ひろし君の読書や旅日記

昨日より今日が少しは面白くなるかな て思って

自民党は161議席だった⁉

2021-11-03 17:13:26 | 日記
先日の衆議院選挙の結果をどう考えるのか、と今色々な所で選挙結果の総括がされています。大きな話題は、自民党幹事長の小選挙区での敗北や小沢一郎・辻元清美などの落選と維新の大躍進などではないでしょうか。また、新聞・テレビなどのマスコミの選挙結果の事前予想が大きく間違っていた事も大きな事でした。しかし、その様な事とは視点を変えて選挙結果を見ると、現在の「政権選択選挙での民意」が当選者数と大きく異なっている事が分かります。
      完全比例代表制で考えてみると
細かい制度の違いが有りますが、世界では現在70国以上で得票数に応じて議席数が政党に配分される完全比例代表制が採用されています。この制度では、国全体の「民意」なる物が明確に示されると思います。この制度に従って今回の衆議院選挙での議席数を計算せてみると、次の様になります。自民党(比例獲得・34.7%)で161議席、立憲民主党(20.0%)93議席、維新(14.0%)65議席、公明党(12.4%)58議席、国民民主党(4.5%)21議席、共産党(7.2%)33議席、れいわ(3.9%)18議席、社民党(1.8%)8議席、N党(1.4%)7議席、となります。この様な数字から考えると、現在の制度で自民党が261議席も取ってしまう事は、本当の「国民の民意」とは大きく乖離しているのです。
完全比例代表制は、単独で過半数を獲得する事が難しく政治を不安定化するとの強い批判が有ります。しかし、その様な結果から政治を考える事が本来の民主主義だと、世界の多くの国は考えているみたいですね。選挙と直接関係ないのですが、夫婦同姓を法律的に強制しているのは2014年以降では世界の中では日本だけという状況です。ガラパゴス化して衰弱していくのは技術だけの事にすべだと思います。