ひろし君の読書や旅日記

昨日より今日が少しは面白くなるかな て思って

ロシアの軍事侵攻に不安な雰囲気

2022-03-27 11:48:42 | 日記
2月24日のロシアによるウクライナへの軍事侵攻と、その後の凄まじいウクライナ市民への殺戮を私達は毎日毎日見て来ました。この事に付いては、日本でも多くの事が話され、書かれています。しかし、その事を遠いヨーロッパの地での出来事としてではなく日本の一市民と考えると、とても大きな事柄を含んでいると思います。
     東西冷戦後の相対的な安定期は終わるのか?
1990年以降ベルリンの壁の崩壊・ソ連邦崩壊や、中国の市場経済化による世界経済への参加などによって、それ以前の東西冷戦は終結したと思われています。確かに以前の「社会主義対資本主義」の戦いは終息しました。しかし、今回のロシアの軍事侵攻に因って明らかになったのはロシアや中国は、欧米や日本などとは異なった社会的な価値観で有ることが鮮明になったことです。今まではこの違いは、共通の経済活動が有る事によってあまり顕在化しませんでした。しかし、今回のウクライナ侵攻による決定的な対立は1990年以降の相対的安定期が終焉することを示しています。それが一体私達市民の生活にどの様な影響を及ぼすのか、不安な雰囲気を醸しています。たぶん、ガソリンやスパゲティが値上がりする事に止まらない影響を引き起こすと思います。
     中国はどうするのか?
世界第二位の経済大国であり、軍事力でも世界第二位と言われています。年間の軍事費は2020年で、日本が約5兆円に対した中国は約25兆円にのぼります。またロシアは、約7兆円位です。この様に日本の横には世界の超大国・中国が南シナ海の現状変更や台湾問題も含めて存在しています。更に、日本からみて中国との貿易は輸出の22.1%(アメリカ・18.4%)、輸入の25.8%(アメリカ・11.0%)を占めていて経済的大動脈とも言える関係を築いています。今回のウクライナへの軍事侵攻に対して中国は、どちらかというとロシア寄りの姿勢を示しています。この様に今後、欧米と歩調を合わせている日本と中国との関係は極めて難し局面を迎える事が考えられるます。それは私達の生活にどの様な影響を及ぼすのでしょうか?
    なにか憂鬱な時代に向かっている様に感じてしまいます。