六年生の時
貯めたお金で初めてＬＰレコードを買った
どういうわけか『ダークダックス』の『ロシア民謡』だった
これも擦り切れるほど聞いて
全パートを覚えたつもりだった
ところが何年か前、そのレコードを見つけ
友人にデジタル化することをお願いして聴いてみた
私は見事にメロディをなぞるのがメインで
他のパートは特殊なところだけ覚えていたのだった
もっと驚いたのはトップテナーの音の高さ
今はとても出せないが
当時はこの音を出せていたのだろうか
小学校5年生の頃
親父がステレオを買ってくれた
物凄く嬉しかった
どう言うわけかベートーベンの第五番のレコードが付いてきた
私はそれを毎日のように聴いていた
見たこともないのに
私はステレオを前に毎日指揮をするようになった
ジャジャジャジャーン、と
その内色々なレコードを手に入れると
第五番からは解放されたが
ステレオの前で
指揮をする、歌う、踊ることは日常茶飯事となった
中学生まではつづいていたなぁ
少し前のこと
ある音楽祭で後ろの席の小母さんが口遊んで居たなぁ
私はそんなことは絶対しない
と、思う
音楽会などホールでは静かにしている
ほとんど
一番歌ってしまうのは
病院の待合
電車の中
学生時代は授業中も頭の中で鳴っていたなぁ
音楽が流れていると、気分が良くなるから
頭の中を絶えず巡っているもの
途切れることは
腹がすいた時と
腹が立った時と
それぐらいのもので
寝ているときでさえ音楽が聞こえていることが多い
そして、口遊んで居る
女房といると嫌になるのはそんな私を叱ること
「聞こえてるわよ！！」「やめてよ、こんなところで」
それが私にはできないのだ
外から音楽が耳に届いているか
そうでなければ何かを口遊んでいないと
私ではなくなるから
多分、三歳ぐらいからずっと
昨日、やはりNHKの番組で『北の国から』の音楽の話が合った
面白いエピソードを『さだまさし』が話していた
『倉本聰』が「遊びにおいでよ、ギターでも持って」と
制作現場に『さだ』が招待されたのだそうだ
ギター演奏でも聞かせてやってくれということか
そう思って行ったら『倉本』が一人
「北の国から」って、どんなイメージ
『さだ』が、こんなかなとギターを弾くと
「おっ、いいね」
「それから」とさらに催促
コード進行を適当にしていくと
「すばらしい」とべた褒め
「歌詞をつけるとしたら」
「あ～あ～・・・」
「いいねぇ、そう、あ～あ～って感じだよ」
暫くこんなやり取りをした後
「じゃ、こんな感じで曲を仕上げて」
それがあの『北の国から』の音楽だそうだ
私も歌ったことがあるから知っているが
映画なのか、テレビ番組なのかは知らない
ジョン・ウイリアムズの曲はクラッシックとして聞いても良いね
ドゥダメル指揮、ロスフィルハーモニーをEテレでずっと聞いているが
と言っても、パソコンをしながらね
心が弾んでくる
風呂から上がった息子が部屋に入るなり
映画の題名を言った
ジョン・ウイリアムズの曲は色々演奏したらしい
私は映画は解らないが、曲は解る
もう80歳を過ぎたご高齢だが
凄く元気
まだまだ新作を発表するそうだ
楽しみだね
雨ざらしにあった回覧板
今日、無事次のお宅に回しました
今朝、ブックの１ページ、１ページにアイロンがけ
たぶん、この本を開く人はいないだろうけれど
申し訳ない気分が残るのは厭だから
ピカピカとは行かない物の
そこそこ気持ちよい状況になりました
他の回覧物もすべてアイロンがけ
こちらはほぼ元通り
満足感が残ります
最近のＮＨＫのアナウンサー
鼻濁音の使い方が悪くなっている
日本語発音アクセント辞典の内容を変更して
すべてがその通りで無くとも良いとは言え
それなりに意識してほしい
学校の『が』を鼻濁音で発音する人が多い
共通語を使うＮＨＫではこれは間違い
『～学校』の表記は鼻濁音になる場合もあるがそれは特殊
鼻濁音、必要以上に使うのは
如何な物か
大相撲の幕下１２枚目
焼津市出身の翠富士
今日も勝って６勝目を挙げました
小兵力士で楽しみです
来年早々関取を期待しています
同じ部屋の錦富士は怪我で落ちていますが
早く治して復帰してほしい
兄弟子の照ノ富士は幕下優勝して
来場所いよいよ十両です
照ノ富士、良いことを言っていました
下に落ちても応援してくれるお客様がいる
それが力になりました
これからもお客様が喜んでくれるような相撲を取っていきたい
大関から地獄を見た照ノ富士
精神面でも大きく成長したと思います
まだ怪我が癒えたわけでは無いので昔のような相撲は無理でしょう
それでも怪我をしないよう高見を目指して欲しいと祈ります
女房が初めて大相撲を見て帰った日
白鵬は凄いと何度も繰り返した
