最も好きな夏を迎えてハイピッチになってきました。昨夜は今日からの出張に間に合うようにぎりぎり夜9時にとうほうTVのコーナーを収録しましたがとうとうわがプリズム長屋をスタジオにしました。
スタジオとしては未整備ですが夜が遅かったので準備を考えるとここしかありません。いつもの伯夫さんと農業の岩田さんをゲストに迎え伝統行事の「獅子入れ」がもつ共同体維持機能について多面的に見直しました。6月から村の約半分にあたる8つの集落を全部密着、歩いてきました。その村歩きを通して獅子入れという伝統行事が高齢者の見守りになっていたり、介護予防効果がったり、子どもたちのしつけの場になっていたり、老若男女のチームワークを育んでいたりする役割など、よそ者のわたしが気づいたことを地元の二人に伝えながら今後の生かし方について考えました。
テレビの功罪は両方いっぱいありますが昭和28年にテレビが登場して田舎から都市に人を流出させ、共同体、地域文化を壊していきました。そのテレビにわたしは14年間在籍しプロデューサー、ディレクター、記者・・・とあらゆる制作現場の仕事を通して「テレビと地域」を考えました。そこで気づいたのがこのテレビを使って新たに足元を見つめ直し破壊された地域文化、共同体を編み直そうということでした。現在、東峰村に住み込んでるのはその仕事を完成させ村の活性化に少しでもお役に立ちたいという気持ちです。そして全国の過疎地や東日本の復興に役立ちたい。
収録番組は来週放送する1時間番組のうちの20分の特集コーナーです。そしてこの番組は少し料理し直して村外の皆さん、全国の方にも見ていただこうと企画中です。いよいよ8月から「とうほうTV」を全国の皆さんにも見ていただけるようになります。