とうほうTV番組制作体験の発表会が昨日無事に終了しました。村の全集落から15地区の子ども会の皆さんの協力を得て実現した凄い事業でした。
子どもたちがお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんと一緒になって自分たちで番組づくりをやってみるということでわたしたちが普段やっているようにシナリオも打ち合わせもほとんどない即興制作でした。手法としては所謂生放送です。
今回の主眼は番組の中身にはありませんでした。住民ディレクターで一貫して話して来ている番組づくりのプロセスで企画力を養う作業が凝縮していることをダイレクトに体験してもらうことでした。インタビューが途中で詰まろうがメインキャスターが言葉が出なくなろうが気にしません。そういう時に隣の子どもが囁いてくれたり、お母さんが前から小声で応援してくれたり皆で協力してひとつの番組になっていくプロセスを体験してもらいたかったのです。
テーマは地区紹介でした。「こんな面白いじいちゃんがいる」「こんな祭がある」「近所の人がやさしい」などなんでもOKです。「わたしたちの地区には一体何があるだろう?」「どんな地区なんだろう?」ということにちょびっとでも気づいてもらえれば目的は達成です。そのために個々の地区の放送をとうほうTVで2ヶ月かけて見てもらいましたし、全体をみんなで見て聞いて感じる経験の場、発表会を是非とも実現したかったのです。
子どもたちに、また大人の皆さんにも「東峰村の今」が感じてもらえたのではないかとおもいます。「子どもの視点で全集落の今を映像で見える化した」のです。