ひろし君の読書や旅日記

昨日より今日が少しは面白くなるかな て思って

安倍元総理と池田名誉会長の死の意味は?

2023-11-19 14:02:55 | 日記
昨年の7月8日の奈良での安倍元総理の暗殺、そして勝共連合ー統一教会と自民党の醜悪な連合の発覚、更に今回の創価学会の池田名誉会長の死と言う目まぐるしい日本の社会で起きている事は、一体何を意味しているのだろうか?
   昔の資本主義と共産主義は終わった
今日の世界では1990年以前的な「資本主義と共産主義」の競争や戦いは終焉した。ベルリンの壁崩壊と中国の市場経済への参加が象徴する世界が、世界的な潮流で大きく変化して来たのだ。しかし、日本は産業構造のガラパゴス化だけでなく政治的にも古い所謂「保守主義」の残滓を引き摺り、新たな展開が阻まれてきた。
   古い価値観の人達の没落
安倍元総理の死や池田名誉会長の死は、この様な状況の中で起きている。元々この二人の政治的な根っこは、1960年代の岸信介と公明党の1964年の設立と言う時代状況に大きく規定されている。この時代は強大なソ連・中国の共産主義国家と接して、東南アジアの国々は第二次大戦での日本の侵略行為に対する怨嗟の声が渦巻いていた。この様な日本を取り囲む状況は経済的な成功とは逆に、政治的には非常に不安定なものだった。そのために古い「政治的な価値観」を強調する事で、支配の正当性を作ろうしてきたのだ。
    自民党の分裂と公明党の衰弱
多分、この後の推移を大胆に予測するならば、その方向性は「自民党の保守主義者と自由主義者」の分裂、そして「公明党の更なる衰退」が濃厚な状況ではないだろうか。ではその結果、どの様な政治体制が生まれるかは、まさに日本人の真価が問われると思う。