いや、今日は久しぶりの植木屋仕事でして、そろそろ始まるって感じであります。
あれです、先月は2軒仕事をしてから間が空きひと月ぶりに鋏を握ったんですが勘が鈍るってことも無くごく自然に手が動きました。
で、木と向き合ったら考えることも無く鋏んでいまして、あらら、と思うと仕上がっているのであります。
なんと申しましょうか、今日のお宅は何年かかけて木を小さく詰めているんですが自分の思惑通りに纏まってとても良い感じでありました。
特に二階の屋根を越すほどに巨大化した金木犀を2メートルほどに詰めて丸く作ったのがとても良い格好になってまして思わず自分の腕に唸っちまいました。
いや、金木犀は胴切りにしても新梢を出しますんで簡単なんですが、まっ、いいでしょう。
で、心苦しかったのが椿であります。
あれです、仙台市西部山沿いの我が家地方だと椿の蕾はまだ膨らんでいないんですが仙台市でも東部だと蕾が割れて間も無く咲くってところなわけであります。
が、切らないと仕事にならないので心を鬼にしてたわわに蕾を持つ枝を落としましたが、木に申し訳なくて思わず般若心経など唱えちまいました、なんちゃって。
なんと申しましょうか、昨年の手入れが良いので思いの外時間がかからないので困っちまいました。
いや、大した仕事もせずに銭だけとりやがって、と言われたらどーしようって気持ちで手加減した次第であります。
あれです、のんびりと気持ちをおおらかに作業をしているからか結構な数の野鳥が訪れまして目と耳を楽しませてくれるのであります。
まっ、ヤマガラは一目でわかるとしてもシジュウカラとヒガラとコガラの見分けはつきませんが、名前はどーでも枝の間を渡る小鳥の愛らしさに見とれてしまうジジイでありました。
いや、木を鋏んでいてしみじみ思ったんですが、俺はこの仕事が好きなんだな、であります。
なんと申しましょうか、今日は天気が良く早春の清々しい風の中だったってこともあってか陽の光を浴びて木々の形を整えるのが楽しくて仕方がなかったわけであります。
で、考えたのは、銭欲しさに目一杯仕事を引き受けるのはヤメて相性の良い庭の手入れだけに絞ろう、であります。
いや、昨年の夏場は草刈りなどの仕事も結構受けちまいまして、儲かったけれども心身の消耗も激しかったわけです。
と、言うことで、今年は植木屋らしい仕事だけに絞ってやろうと心に決めつつあるんですが、既に高所作業車を使うスズメバチの巣の退治なんて仕事が入ってまして思惑と現実が乖離しないことを切に祈る所存であります、なんちゃって。
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