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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

新たな「テレビコミュニティ」創造へ

「テレビコミュニティ」という言い方をすると「コミュニティテレビ」の印象を持たれると思い避けてきましたが、そろそろ良いのかなと感じています。「コミュニティテレビ」というと東峰村のようなコミュニティにある「ケーブルテレビ」にコミュニティチャンネルがあってそれを「コミュニティテレビ」と呼んできました。念のためにググってみましたが「テレビコミュニティ」ではそのままの答えが出てこないですね。やはり答えは「コミュニティテレビ」になっています。

昨年末からスタートした東峰テレビの「ふらっと九州☆東峰村」を全国唯一の「地域おこし番組」と宣言していますが、敢えて他の表現に変えれば「テレビがコミュニティ機能をもち、地域をおこす番組」、または「コミュニティを創るテレビ番組」のことを言っています。平成8年から「住民ディレクター」と呼んでいる人達は、この「テレビコミュニティ」を創り、地域活動を縦横に実践する人々のことです。

住民ディレクターの皆さんは「地域おこし」の「コミュニティ(番組)」を持ちますがそれは決して「地域ケーブルテレビ」だけではなく、民放だったり、衛星放送だったり、インターネット番組、SNS 、YouTube、・・とメディアを選ばずむしろ使えるメディアは全て使い倒す発想でやってきました。しかもテレビだけでもなく、ラジオ(くまもと未来国体では県庁内にイベントFMを開局)、新聞(くまもと未来国体の終了後に「西日本新聞」に住民ディレクターが全面を使って作るコーナーを作りました)とこれも枠を決めずに使えるものは使ってきました。ある意味、オリジナルミックスのメディアを一つの地域や団体、NPOなどが自前のメディアとして組み立てていくという発想です。

さらに番組のフィールドは「住民もプロ制作者もファンや応援団もいつどの役割を担うかわからない」役割構成で進めます。全員が「出る人、撮る人、世話する人、見る人」を交代でやるイメージです。そして根本のコンセプトは全員が「どこかの住民」だろうということで根底的な立場は「住民」です。その「住民」がディレクターとなって「自分の地域をおこす活動を共にするフィールド」が「スタジオ」です。人によってはオンラインで「自分の住む場所から登場」します。だんだん頭が混乱していきそうですが、東峰テレビの「ふらっと九州☆東峰村」を現場で体験していただくとこの意味はストンと腑に落ちるはずです。なぜなら、全国唯一のフィールドなので、どこにも無いので「東峰テレビに関係する人達」以外は誰も経験できてないのです。

このような状況はずっと前から気になっていた課題ではあります。そして、色々な課題を一つづつ抜け出してきて、やっとこの課題への対応、本当に必要とする方々、地域への還元をできる仕組みを提供できるようになりました。新年度には研修や講座、実践の番組づくり体験、さらに本格的な番組制作ができるフィールドとして東峰テレビと2階のテレワークテラス宝珠を生かしていきます。今回の第4回「ふらっと九州☆東峰村」の制作過程でじぃじ達の生き方から滲み出ていましたが、「地域おこし」は詰まるところ一人一人の自発的な地域活動やボランティア活動、社会貢献の企業活動の統合体として顕れます。

テレビが70歳を迎えた今年にこのような社会貢献事業をテレビを使ってやれるのは自分としても本望です。村じぃじ達に学び、粛々とやっていきますが、大事業なので時にはド派手にいきます!!

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