竪琴のブログです♪

竪琴(ライアー)は、癒しの音色が魅力の弦楽器。指の腹で弦をなでるように演奏します。

黒柿の竪琴、音の紹介&名前

2019-03-28 00:05:08 | 日記

黒柿の竪琴による演奏を収録してみました。

最初はアルペジオで少し音質をご紹介します。

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ギロックの「秋のスケッチ」です。

前回アップした「名もないワルツ」を弾き始めたのですが、調を間違え…思いがけず序章的な前奏つきの「秋のスケッチ」に収まりました(^^;)

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演奏も録音技術も環境も、そして時間的にも、限りある中での収録 ――
でも大切な、最初の印象。。

黒柿の楽器の魅力が、少しでも多く伝わる内容になっていると良いのですが。

 

そして、もう一つ。

私の楽器の名前は、翠映(すいえい)にしました・・・・・・・・・・・・・・・・

最初に楽器を持って、鏡に映してみたときに、この楽器には淡いグリーンが似合うなあと思い、そこからヒスイという言葉が浮かびました。

また、この楽器は手にした角度によって低音部の辺りがわずかに緑色を帯びているようにも見えます。本当にわずかになのですが。。“内面にあるかも知れないその色”を映す演奏をしたい、という願いを込めました。

 

翡翠というのは5月の誕生石なのですね。私は自分の誕生石くらいしか知らないのですが、パワーストーンなども調べたらその内容にも共感できたので、私の誕生石ではないですが一字を拝借することにしました。

 

愛称はスイちゃん…もうちょっと真面目なイメージ。。でも距離が近づいたらそう呼ぶかな?

そう言えばスイちゃんは、NHK Eテレの朝番組「みいつけた!」に登場する小さな女の子の名前でもありますね。娘が小さかった頃は毎日見ていました♪ 懐かしいです。

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昨日、こんな風に記事をアップしたのですが、そういえば字画とか考えなかった…、名前だから気にした方が良いかな、と思い始めました(^^;)調べてみるととても良い!と書いてあったり、逆にそうでなく書いてあったり。初めの一歩、名前を付けることってつくづく慎重になりますね。。

「翠映」=暫定ネーミング。笑。しれっと名前変わるかも知れませんが、ともかく進んでみましょう~。


「黒柿の竪琴・・・見たい・聴きたい・弾きたい」という方へ

2019-03-24 08:30:54 | 日記

トーンウッド工房へお問い合わせ下さる方もいらっしゃるようですので、ご案内させていただきますね。

私の予定が空いているお日にちでしたら、黒柿の竪琴の音色をご披露いたしますし、試演して頂くことも出来ます。

お一人でのお越しももちろん歓迎ですが、ご興味ありそうなお友達を何人かお誘いいただけたら嬉しいです。お気軽にお申し出くださいね♪♪

初めて「黒柿の板」の状態で見せてもらった時、「ワイルド…自分に合うかなあ?」という思いで、実は少し心配でした。

楽器の形になり、改めて見せてもらった時、「ワイルド」という言葉が薄れました。

 

それは「原生林に育った木」と感じました。

そして、楽器を持った自分を客観的に見るべく、工房の壁にあった鏡を覗いてみました。

・・・そうしたら、「巨木を抱きかかえる私」が映っていました。

私…というか「コアラ」みたいに動物っぽい感じで。(^^;)
徐々に「ワイルド」から、楽器のイメージは「原風景」という言葉に変わっていきました。

 

完成したばかりの楽器を、日比社長がチェックしている最中に、偶然、私も対面することが出来ました。(たまたま、お店に忘れ物を取りに行ったのです。)

「良い匂いを嗅ぎつけて来たみたいに!」と日比社長。笑

表面がピカピカに光る、巨木を思わせる楽器には、綺麗に弦が並んでいました。

ゆっくりと、弾かせていただきました。

 

初めて、竪琴に出会った時を思い出しました。

感慨深く、まるで物語の中にいるみたいで…、一生記憶に残る日となりました。

↑ 今までのリーアノンも、つやつやでピカピカです♪ ↑

下は黒柿のリーアノン。部屋のレースカーテン、ガラスの向こうの空まで映り込んでいます。。


新たなスタートに向けて

2019-03-19 22:02:14 | 日記

明日は娘の卒業式。6年間の思い出を胸に、新しい一歩を踏み出そうとしてします。 

私は、というと、竪琴との出会いから3年。
実は、昨年から新しい楽器を求めていました。
ご報告するタイミングを逸しているうち、、楽器が完成しました。
(秘密にしていたわけではないのですが…ごめんなさい(^^;))

