(旧) 地球のどこか片隅で

今まで行った旅行先のエピソードを中心に、日々感じたことなどをつぶやいてます!!

チチェン・イツァ 遺跡のラッシュアワー

2005-02-19 | メキシコ
マヤの遺跡の中でも最も有名なものの一つが、チチェン・イツァです。

多くの観光客が訪れる場所ですが、レンタカーでユカタン半島を回っていた僕達は、幸運にもまだ観光客のあまりいない遺跡を見ることができました。
早起きは三文の得。

広い遺跡を一通り回って、最後に向かったのが、この遺跡の目玉とも言えるチャックモール像
チャックモールというのは、生け贄の心臓を置いた像です。
それがカスティージョ(ピラミッド)の内部にあるのです。

そこを見学できるのは11時~14時と16時~17時の3時間だけ。
僕達も11時に合わせてカスティージョに向かったのですが。。。



そこには長い列が。
どうやらこのくらいの時間からツアー組が到着しだすようです。

待つこと30分、ギラギラ輝く太陽にへろへろになった頃、ようやく入場。
チャックモールのある部屋は、カスティージョのてっぺんのすぐ下。
狭い通路をひたすら登ります。とにかく登ります。ずっと中腰なので腰にきます。

そしていよいよチャックモールとご対面。
意外とあどけない顔だったりするのですが、心臓を載せたあたりは赤くなっています。
多分染料が残っているだけだと思いますが、もしかしたら生贄の血かも知れません。

チャックモールも見たので、駐車場に戻ると、そこにはすごい光景が広がっていました。
だだっ広い駐車場には観光バスがびっしり、遺跡へ向かう通路は人で埋まっています。

ここチチェン・イツァへは、リゾート地カンクンからたくさんのツアーが出ています。
そのピークが遺跡のラッシュアワー
それにしても、なにも一番暑い時間に見に来なくてもいいのに。

僕達は、この人たちはチャックモール像を拝むことができるのかな?なんてぞろぞろ歩いてくる人達の事を心配しつつ、ぶつからなくて良かったとほっと胸をなでおろしたのでした。

チチェン・イツァに行くなら、時差観光が出来るように工夫してみてください。

メキシコ お腹を壊したときには

2005-02-17 | メキシコ
旅行中にお腹を壊してしまうことってよくあります。
一週間くらいの短期旅行の場合、時間に余裕が無いだけに、なかなかやっかいな問題です。

メキシコ旅行のときも、突然その試練が襲ってきました。
原因はウシュマルというマヤの遺跡の中のレストランで食べたサンドイッチ。
もう上から下まで「のぞみ」も真っ青の超特急状態

翌日は、カリブ海のコズメル島で泳ぐ予定だったので、それまでにどうにかしなくてはなりません。
青い海を前に、ホテルでトイレとベッドの往復なんて悲し過ぎます。
でも透明度高いだけに、何かあったときはバレバレだし

こんなときどうするかというと、それはプチ断食
とにかく一度、お腹の中をきれいに空っぽにするのです。
何も食べず、出したら飲むの繰り返し。

このときに飲む水はただの水ではなく、経口補水塩(組成:水1リットルに食塩3.5g、塩化カリウム1.5g、重曹2.5g、ブドウ糖20g)が良いと言われてますが、わざわざ材料集めて作るのも面倒なので僕はスポーツドリンクで代用しています。

要は体に吸収されやすいものであれば良いわけです。

1.トイレに行く  2.ゲーターレードを飲む  3.休む
それを地道に続けます。

そして運命の翌朝。

えーい、行っちゃえ!!
朝食をとると後が怖いので、友達のポテトを3本つまんだだけ。
たった3本でシュノーケルくわえて魚たちと3時間ぶっ通しで泳いでしまいました。

さらにその翌朝、完全復活

人間の体の6割は水分。
きっと、ゲーターレードと、カリブの海が僕の体を治してくれたのでしょう。


何を嘆くべきだろうか?

