずまず、選んだホテルは当たりでしたし、ほぼ望んだ通りの状況に有る訳ですけれども、
如何せん身体の方が狂っちまいまして、熱と咳と、終いには下痢まで付いて来ちまった訳でして、とてもリゾート気分が盛り上がる状況に無くなった訳であります。
いや、ホテルの施設はまるで私におあつらえ向きなんで有ります。
25メートルの競泳プールが有り、本格的なジムが有り、クライミングフェースが有り、と、元気な時の私には完璧なホテルなんで有ります。
しかも、ゆったり滞在したかったので少し奢って広い部屋を予約した訳であります・・・その広い部屋にはキングサイズベットとセミダブルベットの2つがある訳なんですけれども、貧乏性の私は、たった一人でキングサイズのシーツを毎日変えさせるのは忍びないと、セミダブルに寝ている訳です。

プールサイドの此の椅子に座ったのが七時丁度でありました。
ここからは朝練をしているスイマーが見える訳です。
本日はトライアスリートの為の水泳練習が有るようで、フローティングスタート時の浮きの練習や、スタートダッシュ前の位置取り、フロントアップの練習など、懐かしい練習を熱心にやっています。
コーチは経験者か?本格的な人のようで、中々のコーチングであります。
ああ、もう少し言葉が達者なら、こんな仕事も有ったかもなぁ~、ナンて朝っぱらから寝ぼけた夢を見たりして。

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外から国を見て

2015-07-28 23:55:23 | 日記的雑談
日本という国はナンてすばらしい国なんだろう、と、つくづく、そして、しみじみ思います。

北海道という亜寒帯を持ち、沖縄という亜熱帯も持つ国はそうそう多くはありません。
そして、日本国の大半を占める本州は、上と下で約一月程もの季節の差は有る物の、おしなべて温暖・・・いや、真冬の青森とか言われると言葉に詰まりますから止めてくだされ・・・と、言う事で、山紫水明にして風光明媚な国であります。

島国なんで大陸的な迫力は無いのですけれども、しかし、四季という自然環境に恵まれ、大陸には無い繊細さに溢れた国になっていると思う訳です。

周囲を海に囲まれ、南からは黒潮が登り、北からは親潮が押して来て日本列島の前でぶつかる。
世界に類を見ない程に豊かな海を持つ日本・・・持っていた? まっ、いいでしょう。

で、日本人を日本人足らしめる一番の要は、四季だろうと思うのです。
此の繊細な季節の移り変わりを心に刻み日々を送るからこそ、日本人的感覚は生まれるのだろうと思うのです。

でもなぁ~・・・今時は一年中エアコン回して快適温度とか宣って暮らしている都会人も多いからなぁ・・・そう言う人は見なかった事にして。

余談ですが・・・私は熱帯のフィリピンでもエアコンは使いません。
ヴビャぁ~寝苦しぃ~と、翌朝シーツが汗で滴っているのが好きなんで有ります・・・ホテルだから気楽に為せる技ですが。

まっ、四季や自然環境から日本国を眺めても他に比類無き我が祖国なのですけれども、四季を持ち心の機微の細やかな国民性は政治家も繊細と言いますか、小粒と言いますか、大陸思考の単純で押しの強い政治に流させる傾向が強かったと思うのです。
和を持って尊しが通じず、和した後に組み伏せてくる国際社会で、日本国の政治家は存在が感じられなかったと、思うのですが、如何でしょうか?

しかし、この度の安保法案を鑑みますと、善し悪しの判断は未だ分かりませぬが、やっと国際社会の共通ルール、同じ土俵に日本を上げようとする政治家が動いているのだな、と、感じるのです。

善し悪しの判断がまたつかないというのは、防衛の事ですから、相手の有る事ですから、今後の事などは誰にも分からないのが本当だろうと思うのです。
そして、これで万全とも思えないし、いずれは憲法九条の破棄や改正まで持って行きたいのが為政者の思惑でしょうけれども、それは、日本国が本気で大東亜戦争敗戦の呪縛から解き放たれる事なのでこの度のようにアメリカが黙っていないかもしれないし。

安保法案:村山元首相、廃案に全力尽くす

今ではネットを通じて日本のニュースを同時に見られるので外に出ていても情報には事欠きません。

村山元首相の事を覚えている人はどれほど居るのでしょうか?
白髪眉毛の爺様で、何かと言えば村山談話に固執する売国の輩?
時の悪戯が重なって総理大臣になってしまった場違いな爺様?
北朝鮮を訪問して松茸を貰って来た爺様?

