ひろし君の読書や旅日記

昨日より今日が少しは面白くなるかな て思って

山梨県議会を傍聴したけど・・・

2024-03-01 15:03:08 | 日記
先日山梨県議会を傍聴しました。山梨では、二階派の県知事のパーティー関係の裏金、1182万円の問題が大きな関心事ですが、マスコミ報道ではイマイチよく理解出来ないので県議会での知事の説明を聞きたいと思い行きました。県議会の傍聴なんて初めての事なので、少しドキドキしましたが、受付で氏名などを書く紙を渡されただけで入れました。2月28日は、県のホームページを見ると共産党や立憲民主党系の「リベラル山梨」などが質問するという事などで、少し期待していました。これらの質疑応答などで知事の話を聞いての感想を書いてみたい思います。
      知事は強気に、問題ないと言う
1.1182万円は自分に帰属していない、と言う
1182万円は自分の金庫の中に5年間も入っていたけど、あれは自分に帰属していないお金なので、自分に何の責任もないのだとおっしゃっているのです。ビックリ!!純粋に法律的な解釈がどうかは分かりませんが、5年間も占有していて「俺、知らないぜ」て言うのは常識的にはおかしと思います。
2.金は預り金なので、収支報告にも記載しなかった、主張する
金は預り金で、「預かってただけ」だから収支報告などには一切記載しないで放置して来た、と主張しました。これもビックリですね。企業会計などを経験した人なら「預り金」は負債の項目で記帳しなければならない事は分かると思います。簡単な話「親から1180万円預かって、金庫に入れといただけです。贈与税は掛けないで」て言う感じですね。
一貫して流れているのは、刑法や民法などの法的な問題がなければ政治家は何やっても「ガタガタ言われる事はない」て感じですね。
     県議会の傍聴して思た事
1.発言残時間を表示する時計がインチキ
議会の中には発言者に注意を促すためだと思いますが、「発言残時間」と書かれたデジタル表示の物が付けられています。最初は感心して見ていたのですが、途中でやけに秒の進み方が遅いなと思いました。それが最後の方では、気が付くと全く動かなくていました。あれは、インチキな表示なのです。なんか日本の政治家の状況を反映している様に感じました。
2.女性管理職がやっぱり少ないね
質問に答えるために多くの部長・局長が並んでいます。私が見た所知事・副知事を除いて23人がいました。その内女性の管理職は2名でした。1割以下と言うのは、やはり少な過ぎると思います。
そんな色々な事を感じる傍聴体験でした。でも、議会を市民に開かれたものにするためのは土日などの開催や、議題の事前告知などをするべきだと思います。でも、あの人達はしないね。

私達日本人は、腐った政党が好きなのだろうか?

2023-12-21 20:02:46 | 日記
以前、食品関係の仕事を長い事していて良く聞いたことなのだけれど「肉にしても魚にしても、腐りかけが美味しい」と言う話を聞いたものです。後で分かったのだけれど、動物の死体の中で酵素によって分解されて出来たイノシン酸が旨味を感じさせるそうですね。今、起きている自民党のパーティー券を巡る報道を見ていて、「腐りかけの物が旨い」という話を思い出してしまいます。
    今までも自民党は金権体質だった
ちょっと振り返れば自民党による金の問題は1988年のリクルートコスモスの賄賂や、1992年の佐川急便による自民党の副総裁金丸への闇献金などなど連綿と続いてきたのです。また、自民党の議員個人に収賄などはほぼ日常茶飯事に新聞報道されていて、かなりの数にのぼります。今回のパーティー券による裏金問題が特質なのは、自民党の派閥を巻き込んだ組織的な違法・脱法行為という事に有ります。どうしてこんな事が政権党の中枢で起きるのかと言えば、それは自民党が腐っていて自己規制が出来ない組織になってしまったと言う事です。
     私達日本人は腐った政党が好きなのだろうか?
この様な政治パーティーが長いこと権力の中枢に居られるのは、私達日本人の意思が決定しているのです。強権的な国家では、選挙に対する多くの干渉や強要によって国民の意思が正しく表せない事も有りますが、日本では多くの国民の自由意思で投票がなされています。そして選ばれた多数派が自民党なのですから、私達日本人は腐った政党が好きなのだと思いました。とても悲しい事ですが、日本の実状はその様な物なのでしょうね。
だから、多分この騒ぎも数か月すると多くの人は忘れて自民党の支配が続いて行くのでしょうね。悲しいことに。

安倍元総理と池田名誉会長の死の意味は?