2005-02-15 | つぶやき
学校の安全対策「どうすれば」 現場に戸惑い広がる (朝日新聞) - goo ニュース

また悲しい事件が起きてしまいまし。
何よりも「また」と書かなければならないことが悲しいです。

こういう事件が起こると、対策がなっていないと得意気に話す人が出てきます。

刃物を誰でも手に取れる場所で売るのがおかしい。
門のロックが不完全だ・・・

欧米かぶれの人間になると、二言目にはアメリカではどうのこうのと日本を卑下してみせたりします。

でもそれってどうなの?と思います。

確かに護身のために、いろいろと工夫することも必要かも知れません。
けれども人を殺しちゃいけないなんて常識でしょ。
怒られるからいけないとか、隙があるから殺ってもいいとか、そういう問題じゃないでしょ。

だいたい他の国なら無用心だと思われるような事をしても安全だったのが日本の良いところだったのだと思うのです。

子供が終電で安全に帰れたり、網戸1枚で安眠できたり、当たり前のように見えて実はとっても貴重なことなんです。

それは胸をはっていいことで、もっともっと大事にしていかないといけないことだし、どうやったらこの危機に瀕している日本の美点を守ることが出来るのかを考えるべきではないかと思うのです。

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「200円のものを買うときに1000円札出したら、お釣りが帰ってこなかったよ」
「当たり前だろ、小銭くらい用意しとけよ」

「警察にパスポート出せって言われて出したらそのままどこかに行っちゃったよ」
「警察なんてほとんど偽者だ。ポリスステーションに行ってから話を聞くのが常識だ」

「道を歩いていたら、いきなり首絞められて、バッグを盗まれたよ」
「そんなの、貴重品持ち歩く方が悪いんだよ。基本は手ぶらだよ」

「赤信号で車止めたら、強盗に襲われてお金取られちゃった」
「馬鹿か、危険な地区で赤信号守るなんて命取りだ」

「駅からホテルまで歩こうと思ったら、いきなり銃をつきつけられて。。。」
「道を歩くなんて非常識な、タクシーを使って、ホテルのドアまでは全力でダッシュだ」

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これが、世界の常識。
皆さんは、そういう国に憧れますか?

参考資料1
参考資料2

汗っかきの悲劇

2005-02-14 | ウズベキスタン
ウズベキスタンの古都ブハラに行ったときの話しです。
ブハラのシンボルは高さ46.5mのカラーン・ミナレット

高い所には登り隊としては、これはもう避けては通れない道。
当然のように登ってきました。

入場料を払って、ガイドの少年と、白人のおじさんと一緒に狭い狭い螺旋階段を階段を一段一段登っていきます。

この白人のおじさんはとっても大きな、特に横方向に大きな人でした。
名前は聞かなかったので、ここでは仮名 アンドレとしておきましょう。

巨体にこの階段はきつかったようで、はぁはぁという声が次第に遠のいていきます。
僕がてっぺんについてからしばらくして、息も絶え絶えになってようやくゴール。

外を眺めていると、アンドレがとっても寂しそうに何か話しかけてきました。
どうやら死にそうな思いをして登ってきたのに、カメラが壊れて写真が撮れないようです。

「日本のカメラだからどうにかならないか?」
そっ、そんなこと言われても

それにこのカメラなんだか濡れているんですけど。
触るのもはばかられるほどびしょびしょなんですけど
それにあなた、相当暑苦しいんですけど。

とはいえ無視するわけにもいかず、勇気を出してカメラをつかみ、調べてみても当然のように原因はわからず。
気まずい空気が流れてきたところに少年が助け舟を出してくれました。

「もっと上に登れるからおいでよ」
渡りに船と、アンドレを見捨てる冷酷な僕。
少年と二人で登った屋根裏には乾いた風が吹いていました。

ミナレットを下りたあとも、少し寂しげなアンドレ。

精密機械の敵は水。
「新しいのを買うときは汗かき用防水仕様にした方がいいですよ」
と心の中でつぶやきながら、僕はダイエットを誓ったのでした。


月明かりに照らされたカラーン・ミナレット

湘南 my love

2005-02-13 | 日本
日本全国の海岸線総延長は34.622.458m。
皆さんは海岸線というと、どんな海岸線を思い浮かべますか?

僕の場合は国道134号線から見る、相模湾の海岸線、いわゆる湘南です。

2歳から22歳までの20年間。
横浜市の南の端に住んでいたので、湘南の海には良く行きました。

僕が好きだったのはシーズンオフの秋-冬の海(夏はゴミが多くて)。
サザンの「勝手にシンドバッド」より杉山清貴の「君のハートはマリンブルー」が似合いそうな海です。
すみません古くて

特に好きだったのが稲村ガ崎から七里ガ浜あたりから眺める海岸線。
天気がいい日は江ノ島と富士山を同時に見れるのです。

夕暮れ時なんて、オレンジの空に江ノ島と富士山がシルエットになって、それはもう綺麗でした。

今は九十九里浜の方が近いところに住んでいるので、湘南の海を見る機会もめっきり減りましたが、心の海岸線No.1は変わりません。