此の白髪眉毛の爺様は日本国や、国民に対しての愛情は無いのでしょうか?
それが証拠に、此の爺様、神戸の大震災の時自衛隊の出動を渋って救助に困難を来した張本人・・・イデオロギーが先走り、眼前の被災者への思いは至らない程度の爺様であります。

東北の3.11の津波の救助もその後の初期の復興も、自衛隊が無かったらどんだけ悲惨だったのか?
パフォーマンスの為に被爆覚悟で爆発した原発の上をヘリで飛ばされても、命令だから、と、飛んだ自衛隊に私は感謝と畏敬の念を抱きますが・・・。
村山富市は、自衛隊は戦力で違憲で嫌いだから災害救助もお断りと・・・一国の総理大臣として宣った人です!!!

誰の為の総理大臣だったのでしょうか?
そう言う過去を持つ人が、この度の安保法案に反対するという事は、国民の利益は安保法案の方に有り、村山富市はまたしても、日本の敵対勢力の手先となって足掻いているのです。

それにしても、民主党時代を振り返ると、返す返すも1ドル80円の威力は忘れがたい魅力でしたが・・・しかし、外交やら政策という角度で見ると、幼稚な政府で有りました。

んっ?安倍チャン・・・消費税の事全く口にしないなぁ?
そんな暇無かったもんなぁ・・・忘れるべきだと思うんだけど。

安倍チャンは就任直後から積極的に海外に出て行っては安保法案の根回しをして来たのでありましょう。
そんな手腕を鑑みますと、久しぶりに大型の首相と言う感じがするのは私の見当違いでしょうか?

いや、国際政治の中で、商売と海外援助以外で、しかも、軍事の分野で発展を見せた政治家がどれ程居ましたか?

何度も書きますが、未だ成立もしていないし、相手の有る事ですから、なんとも判断ナンて出来ないんですけれども、しかし、国際舞台で日本が軍事を語れるようになったと言う事は・・・戦後レジームの脱却、一歩も二歩も前進でありましょう。

アレ・・・安保法案に反対の人たちの祖国って、どこなんですかね?
日の丸の旗とか持ってデモはしないですよね。
たった一つの法案の対立が有ったとしても、基本的に日本国に住み、インフラの恩恵を享受しているのだから、心に頂く祖国は同じ、と、思うのですが・・・戦争反対と叫び安保法案反対の人たちは、何故か日の丸も嫌いなんですよね・・・なしてぇ?


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暇なんで有ります

2015-07-28 13:00:49 | 日記的雑談
wi-fi・・・ワィファィなのである。
フィリピン人はワイハイと言うと何故か大笑いしてくれるのである・・・どーだっていいじゃネェかそんな事は、なんだけれども。

暇なんで有ります。
ホテルのロビーのソファーに座ってずーっとPCとにらめっこです。
これが困った事に、私のMacBookは半日程度ではびくともしないバッテリーな訳でして・・・三時間使い続けてただいま、残量は69%。

向かいのソファーに白人とフィリピン人女性の夫婦が座っているんですけれども・・・もとい、女性の方は旦那の膝枕で寝ています。
そして、旦那は、奥さんに合わせるようにゆっくりと船を漕いでいる訳です。

どういう経緯と、どういう歴史だったので有りましょうか?
傍らに大きなトランクが2つと手提げバッグが一つ・・・旦那の帽子の文字からアメリカ人と推測しますが、奥さんの実家へ里帰りしていたのかも知れませぬ。
奥さんのジャケットの着こなしから、アメリカでも南部の方かと勝手に推測してみたりして・・・いや、あの真っ赤なジャケットはフィリピン人の感覚というよりも黒人のそれだよな、とおもったもんですから。

家族・・・夫婦・・・親子・・・私にも全部揃っているんですけれども、なんか、実感が薄いのが本音です。

明後日の便でソウルに行き一泊して仙台に戻る・・・思い出を拾う旅というのはするもんじゃ無いな・・・知らない物を得る旅と違って確認ばかりの日々は直に飽きちまいました。

贅沢言うなバァーか、と言う声も有りそうですが、私のような浮ついた暮らしをしなくて平気な人の精神・・・そう言う人に私もなりたい・・・いや、これ、ホント。

良い歳をして頻繁な一人旅だのと・・・ナンなんでしょうか?落ち着いていられない強迫観念にも似た急き立てられる気持ちって。

運だけで生き延びて来て・・・正直言って身体は歪んでガタガタ。
もう落ち着いていれば良いモノを、と、本人が一番強く思うのに・・・旅が終わるとすぐに次ぎを思わずにいられない。

英語・タガログ語・ビサヤ語・ハングル語・・・ここに日本語は無い。

ああ、老夫婦がマフィンとコーヒーを食べていますね。

あいやぁ~凄い美人のフィリピーナがウェイトトレーニング用のベルトを巻いたまま入ってきました。
オラも体調が許せば乗り込むんですけれども・・・情けない。

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