わかんねぇだろうなぁ〜 イェィ・・・俺が夕焼けだった頃 弟は小焼けだった
と、歌ったのは松鶴家千とせ でありましたが、欲しいフレーズとしては わかんねぇだろうナ、の部分であります。
そして、わかんねぇだろうナ はこれであります・・・↓
杉が泣くのよ 切られたくねぇって
杉の涙はルビーの輝きで真紅です。
で、チェンソーの音が少しずつ自分の方に近づいているのが分かるんでありましょうか?
樹皮の間から真っ赤な涙を流していたのであります。
いや、もはや冬ですから活動も低下し重機など出さない季節と思うんですが今日の杉は泣いていたわけであります。
まっ、どんだけ心苦しくても切らなくては仕事にならないんですが、林業の人と違って倒された杉は間伐材として利用されることも無く、明日は焼却場で煙になっちまうのが可哀想と思うのであります。
植木屋って罪深い商売ですね。
もしも樹木に心があったら、どんだけ恨まれていることか知れません。
切り倒した木は幾百本か? 刻んだ枝は無数であります。
爆音にふるえ真紅の杉なみだ・・・なんちゃって。
さて、本日は日曜日ですが貧乏暇なし、植木屋に明日は無い、とばかりに仕事に勤しんでいるわけであります。
いや、安請け合いした伐採が思いの外重労働で本日も出かけたわけであります。
こんな感じの現場であります。
で、日光ヒバとツゲや椿で、と見積もったのは私の失敗!!!
ズンズンと拓けてきたら出てきたのは杉ですものぉ〜!!! と、驚くのは笑止千万でして、下見して見積もったのは誰あろう、私です。
このままでは儲からないので急遽一番難儀しそうで目方の重い松は残し、バーターとしてシュロを倒すことで誤魔化し、採算の帳尻を合わせようと躍起になった次第であります。
いや、随分と幹を残して切ってるんじゃ無いか? 手抜きはいかんよ、と言うのは誤解です。
法面の傾斜が急なので土留めの意味合いを持って残してあるわけです・・・なんちゃって、ホントーは、これが邪魔だから切ってくれと言う仕事がまた来るように残してあります・・・と、言うのは嘘ですけど。
えっ? 杉を抑えているロープがやたら細く無いかぃ、ですか?
いやいや、別に吊り上げるわけじゃ無いのでこれで十分でありますし、もっと言えば、切り方が上手いので切った木は倒れずにだるま落としになるので平気なんであります・・・なんちゃって。
で、本日は日曜日・・・ゴミ焼き場はお休みです。
なので切りっ端は軽トラに積んだままでありますが、自分の勘では軽トラ野良記載量いっぱいの350キロだと思うのであります。
で、現場には積み残したのが三、四本転がっていて、まだ倒していない木が残り5本であります。
いや、大雑把に勘定した自分が悪いんですが、見積もりにプラスして杉が三本とシラカシが一本とイチョウとシュロが入っちまって、これは明日も終わらない、であります。
嗚呼、2トンダンプが欲しい・・・軽トラでこなす仕事の限界は低く、無駄に労力ばかりを費やすわけであります。
せめて、ダンプ並みに力を発揮する盛さんがいてくれたなら・・・と、無い物ねだりは良く無いので明日も精一杯労働する所存であります。
あれです・・・今朝は寒かったですが日中はずーっと日差しがあって暖かで助かりました。
明日も良い天気らしいので頑張りましょう!!!
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