2023-11-19 14:02:55 | 日記
昨年の7月8日の奈良での安倍元総理の暗殺、そして勝共連合ー統一教会と自民党の醜悪な連合の発覚、更に今回の創価学会の池田名誉会長の死と言う目まぐるしい日本の社会で起きている事は、一体何を意味しているのだろうか?
   昔の資本主義と共産主義は終わった
今日の世界では1990年以前的な「資本主義と共産主義」の競争や戦いは終焉した。ベルリンの壁崩壊と中国の市場経済への参加が象徴する世界が、世界的な潮流で大きく変化して来たのだ。しかし、日本は産業構造のガラパゴス化だけでなく政治的にも古い所謂「保守主義」の残滓を引き摺り、新たな展開が阻まれてきた。
   古い価値観の人達の没落
安倍元総理の死や池田名誉会長の死は、この様な状況の中で起きている。元々この二人の政治的な根っこは、1960年代の岸信介と公明党の1964年の設立と言う時代状況に大きく規定されている。この時代は強大なソ連・中国の共産主義国家と接して、東南アジアの国々は第二次大戦での日本の侵略行為に対する怨嗟の声が渦巻いていた。この様な日本を取り囲む状況は経済的な成功とは逆に、政治的には非常に不安定なものだった。そのために古い「政治的な価値観」を強調する事で、支配の正当性を作ろうしてきたのだ。
    自民党の分裂と公明党の衰弱
多分、この後の推移を大胆に予測するならば、その方向性は「自民党の保守主義者と自由主義者」の分裂、そして「公明党の更なる衰退」が濃厚な状況ではないだろうか。ではその結果、どの様な政治体制が生まれるかは、まさに日本人の真価が問われると思う。

ロシア人はウクライナへの侵略に責任は?

2023-07-09 11:07:52 | 日記
ロシアと言う国が、隣国のウクライナに対して軍事進攻して500日が過ぎようとしています。先日からウクライナの軍隊による、ロシアの占領地に対するかなり大規模な反攻が開始されたと、多くのマスコミなどが報じています。この間、この戦争による死傷者の実態は両國ともに公表を控えているのでハッキリとは分かりませんが、合わせると十万人を超えている規模ではないでしょうか。また、ウクライナの多くの都市では、ロシヤによる空爆で国民の生活が破壊されています。この戦争はロシヤ国家による侵略戦争である事は明確です。国家として、ロシアは戦争と言う犯罪行為を行っています。
    では、ロシアの国民に責任はないのでしょうか
国家としての犯罪行為に、その国の国民はどの様な責任を負っている考えるべきなのでしょうか。この様な問いは昔から提起されてきました。第二次世界大戦時のドイツ・ナチによるユダヤ人の虐殺行為や、日本軍による中国・東南アジアへの侵略と破壊行為について今日でも謝罪や賠償を求める動きが有ります。歴史的に見れば今日の国家は、国民国家として成り立っています。ある種の国民の同意によって国家が成立していると考えられるます。その場合、その国家の為政者が行っている行為の責任は、その国の為政者を選択した国民が負うと考えるのが当然と考えられます。では、その為政者に反対して来た国民の中の相対的な少数派はどうでしょうか。
多くのウクライナへの侵略行為を報じる痛まし映像を見ながら、戦争評論家達のひらひらした言葉の向こうに有る社会を感じる事が必要だと思います。

年寄り・貧乏人は早く死ね! と経済学者は叫ぶ

2023-02-23 10:04:43 | 日記
一橋大学特任准教授の経済学者・成田悠輔は日本の高齢者や貧乏人は早く死んだ方が良いと発言しているらしい。その発言のいくつか見ながら、高齢者・貧乏人がどの様な国に生きているのか感じたい。
    2021年7月11日の発言
成田は、若手の経営者達とのイベントで次の様に発言しました。『世の中の情弱な貧乏人達と言うのは金を渡してもすぐストロングゼロ飲んで、パチンコ行って競艇で擦って今日で終わりって思いながら次の日に同じことを繰り返す』『僕らがすべきことは彼らをどういう風に政治的に経済的に無力化するかって事が何より大事だ』とアジっています。政治的・経済的な無力化とは何を意味しているのでしょうか。一般にこの言葉がこの文脈で使われるときは「無力化」とは、排除・撲滅を意味しています。彼は、発言を非難されるとあれはメタファーにすぎない、と逃げようとします。『情弱な貧乏人』を『無力化』する思想は、昔からある優生思想と同じ発想でしかない様におもいます。
      2021年12月17日の発言
成田は「ABEMA prime」の番組のなかで次の様に発言しました。『高齢化についての唯一の解決策は』『高齢者の集団自決、集団切腹みたいなのしかないんじゃないかな。僕は大真面目で言っている』ともアジリました。彼はこの発言についても、別の時に非難されるとメタファーとしての表現に過ぎないと逃げようして、正面から向き合いません。高齢者を、集団で層として排除するとは直線的には撲滅する事と同義的なことを表しています。この様な高齢者・障害者に付いての発言は、他の人からも近年でています。
     貧乏人・高齢者の死を望む日本
何故貧乏人・高齢者の撲滅を望む様な話が出るのでしょうか。それは、話者の主観的な意図とは別に、日本の長引く経済の低成長・展望の欠如が広く社会に閉塞感を生み出しているからです。この様な閉塞感の中では、必ず社会の周縁の人々を「生け贄」にしてある種のカタルシスを得ようとする衝動が生み出されてしまいます。この様な国で生きていくのは、とても疲れてしまいますが「成田悠輔」の様な人々と戦う事が必要な時代だと思います。

