ひろし君の読書や旅日記

昨日より今日が少しは面白くなるかな て思って

年寄り・貧乏人は早く死ね! と経済学者は叫ぶ

2023-02-23 10:04:43 | 日記
一橋大学特任准教授の経済学者・成田悠輔は日本の高齢者や貧乏人は早く死んだ方が良いと発言しているらしい。その発言のいくつか見ながら、高齢者・貧乏人がどの様な国に生きているのか感じたい。
    2021年7月11日の発言
成田は、若手の経営者達とのイベントで次の様に発言しました。『世の中の情弱な貧乏人達と言うのは金を渡してもすぐストロングゼロ飲んで、パチンコ行って競艇で擦って今日で終わりって思いながら次の日に同じことを繰り返す』『僕らがすべきことは彼らをどういう風に政治的に経済的に無力化するかって事が何より大事だ』とアジっています。政治的・経済的な無力化とは何を意味しているのでしょうか。一般にこの言葉がこの文脈で使われるときは「無力化」とは、排除・撲滅を意味しています。彼は、発言を非難されるとあれはメタファーにすぎない、と逃げようとします。『情弱な貧乏人』を『無力化』する思想は、昔からある優生思想と同じ発想でしかない様におもいます。
      2021年12月17日の発言
成田は「ABEMA prime」の番組のなかで次の様に発言しました。『高齢化についての唯一の解決策は』『高齢者の集団自決、集団切腹みたいなのしかないんじゃないかな。僕は大真面目で言っている』ともアジリました。彼はこの発言についても、別の時に非難されるとメタファーとしての表現に過ぎないと逃げようして、正面から向き合いません。高齢者を、集団で層として排除するとは直線的には撲滅する事と同義的なことを表しています。この様な高齢者・障害者に付いての発言は、他の人からも近年でています。
     貧乏人・高齢者の死を望む日本
何故貧乏人・高齢者の撲滅を望む様な話が出るのでしょうか。それは、話者の主観的な意図とは別に、日本の長引く経済の低成長・展望の欠如が広く社会に閉塞感を生み出しているからです。この様な閉塞感の中では、必ず社会の周縁の人々を「生け贄」にしてある種のカタルシスを得ようとする衝動が生み出されてしまいます。この様な国で生きていくのは、とても疲れてしまいますが「成田悠輔」の様な人々と戦う事が必要な時代だと思います。

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