野良写真（落ち葉）

落ち葉　唯それだけです


落ち葉です


これも　落ち葉です


そして　落ち葉です


やっぱり　落ち葉です


なんと言われようと　落ち葉です


しつこいですけど　落ち葉です


他に言いようが無いので　落ち葉です


苦しくても　落ち葉です


聞く耳持たずに　落ち葉です


そして　やっぱり　落ち葉でした

いや、地面に落ちている落ち葉を見つけては撮る訳ですが、出来れば立体的に撮ろうとすると、下から煽って厚みを出すしか無いと思う訳です。

まっ、真上から撮ったのが一番最後ですけれども、アレを全編やったら糞っ垂れと言われるだろうとは、少し足りない頭でも感じる訳です。

出、閃いたのが最初の一枚の撮り方・・・と，言っても空に抜くのは自分の決まり手な訳ですが。
しかし・・・落ち葉は大概薄いもんでありまして、浮いてる葉っぱと言うのは中々無くて撮り難くて嫌になっちまいました。

その昔、写真屋をやっていた時、プリントの色が狂っていないかを調べるのにはタイヤとコンクリートの壁を撮る訳です。

タイヤはあくまで黒く、そしてコンクリートはあくまで曖昧な灰色と・・・それが見た目通りに現像出来て焼き付け出来れば天才な訳ですが、中々簡単には行かなくて苦労しました。

いや、街の片隅の写真屋がそこまでやる必要性も需要も無かったんですけれども、自分への拘りと言いますか・・・あの店でプリントする人で一番写真の仕上がりに煩いのは自分だったもんで、自分の写真の為にやっていたと言うのが真相ですけれども。

出、昨日、路面の落ち葉を撮っていて一番気を使ったのは道路の質感で有りました。
日陰はどうしても色温度の関係で青くなっちまいます。
それが自然と言えばそうなんですけれども、人間目と言うのは凄いもんで、自分の記憶を元に知らぬ間に補整してみてるんですね・・・だから青く写る写真でもそうは見えていない。
そこをどの辺で妥協するか・・と、言っといて殆どオートでした、と言う落ちなんですけれども。

まっ、地面に落ちてる枯れ葉を撮ってさぁードーだと言われても見る方も困っちまうと思うんですけれども・・・まっ、洒落ですから。