選挙の効果

総選挙の意味

新潮45  バリケイト伊東

2018-09-26 09:36:05 | 社会
  新潮45が休刊に追い込まれた。限りなく廃刊に近い休刊だ。この問題は整理して論じなければならない。からまった糸を解くように。あの杉田水脈氏の書いたLGBT差別論文を擁護するような内容に、社会の批判が集中した。最近の新潮45は右寄りの路線を明確にしてきた。安部の政治姿勢に同調するような記事が目についた。編集者の極端な独断と偏見が、休刊に追い込んだのだ。痴漢する権利があるとのくだりは、めちゃくちゃだ。性犯罪とLGBTを同じにしている。LGBTの人々を性犯罪者と同じと見てるようだ。社会的良識とかけ離れた編集方針を貫くのは、あせりがあったのではないか。日本では、本が売れない。出版不況なのだ。新潮45も月に1万5千部ぐらいの売り上げでは、赤字であろう。そこで、過激な事を書いて注目を受けたかったのではないか。世に出すまえに内容を社内でチェックしなかったのか。現場まかせの方針が裏目に出てしまった。日本の人権意識は総じて低いが、LGBTに対しての人権意識は、最近高まりつつある。今でも差別や偏見はあるのだろうが、当事者が声をあげられるようになってきている。その結果が休刊に追い込んだのだ。正義は勝つのだ。杉田氏のLGBTは生産性がない、LGBTに金をかけすぎるの差別感情をむき出しににした記事には、怒りがこみあげてくる。私はこの件に関してはしっかりと投稿している。 杉田氏の時代感覚がずれてる。日本は、人口減少でこのまま行ったら、国家が消滅になるのではないかと危惧してるようだ。だから、産んでください、育ててくださいと明治時代みたいな事を言うのだ。国家主義的発想なのだ。自民党の政治家の多くが似たような考え方なのだ。子供を持つか持たないかは、個人の勝手なのだ。国は強制するものではない。人間の愛の形は多様なのだ。レスビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、いろいろある。人間界では、男が女の恰好をしたり、同性で愛し合う事は異常ではない。認めあうべきだ。排除してはいけない。同じ人間ではないか。あなたの回りにもLGBTの人がいるだろう。人間として認めるべきだ。日本人は閉塞と虚構のくそ溜まりでモヤモヤ、イライラしてるが、声をあげられる勇気や根性はあるようだ。声をあげ、戦えば最後には正義は勝つのだ。差別と偏見に満ちた雑誌を休刊に追い込んだではないか。日本には、まだまだ多くの不正や不条理が山ほどあるのだ。不正や不条理に泣いてる人が多くいるのだ。彼らを救わなければならない。供に声をあげ、戦わなければならない。明日はあなたが不条理の被害者になるかもしれないのだ。国家の力とは、軍事力や経済力ばかりではない。民心の力なのだ。権力はいつも暴走するのだ。民が暴走を止めるのだ。民が健全な知力と感性をもってれば、それと勇気があれば権力に勝てる。権力をコントロールできるのだ。日本は方向性を失いさまよってるが、健全な部分はあるようだ。供に頑張りましょう。人間を人間として扱わない不条理や権力には、断固として戦いましょう。