じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

昆布と雲丹漁

2015-09-04 18:20:53 | 2015年北海道ツーリング

北の海の風景


礼文島幌泊(ほろどまり)の浜で昆布を拾う漁師の一家


最果ての海は豊穣だった


流れて漂う昆布を海に浸かって拾い集める漁師


石を敷き詰めた浜一面に昆布が干される


婆様は黙々と昆布を広げる

利尻島の東側の岬の船泊で昆布拾いの漁を見た。
浜に打ち上げられた昆布を拾う一家や、ウェットスーツを着て海に入り流れている昆布を拾う漁師がいた。

浜で昆布を干している婆様を撮っていたら、作業の手を休め「何処から来た?」と話し掛けてくれた。
婆様はこちらが問わずとも昆布漁の事を話し始め、いろいろ教えてくれた。

昨日風波が強かったから昆布の根が切れて流れて来るのだと。
根切れして波に揉まれた昆布なので質は良く無いのだがそれでもそこそこの値で売れるのだと。
沖で採った昆布はこんな物ではなくずっとずっと長くて美しい物だと。
不しつけにカメラを向けていた自分に笑顔で話してくれた。

浜には昆布の匂いが強く漂っていた。


箱メガネを覗き網で雲丹をすくい採っていた


網に数個の雲丹を入れ揚げていた


舷側に電動の船外機を付け雲丹を探して移動する


馬糞雲丹は剥き身の浜値でキロ18000円だそうだ

鉛色の空の下の鈍色(にびいろ)の海は見た目の冷たさとは裏腹に豊穣だった。
しかし、それにしても寂しい景色に見えるのは海の恵みを知らない余所者故か?

結構な風の中、顔を上げずに船を操り雲丹を捕って行く。
エゾムラサキウニが小売価格で1個500円した。
高いなぁ、と思ったが、採っている姿を見たら何も言えなくなってしまった。



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フェリー火災の影響

2015-09-04 15:00:51 | 日記的雑談
商船三井のサンフラワー丸の火災はまだ記憶に新しい。
昨日苫小牧港で太平洋フェリーの乗船場列んだ時、隣は大洗行きの商船三井の船だった。
あの事故の影響は如何なモノかと思っていたがどうと言う事は無いようで沢山の車とバイクが積み込まれて行った。

聞けば、トラックは満載で余地はないどころか、暫く先の予約もずっと埋まっているらしかった。

30分程先に出港して行く商船三井の船の後に自分らの乗る「きたかみ」も積み込みを開始したのだが、聞けば、この船も満載なのだそうだ。

今時のフェリーの輸送はトレーラーでコンテナを積み込んだら荷台だけ置いて牽引車は出てしまう。
そして、ついた先の港で現地の牽引車がコンテナの輸送を引き継ぐのだ。

しかし、火災で欠航しているフェリーの代替えで他の船にコンテナや台車を積み込んでも到着した港で引き受けてくれる牽引車が不足しているのだそうだ。
定期船の輸送計画は綿密に組まれているらしく、始めから無駄な余力は省いるのだ。

その結果起こっているのが運転手付きのままフェリーにトラックを積んでしまう、言わば昔のやり方なのだ。

北海道のテレビニュースで見たのだが、自走してのトラック便は人件費が膨らみ大変な負担増になるが運送契約は既に決まっているので運ばないわけにはいかないのが実情のようだった。

フェリーにはトラック便のドライバーの寝室として「ドライバー室」と言う区分が有る。
最近は自走しての長距離トラックがフェリーに乗る事も少ないと見えてドライバー室は空いていた。
しかし、今日乗って来た船のドライバー室には大勢の人がいた。

船の火災と言う珍しい事件としてしか見ていなかったのだが、その影響は小さく無いのだなと、港の様子を見ながら思った次第でありますが、まぁ、シロートが上っ面だけ見た感想なので当たっているのがとーか・・・まっ、そう言う事で宜しくお願い致します。

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仙台~苫小牧(フェリー)

2015-09-04 13:27:51 | 2015年北海道ツーリング

     8月25日 薄曇り(ツーリング1日目)

午後7時40分、仙台港発苫小牧行きフェリーに乗るべく相棒の株キチが疲労困憊の体で我が家にやって来た。
ぐったりした様子に、明日からの北海道カッ飛びツーリングに耐えられるか心配になった。

思い起こせば4年前、同じ日に買ったバイクなのだが、私の方の走行距離は14000キロを超えているのに対して株キチのは未だに1800キロ・・・要するに買ってから殆ど乗っていないのである。
しかも、1800キロの内訳は、4年前に買ってすぐ1200キロのツーリングをし、この度、埼玉から我が家まで300キロ走ってこの距離・・・日常走る事は殆ど無かったのだ。
見た目はほぼ新品のバイクだが、放置状態で4年間と言うのがとても気になる。
ホンダ・スーパーカブは壊れる所の無い単純なバイクとは思いつつも、軽く点検した。