オーラがあるとも言った
他の力士とは格が違うとも言った
確かにその通りだと思う
４３度も優勝して、まだ来年もやると言っている
才能だけでは無く、努力も惜しまなかっただろう
しかし、日本人には美しい引き際がある
今の白鵬に欠けているところ
強いけれど美しい勝ち姿からは遠い
遠藤戦は特に酷かった
張り手、かち上げ
弱い者が仕方なく出す技だ
強者の技とはされていない
ルール上問題ないのだからそんなことは言う必要ない
こんな意見もよく聞かれるが
勝てば良いというだけが価値観だとしたら横綱を張る価値は無い
美しく勝ってこそ横綱だ
私は『くんろく横綱』と呼ばれた柏戸を見ていた
若いときの力は無い、それでも左前差し右押っつけの型にこだわり
毎場所９勝しか出来なくなっていた
９勝６敗、『くんろく』である
不器用だからと言う人もいる
しかし、若いときの柏戸は突っ張りの柏戸として知られ
『ふたつき半』『ひとつき半』と言われた時代もあった
３発、あるいは２発の突っ張りが炸裂しなくとも押し出してしまう
そういう時代もあったのだ
しかし安定した勝ちを求めて左差し右押っつけの型を物にした
不器用かもしれないが、私の理想だった
白鵬は器用すぎる
右でも左でも上手を取れば十分だ
足技も出る
突っ張りには突っ張りで跳ね返すこともできる
俊敏で動体視力も良い
かち上げ、張り手を封じた場所もあった
封じたとしてもまだ優勝できる可能性は十分にある
『くんろく』でも良いので美しい白鵬を期待する
家のトイレがなぜか臭う
友達の中には家での小便を座ってやれと強要されている人もいる
可哀想とも思うし、そうあるべきだとも思う
私は外のトイレで、出るときには綺麗にしないと気分が悪い
こびりついた汚れは言外だが、よく見ると意外に汚れている
紙でやるのは厳禁だが、つい全体を拭き取ってしまう
気が向くと洗面所の水滴も拭き取ってしまう
どこでもかまわぬ拭き取りやだ
これは中学の時、禅宗のお寺で修行を二日やった成果だと思う
心はトイレに現れると、トイレ掃除をぴかぴかになるまでやらされた
本当に気持ちよかった
その私が家ではそうでもない
しかし、今日は違っていた
そのまま捨てられるぬれタオルが常備されている
これを使って壁といい床といい二度拭きをした
さらに便器を拭いた
そして臭いが完全に取れていないと知り
香り付きのトイレ用洗剤でもう一度拭いた
流石に良い匂いになった
洗濯で一番大切なことは干すことだ
このとき形をそろえたり、しわを取ったり
裏返したり
これが洗濯のできを変える最大の行為だ
その干し物を私が担当している
しかし、時々女房に嫌みを言われる
「Ｇパンの裾が少し丸まっていたからしっかり乾いていなかったよ」
ごめんなさい
三本目のＧパンを濡らしたとき
「困ったよう」と女房に明かした
「えーっ」と言ってＧパンを足蹴にした
翌日洗うからと晒し者だった
翌日、風呂場でガサゴソやっている
何かと思えばＧパンをシャワー掛けしている
「何してるの！？」と聞けば
「いやじゃ無い！そのまま洗濯するのは」
Ｇパンだけを最後に洗ったのだ
私は技術屋だからこんな馬鹿げたことはしない
「一緒に洗っても同じだよ、何度も濯ぐのだから」
女は、こういう見知で物を見られない
「ビーカーは中だけきれいに洗えばいいんだ」と言った化学者がいたな
だけれどもこうも言っていた
「中だけきれいにすればいいのだが、外がうんこまみれだと嫌だろう」
「だから、ビーカーはピカピカにしておくのさ」
熱を出す前の日、とんでもないことが起きた
合唱練習から家に戻るといつも通り鍵がかけてある
最近恐ろしい話が多いので息子が鍵をかけろとうるさい
それがこの日は裏目に出た
小用を足したいのだが、鍵を開ける時間が持たない
それでもばたばたしてトイレに駆け込むのが何時もだったのだが
この日は事情が違っていた
トイレに行きたいと思った瞬間に解放してしまったのだ
と言ってもほんの数ｃｃだとは思うが、Ｇパンが濡れた
トイレに行った後Ｇパンを履き替えた
翌日は昼食後に発熱で横になったのだが
寝ているときにトイレに行きたくなった
すぐ起きるつもりだったのでＧパンのままだった
思った瞬間またしても解放
二本目のＧパンも濡らしてしまった
Ｇパンを洗濯機の前に放って、よせばいいのにまたＧパンを穿いた
そして１時間半後三本目
ついにＧパンは止めてパジャマにした
それ以来、トイレに行きたくなる前にトイレに通うようになった
木曜日１７－３
金曜日１４－０
土曜日１１－１
数字はカレンダーの記録でトイレの回数と大の数
木曜日の夜から土曜日の朝までこの症状は続いた
平熱になった土曜日の８時半過ぎからいつもに戻って安心した
