IDDM21年目

~病気のこと・日々のこと~

残念な街路樹

2013年11月14日 | その他
花なら、 見ごろを迎えた満開の時期でした。陽を浴びるとキラキラ光って美しかった銀杏並木、秋が来て、約1キロに渡るこの銀杏並木を車で通るのが楽しみでした。葉っぱの落ちた歩道も「歩いてみいたな」と思わせる景色でした。切られたのはそう思っていた矢先のことです。こんな姿を見るととてもつらくなりました。
 
無残な姿。一番きれいな時にばっさり切られるなんて。実がつかない葉っぱを楽しむための銀杏でした。

美しかった銀杏並木が数日でこんな淋しい景色に。きれいな盛りの木を切る、こんな指示が出せるなんて、情緒のない人の行為に思えてなりません。あと1週間、見ごろが終わるまで、待ってくれたらいのに。毎年のようにちょうど見ごろを迎えるとこの木は切られるのです。いちょうは葉が黄色くなり、やがてその葉が落ちることは常識です。それを踏まえて植えた街路樹であり、やがては銀杏並木になるのを想定した上での植樹だったのではないでしょうか。ところが数年たって現実はと言うと、想像以上の落ち葉処理の問題と電線にも架かっているしで…切ることにはちゃんと理由があり、仕方のないことなのでしょう。黄葉したいちょうの木を切ってしまうことが許せない私も、実際にこの通り沿いに住んで落ち葉の被害を実感すれば、伐採することについて、それなりに納得できるのかもしれません。落ち葉の上を歩くと滑って危険とも聞きます。ではなぜ、道路沿いに植えたのかと。銀杏は街路樹には完全に不向きです。滑ると言うなら危険なのは歩行者だけではないはずです。木を植える運動、緑の街の推進もいいけれど、その地に息づき、何十年も育っていく木の行く末を考えて計画して欲しいものです。全国には銀杏並木が美しい街路はたくさんあるのに。満開の時期に楽しみに見ていた花を落とされたようなこの気持ち、

切られた木を見ると、本当に、辛いのです。毎年こんな悲しい気持ちになるのかと思うと…いっそ抜いてしまえばいいのに。










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