岸本晃の住民プロデューサーNEWS

豊の國、東峰村。

 豊の国というと大分県ですが、豊の國の「國」は地域という意味でわたしは15年前からそういう意味で使っています。校区、町内会から市町村、都道府県、日本、最近ではネット上のコミュニティなども増えていますが「伸び縮みする地域」の総称として國を使います。

 さて今日は東峰村に中国地方(西日本の中国地方です)からお客さんが来られました。取材を兼ねて村内を一緒に回らせていただいたのですが訪問客の方々の質問に答えているうちにやっぱり東峰村は豊かな國だなあ、とつくづく感じました。奇岩に囲まれた山々、さらさら音がする清流、緑は勿論、歴史的にも著名な修験道の里として小石原地域も宝珠山地域も共に栄えました。役の行者や天台宗の最澄の流れが修験の師とすると空海=弘法大師の流れが人里の暮らしを支える庶民哲学につながっていると感じます。

 宝珠山には古代隕石が落ちてそれがそのままご神体になった岩屋神社や英彦山の系統として由緒ある高木神社、道案内の神様猿田彦、これらの神々を敬い大切にして来た人々と風土があります。祭や行事で子どもも地域に育てられます。小石原焼という暮らしから生まれた用の美を伝える陶器は昭和28年に民藝運動のリーダー柳宗悦氏が来てから民藝運動のひとつの中心地として関心を集めました。今は少し低迷気味ではありますがきっと抜け出す動きが生まれてくると予感しています。

 炭坑があった時代に鉄道がひかれ今は2,500人の小さな村なのにJRの駅が3つもあります。竹地区の棚田は日本棚田百選にも選ばれその地元では200年以上も続く盆踊りがそのまま口伝され貴重な文化が連綿と伝えられています・・・、等々役場の方の話に加えてわずか1年ですがここに住んで歩き回って知って感じた東峰村の魅力を話し出したらついつい止まらぬほどに出てきます。

 豊の國、東峰村の魅力が昨年11月1日からケーブルテレビの番組になって確実に映像化していっています。IT時代の貴重な資産といっていいでしょう。コンテンツという表現を超えています。


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