トーンウッド工房には私の希望に沿って色々と考えていただき、もっと先の話と思っていましたが、完成したばかりの楽器と対面することができました。
そして、試弾させていただきました。。何だか夢のようです。
…いつまでも、いつまでも弾いていたい夢心地で、本当に感激しました。
ありがとうございました。

 

春、新しい楽器との出会い。

今までの楽器にありがとう。(そしてバトンタッチです☆)


―― トーンウッド工房の新作、「黒柿の竪琴」は、とても日本的情緒を感じさせる楽器です。

(楽器の写真紹介は、現在のところトーンウッド工房・日比伸也社長のFacebook上です。こちらでのリンク張り方が分からず(^^;) 写真、音色、印象の記事は、これからご紹介を進めていきたいと思います。)


ミュージックソーと鈴虫共演のお話

2019-03-13 23:30:24 | 日記

今日は、Tさんのレッスンでした。右手指先を怪我されていたこともあり、左手の練習を中心に。そしてその後は、お話に花が咲きました。その中でも、とても興味深かったミュージックソーの演奏会に行ったというお話を、少しご紹介させていただきます♪

ミュージックソーは、のこぎり(のような鉄板)と弓を用いて演奏する楽器です。私は実際の演奏を聞いたことがなかったのですが、とても心地よく眠くなる音色なのだそうです。動画を見たらすごいビブラートがかかっていて、人の声のようでもあり風の音のようでもあり、そして人工的な感じもあり…何とも不思議な音色です。(結構弾いている方もみえるようで動画が色々とアップされています。よろしければ検索してみてくださいね)

Tさんによると、演奏者の方が「鈴虫博物館のようなところでたくさんの鈴虫たちと共演した」という話をしていたそうで、想像膨らませ何とも楽しそうだと思いました。鈴虫達はかつて聞いたことのない、のこぎりの響きに大いに驚いたようで、いつにない大合奏となり、その博物館館長さんも大変驚かれたとか。。

この楽器の誕生の経緯、実際のところは分かりませんが、ちょっとした偶然からのこぎりの音楽的可能性が広がり、思いがけない展開で楽器として再生したものなのかなと。。ユニークさもあって何だか魅力的ですね♪

Tさん、器用で音楽以外の分野でも色々なスキルをお持ちだということを知りました。また楽しいお話聞かせて下さいね(^^)。 
・・・・・・・

レッスン後は私、コンソレーションを仕上げるつもりが妙に歌いたくなり(昨日からです~)あれこれ弾き歌いの練習をしました。「秋のスケッチ」や他にもいくつか、試し弾き歌い…だんだん慣れて音程が安定してくると、心地よく楽しめますね♪


音程と人間、距離と時間…

2019-03-08 21:40:27 | 日記

竪琴を弾き始めて間もない頃のこと。シとドのような隣り合う短2度関係の音が同時に鳴り響いた時、しかもそれが低音部だったとき「何とも怖い響きだ…」と思いました。

竪琴では、シとド、ドとレのように、隣弦の音を同時に弾くことが難しいのですが、もしかしたらそれは、響きが不協和になりがちだから、敢えて同時には弾きづらい奏法になっているのかも?と思ったりしますが、どうなのでしょう。。単に奏法の都合だけなのでしょうか。
同時に弾こうとするなら、左右の手指がお互いに干渉しないように、気を付けて弾くことは出来ますね。

しかし響きとしては、主張が強いまま隣同士の2音が同時に鳴れば、鋭い不協和音となってしまうように感じます。それが、同じドとレでも、オクターブ以上離れていたり、あるいは上下を入れ替えた7度の関係「レとド」なら、隣同士ほどには不協和を感じず、むしろお洒落な響きになったり、音楽のスパイス的要素に成り得る響きが生まれたりしますね。(※あくまで印象の範囲ですが)

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思うに人間関係も似たところがあって、距離が近すぎるとうまくいかないことってありますね。どちらか一方が遠慮や我慢をし過ぎることなく、お互いを尊重して譲り合うことも大切ですね。。。
先日、音高時代の友人達と食事をする機会があった時に、丁度そんな話が出て、音楽と同じだなと思いました。

しんどく感じる場合というのは、適度な距離が必要ということではないかなと思います。
お互いが時に共鳴しつつ自分の魅力を発揮して輝けるように、居心地の良い“適度な距離感”を保ちながら、過ごしていきたいものですね。

そして、時間をずらすことで解決することもありますね…。ということで、要するに、距離と時間がキーワード(何だか算数の文章問題になりそうです(^^;))。