川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

愛吟する一節 その2

2018年10月17日 | 古典・漢籍
漢詩ではないけど,たまに口ずさみたくなるのが,この,

 司馬遷 史記

の中の

 伯夷・淑斉 列伝 

にある,以下の「天道是か非か」を論ずる一節。

運命(というか宿命)を嘆じた,嘆いた,一節ではあるけれども,

人生に雄々しく立ち向かおう,という気力を奮い起こさせてくれる

少なくとも私には

〜〜〜

近世に至り、操行不軌、専ら忌諱を犯すも、

終身逸楽、富厚、世を累(かさ)ねて絶えず。

或いは 

地を択えらびて これを蹈(ふ)み、

然る後にもって言を出だし、

行くに径(こみち)に由よらず、

公正に非ずんば、憤を発せざるも、

禍災に遇ふが者、

あげて数ふべからず。

余甚だ惑へり。

儻(あるい)は 所謂(いはゆる)

天道、是か非か。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 啾々吟 | トップ | 10月16日(火)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

古典・漢籍」カテゴリの最新記事