チラ見点検の結果は、彼の財布の中身が少し足りない程度で問題は無かった。

17時頃仙台港に到着しバイクの乗船待ちの列に並び、原付バイクの登録証を持って乗船手続きに行った。
車や大型バイクは車検証を持って行くのだが原付二種にそれは無いので市役所発行の登録証を持って行くのだ。

本日乗船するのは「きたかみ」で、三隻運行している太平洋フェリーリ中で一番旧い船だった。
ちなみに一番新しいのが「いしかり」で、この船は日本のフェリーの中で一番豪華で快適と評され、毎年No.1の栄誉に輝く船である。
もう一艘が「きそ」で、この船は旧いのだが少し前にリニューアルされて随分良く成り「いしかり」よりも落ち着いた内装で私はこれが好きだ。

一番旧い「きたかみ」は設備的に劣る分「いしかり」や「きそ」より乗船料金が1100円安くて、B寝台で「いしかり」10400円の時に9300円で乗れる。

新旧の船に乗り比べて感じる事はロビーやハブリックスペースの豪華さなどではなく、トイレの設備だった。
「いしかり」と「きそ」はウォシュレット付きの洋式トイレが標準だが「きたかみ」は和式が半分残っていて、朝の争奪戦が激しい時間帯には和式しか残っていない事が多いのだ。

太平洋フェリーで納得が行かないのがバイクの料金区分だ。
原付バイク(50CC)は4200円で、原付二種(50CC超125CC以下)になると400CCの中型と同じ7200円になるのだ。
今年は随分沢山のフェリーに乗ったが、太平洋フェリー以外は50CCから125CCまでの原付で一括りの料金だった。

株キチには是非とも豪華な「いしかり」か、せめて「きそ」に乗って欲しかったのだが往復とも「きたかみ」に当たってしまったのは少し残念だった。


バイクは隅っこに押し込められます


洒落たホテルのエントランス風だが、いしかりはもっと凄い


生ビールとカレーがうまい軽食コーナー


名古屋の文字だけクッキリ見えるのは船籍港だからか?


夕食は2000円のバイキング(大生980円)そこそこ美味い

フェリーに乗る時に一番大事な事はバイクをどの階の何処へ置いたかを正確に覚える事だ。
なんと言っても車の積載甲板だけでも3階分あって、しかも船の前後の長さは200m有るのだ。
何処に置いたのか判らなく成り当てずっぽうに探し出すのは殆ど不可能な広さなのだ。
だからバイクを置いて客室に上がる時にエレベーターや階段に置いてあるフロアーのメモ紙を持って行く必要が有る。

大体出港の1時間半前には乗船できる。
乗船して部屋に荷物を置いたら速攻で風呂へ行くのが私の流儀で、さっぱりしてからレストランへ行き生ビールにありつくのが楽しみなのだ。

レストランの食べ放題2000円は安いと、私は思う。
生ビールや酒類は少し割高な感じなのだが、持ち込みは規制されないのでコンビニで缶ビールを買って来ても良いのだが、折角の雰囲気が貧しくなってしまうので止めている。
三隻の船に料理の差はないのだが、メイン料理のステーキだけ少し違う。
旧い「きたかみ」では焼かれた物が皿に盛られて供されるが、他の二隻は目の前で焼いた熱々を食べられるのだ。

食事が終わったらのんびり海を眺めて、と、行きたい所だが、既に真っ暗で何も見えない。
男同士や一人旅では別段する事も無く、さっさと寝台に潜り込み寝てしまう事になる。

以前30分間だけ無料で繋げたソフトバンクのWi-Fiはテスト期間が終了して有料に成った。
15時間しか乗らないのに24時間で1000円の料金は納得がいかないので使わなかった。
船が岸寄りに航行した時に電波を拾うと繋がる事もあって、そんな時にはメール位は飛ばせるのでそれほど不自由はしない。

朝は周りのざわめきで起こされる。
すぐに風呂へ行き朝の海など眺めつつ髭など剃ってのんびり下船の時に備える。
この時、今日の道筋などを考えるのが楽しいのだった。

続く



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苫小牧発仙台行き

2015-09-04 08:16:40 | 旅の記憶
ただいまフェリーの船上の人であります。
相棒の株キチに退っ引きならない事情が発生したので函館方面を端折り帰る事にした次第であります。

昨日はブログをUPしようとしても繋がらず、もしかして格安シムの制限か?と、思いましたが、wi-hiを拾っては繋がらず、を繰り返していた模倣でありました。

さて、昨日のエリモ岬の話しがアレなんですけど、まっ、家に帰ってからナニします。

今回の旅は、食う旅でありました。
まっ、そんな事も後ほどアレしたいと思います。

んじゃ、また後で。


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