怒りは自民党会館で燃え上がった

2023-02-18 20:14:39 | 日記
昨年の9月25日の夜10時50分頃、山梨県甲府市丸の内にある自民党県連が入る会館に火炎物が投げ込まれて炎上した。この建造物破損を行った人は、甲府市郊外の甲斐市の73歳のタクシー運転手だった。彼が動機として陳述したのは、「安倍元総理の国葬に強く反対する人がいると知ってもらいたかった」と言う内容だった。安倍元総理の国葬は9月27日に行われたので、その2日前の事だった。
     賛成27%・反対62%の国葬
この国葬に対して9月に毎日新聞などが行った世論調査では、賛成が27%で反対が62%と言う内容だったと報じられているいる。この国葬に対して国は、約16億円の税金を投入したのだった。73歳のタクシー運転手が法廷で「国葬に強く反対する人がいると知ってもらいたかった」と訴えなければならない程に、この国の為政者の感性は市民的な感覚と大きくかけ離れているのです。また、自民党は統一教会との癒着に端的に表れている様に「反日カルト集団」とも構造的に底通して今日に至っています。
      孤独な闘いは続くのか
昨年の7月8日の山上による一発の銃弾が、この国の為政者の腐敗した暗部を明らかにしたようにこの後も、山上や73歳・タクシー運転手の様な孤独な、そして過激な怒りの戦いは続くのだろうか?多分、現状が変わらない限り怒りはまた、吹き出す場所を探し求めているのでしょう。

醜悪な政治屋たち「騙した女が悪いのか、騙された党が悪いのか」

2023-01-14 09:57:07 | 日記
今、岐阜県での2021年に立憲民主党で衆議院選に立候補して僅差で落選した25歳の今井瑠々と言う人が、突如として4月の岐阜県議選に自民党から立候補すると言うニュースが駆け巡っています。
     騙した女は今井瑠々
この今井瑠瑠なる人は先日まで立憲民主党から月50万円の活動費を、ありがたく頂いていながら自民党の野田聖子や古屋圭司などと離党の密議を進めていたそうです。まあ上手く立憲民主党のおやじ達を手玉に取って、政治屋に成り上がろうとしているのでしょうね。
     騙されたのは立憲民主党
これはハッキリしていますが、立憲民主党ですね。常識的には、党の公認候補にする選定がズブズブで若い女性におやじ達が簡単に騙されたという事です。なんか地方都市の場末のうらぶれたスナックでの光景みたいですね。だから、騙した女も悪いけど騙された党も猛省が必要なケースだよね。
       最大の被害者は国民でしょう
政治屋達の化かしあいは勝手だけど、この今井瑠瑠に渡った活動費や野田・古屋の議員歳費などなども全て我々の税金ですから最大の被害者は私達国民だと思います。





暴かれた悪徳霊感商法と政治家の癒着

2022-07-13 16:24:04 | 日記
奈良・西大寺駅前の銃弾は、元総理大臣の命を奪うと言う重大な結果をもたらしました。この様なニュースに接すると、私達は「誰が?」「何で?」と言う様に感じると思います。その様な事に対する答えらしき物が、だんだんと明らかになって来ました。
    犯人・山上の家族は統一教会の霊感商法の犠牲者だった
今日までの種々の報道によると、犯人・山上の家族は母親の統一教会に対する厖大な寄付によって破産してしまい、家族はバラバラになってしまったらしい。山上の叔父と言う人の話によると、母親は自分の父親から相続した土地を売却したりした資産を一億円以上統一教会に献金したと言われています。犯人・山上の兄は、癌を発症していたにも関わらず母親に捨てられた様な生活をしていて数年前に自殺してしまつたそうです。この統一教会による所謂霊感商法では、壺や多宝塔を数百万円で売付ける事が問題になりました。私の以前いた会社の人の奧さんが、多宝塔を500万円で買わされて家族が大騒ぎになった事を聞いた事が有ります。この統一教会の悪徳商法に対する過去35年間の相談件数は3万4千件・被害金額は1230億円に上ると消費生活センターや弁護士などが明らかにしています。
     元総理はこの団体の集会にメッセージを送っていた
この様な悪徳霊感商法を行っていた文鮮明・統一教会の関連団体で、文鮮明の妻が主催した集会に安倍元総理はビデオメッセージを送っていたのです。2021年9月に行われた集会に送ったメッセージの中で安倍元総理大臣は「皆様に敬意を表します」と、賞賛の言葉を統一教会の関係者に送っていました。犯人・山上はこのビデオメッセージを見て殺害を決意したと言われています。
政治的な力を得るためには、たとえ悪魔とでも手を結ぶという様な、どす黒い癒着のほんの一端を奈良・西大寺駅前の銃撃は白日の下に曝け出した様に思います。本当の意味で「民主主義の危機」を作っているのは、一発の銃弾か黒い癒着なのか?

