我が家の猫である。
2匹とも雄だが避妊手術をしている。
河原に捨てられていたのを娘が拾ってきた。
娘が二十歳前後だったと記憶する。
それ以来だから15年程経っている。
2匹は六畳二間の離れで生活している。
私が朝晩食事の世話と掃除をする。
娘が時々遊びに来たりする。
兎に角、何処でも爪砥ぎする。
だから一緒には暮らせない。
2匹には十分に広い生活空間である。
一生を此処で暮らすのだ。
病院などに行く以外は。
この2匹、主従関係があるようだ。
サンタがトトよりものさばっている。
餌の食べ方にその特徴が出る。
チュールが2匹とも大好き。
食事の餌の上に毎日チュールを乗せる。
犬と違い食事だからと駆け寄らない。
腹が空いた状態でないと食べないことも。
だから一匹だけの食事もそこそこ多い。
器は二つ、同じように並べてある。
緑がサンタ用、オレンジがトト用としている。
2匹が並んで食べる場合はこれを守る。
ところがサンタだけの場合は両方の器からチュールだけを先ず食べる。
そしておもむろに他の餌を口にする。
場合によってはチュールだけの場合もある。
ところが、トトが両方の器から食べることはない。
少なくとも私が見ている時には食べない。
トトがチュールを嫌いな訳では無い。
自分の分をわきまえている。
私にはそう見える。
こうした態度がサンタボス説と考える理由だ。
それでも、体重はトトが重い。