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総選挙の意味

大食い競争 バリケイト伊東

2020-12-26 12:33:24 | 政治

 東京はいい天気だ。風もない。今、コロナ危機である事を忘れさせるようないい天気だ。依然、コロナは猛威を振るってる。毎日、過去最多の感染者、死者、重傷者の報道がなされてる。テレビを見ていると、日本が今、コロナで疲弊しているのを忘れるような番組ばかりだ。変わらず、バラエティー番組は、高い視聴率を出している。世の中、楽しい事ばかりではないのだ。日本でも、世界でも多くの不条理が存在している。バラエティー番組の中でも、特に大食い競争は賛成できない番組だ。日本中で人間の餓死が起きている。お金がないから食べ物が買えない、虐待で食べ物を与えない、戸籍がないから相談できなかった等餓死の原因もいろいろある。糖尿病予備軍1200万人の飽食の時代に餓死とは、信じられないのだが、現実に起きてる事なのだ。餓死に至らないまでも、満足に食事を食べれない人間が多くいるのだ。子供食堂の活動は、日本の貧困、食料事情を物語ってる。満足に食べ物を得られない人々にとって、大食い競争番組はどのように映ってるのだろうか。一人でラーメン10人分食べたり、ステーキ10人分だとか、人間離れした食い方だ。方や、腹を減らして餓えを我慢している。大食い番組を放送しているテレビ局は、思いやりがない。はっきり言えば、こんな番組を放送してはいけない。品位を重んじるNHKは、大食い番組なんか放送しない。放送するのは、民法だけだ。表現の自由だとか、視聴率の問題とか、いろいろあるだろうが、餓えてる人々の事を考えて番組を作るべきだ。用意した食材が余ったら、最初からトラック一台分の食べ物を用意して、近隣の餓えた人々に給付したらいいのではないか。罪ほろぼしだ。大食い番組に罪悪感を持たなければいけない。最近の日本人の感性は、かなり国際基準と違ってる。欧米は罪の意識、日本人は恥の意識だと、「菊と刀」の著作者は言ってる。今の日本人は、罪意識もなければ、恥意識もないような人間ばかりだ。腹を減らしてる人間の前で、うまそうに10人前の食べ物を食べるなんて、人間としては最低だ。恥を知れ!テレビ画面の向こうで、うらやましそうに大食い番組を見ている人々を考えなければいけない。放送する自由もあれば、見ない自由もある。私の考え方に賛同する人は、見なければいい。