じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

私は労働者

2019-09-29 21:25:17 | 日記的雑談
と、いう事で、本日は朝の8時から夜の8時半までプールの監視員などしてきた次第であります。

私の時給は798円と、宮城県の最低賃金であります。

それでも働いている理由は、まっ、どこにも責任が無いので気楽だから、であります。

いや、本職の植木屋をマジでやったらそこそこ儲かるんですけれども、私の齢ももはや64を過ぎている訳でして、身体がもたない訳であります。

だからと言って人を集めて親方家業をするなんてのは真っ平でして、この後に及んで人を束ねるなんて気を使う事は銭のためでもしたく無い訳であります。

まっ、私が親方になっても着いて来てくれる人もいなそうなんで、そもそも論として絵空事ではありますが。

で、本日は休憩を引くと拘束時間が10時間半でありますので、2時間半の残業手当が出る訳であります・・・が、それを加味しても本日の日当は8878円であります。

まっ、主婦と年寄りを使って凌いでいる業態ですからこんなもんでありましょう。

でも、しみじみ思う訳です・・・こういう職場を地方自治体が提供するってどーなのよ、なんてね。

いや、元々は市営の施設だったものを赤字が嵩むんで民間に運営を委託した訳ですが、そこで働く従業員がほぼ全員、市民税がかからない程度の収入しか得られないって、そんな職場を作るなよな、と言いたいんですが、それは私の我が儘でありましょうか❓

人手不足を嘆く地方の組織が陥る「4つの矛盾」

まっ、東洋経済の記事は時に眉唾しながら読まないとナニな事もあると思っていますが、上記の記事はそれほど大きく的を外してはいないと思うのであります。

1. いい人材がほしいけど、給料はあまりあげたくない
2. 終身雇用はしないけど、会社には忠実でいてほしい
3. 即戦力になってほしいけど、教育投資はやりたくない
4. 積極性がほしいけど、自分には従順に従ってほしい


上記は記事の本筋部分の抜粋ですが、まず、大当たりですね。

我が職場などは最低賃金で人を集めている事が全てを物語っている訳であります。
そして、何年勤続でも時給が上がる事は無いのであります。

と、いう事は、なんぼ勤めていてもスキルが上がったとか、熟練したので仕事効率が良くなったので賃金を上げましょう、なんて考えは元から無いのであります。

で、辞めたら補充すれば良いという考えなんですが、これが職場の近所の主婦は我が儘な勤務日時や時間を予定表に押し込む根性を持ち合わせているので居心地が良く、定着している訳であります。

しかし、男はこの時給では働きに来ない訳であります。
来るとすれば60代のジジイなんですが、これも割合すぐ辞めていくのであります。

なので我が職場は慢性的に男日照りであります。

で、以前は紙媒体の求人誌に掲載していたんですが電子媒体の求人誌は掲載が無料でずーっと同じものを貼り付けていられるという事で今はそれ一本になっている訳であります。

で、それに変って既に半年以上が過ぎたんですが応募者は紙媒体の時よりも減っている訳であります・・・と言うより応募は無いのであります。

それは、私の推測なんですが、60歳過ぎのジジイや婆様は電子的求人サイトをあまり覗かないから、だと思うのであります。

我が家地方だと無料の求人誌は生協のエレベーターの脇やら、コンビニなど、どこでも拾える訳であります。

敢えてスマホで検索して求人のページを開くとか、PCで探すなんて積極的な事をしなくても気軽に手に入れてパラパラと捲れる求人誌の方が高齢者には合っていると思うんですが、我が職場では何故応募者が無いのかを検討や議論する気も無い様子で人員の補充はほとんど期待薄な訳であります。

どーなんですかねぇ・・・賃金が上がらないと消費も増えない訳でして、安倍ちゃんが号令かけて最低賃金を上げてますけれども、本当に改善されるべきは企業の姿勢と言いますか、労働者の賃金を搾取的に掠めとらないと成り立たない企業や商売は潰しちまえ、と思うのであります。

まっ、だったらもっと賃金の良いところで働けば良いでしょ、と言われたら身も蓋も無い訳でして・・・おおっと、もう寝る時刻であります。

明日、バイトは休みであります・・・が、朝から植木屋であります。

まっ、植木屋は時給換算で3000円以下は無いので気持ち良く働けます。

では、皆様・・・とりとめの無い話で失礼しました おやすみなさい、と。



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