山梨はバカにされているのかーポスターにみる参院選

2022-06-24 16:25:51 | 日記
参議院議員選挙が先日から始まって、街頭には政党や個人のポスターが沢山掲示されています。これらのポスターの中で、選挙管理委員会が準備した「ポスター掲示板」に貼られている物に注目してみました。
    立候補者のポスターは貼られているか
山梨選挙区は、定員一名の選挙区に4党から立候補者が立っています。自民党・立憲民主党・参政党・NHK党です。私は仕事で、甲府市から甲斐市・韮崎市を毎日車で走っています。毎日ほぼ同じ様な道順で走るので、「ポスター掲示板」の状況を見ています。私の走っている道順では、19か所の「ポスター掲示板」が有りました。6月24日現在では、この19か所全部に自民党と立憲民主党のポスターが貼られており、参政党は12か所でNHK党は2か所に貼られていました。本当にやる気が有るなら、ポスター貼り位は全部終えて当然の様な気がします。
     ポスターの中身にビックリ‼
この貼られているポスターの内容にはどんなものなのでしょうか?まずは内容を見てみましょう。ポスターの政党名と立候補者の名前を除いて一番大きな字はどんな物なのかを見てみます。自民党は『48歳即戦力』、立憲民主党は『子どもたちに笑顔と夢を』、参政党は『あなたの気づきが日本を救う』、NHK党は『当選は無理です、しかし』となっています。これはポスターの中で、一番大きな文字で書かれた内容です。自民党と立憲民主党は、これ以外の内容はなくて他の2党は細かい文字の記述がありました。それにしても、国権の最高機関である国会議員の選挙でまず第一に有権者に訴えかけたい事が、この程度の事とは呆れてビックリですね。七年ぶりに消費者物価指数が、2%以上値上がりしてこの先に不安を感じていたり、ロシアの軍事侵攻で雑然とした社会的な雰囲気が有るにもかかわらず国会は関係ないみたいですね。
だから多分、投票率も今回も低いままのような気がします。

死者を隠蔽する日本の報道の愚かさ

2022-04-09 19:52:06 | 日記
2月のロシヤによるウクライナへの侵略以降、私たちは様々な報道によってウクライナ国内でのロシヤによる市民の虐殺の報道に接しています。この様な報道を見ていてとても大きな違和感を感じる事が、死者の隠蔽とか言いようのない報道の在り方です。ウクライナでの今回の日本の報道の全てが、死者に大きなぼやかしを被せてそこにある死者を隠そうとしています。NHKの報道では、ぼやかし以上の白いベールを被せて完全に人間である事を打ち消してしまいました。
    日本では死者は忌み嫌われる
日本にあっては死者は忌み嫌われ、否定される事でしかないのです。忌み嫌われ否定される事であるので、死者は無かった事にするために原形を留めない程にデフォルメされてそれを見る家庭に届けられます。ですから死者にボカシを被せる行為は、死を浄化する一種の儀式と考える事が出来ます。でも、その様な儀式に因って死の本質的な意味は限りなく削ぎ落されて、死者は私達から遠く引き離されてしまいます。この様な視点からは、「メメントモリ・死を想え」と言う様な発想は決して出てこず、死に怯える事しか出来ません。
     戦争も震災も本当にあったの?
この様に死者が、正しく第三者に伝わらない事に因って何が起きているのでしょうか?それは戦争や震災によって人間が死んだ、と言う重い事実が第三者に実感される事がなく過ぎて去ってしまうという事が起きます。それはもっと進めると、「えぇ、本当にそんな事が有ったの?」と言う様な感覚を作っていくのです。
死者を報じる事は、遺族にとっても私達にとっても難しい問題を多く抱えてはいますが、現在の報道の様に見せないためのボカシをして、終わりにする愚かな報道の在り方はおかしと感じます。