みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

橋本治氏の死去

2019-01-30 09:37:38 | 日記

昨日、作家の橋本治氏の死去を知った。

私と同年代で、面白い本を書く人だった。

最初の興味は”桃尻語”という言葉を作りだし、

清少納言の『枕草子』を現代娘の言葉に”翻訳”したものを目にしたときだった。

「春は あけぼの やうやうしろきになりゆく山ぎは」という文を

「春ってあけぼのよっ!」という表現で表したときは度肝を抜かれた。

古い本を現代の誰でも読めるように”翻訳する”ことを誰が考えたであろうか。

私のように”真面目”に日本文学を勉強している者にとって、「これは邪道よ」と

怒りに近い感情を持ったのだけど、読んでみたらおもしろかったのだ!

「こういうのはありでしょう」と思った。

他にも古典文学を若い人にもとっつきやすく”翻訳していった”。

橋本氏は”読みやすい本”ということを執筆の根幹としていたらしい。

広い包容力を感じさせてくれる物書きだったと思う。

そして、もっと驚いたことは編み物を趣味としてセーターを編んでいる姿を

テレビで観たことだ。

顔に似つかわしくない(?)ことを嬉々としてやっている姿に、

こちらまで頬が緩んだ。

70歳!今の時代、もっと生きられる年齢だ。

こうやって、人は死んでいくんだなと、心が萎んでいく。合掌

 

ずいぶん前に織った絵織り『さえずる小鳥』

 

 

今日と明日で1月が終わる。

2019年になり、あっと言う間に1ヵ月が終わる。

どうしてこんなに時間が飛んでいくのだろう。

この1ヵ月にあった事は

気にかかっていた体の調子を確かめるために病院にかかった時間だった。

まず、目。

自分では不自由を感じないのに、ドックで計ると視力が0.3であるのが

昨年から気にかかって、息子に相談し、病院にかかって、

「視力は両眼とも1.0です。どこも悪くありません」と断定された。

ちなみに、近所の開業医にも行ってみて、まったく同じことを言われた。

そこで「近くを見るときに多少の不自由を感じるなら、+2の老眼鏡を

買ってみたら。安物でいいですよ」と言われたので、さっそく東急ハンズに出かけ、

ブルーライト・カットの+2の老眼鏡を買ってきた。

ブルーライト・カットはパソコンなどから眼を守るのにいいらしい。

 

次は耳。

これは時々、左耳の奥に重い痛みを感じる。

これも近くの耳鼻科医院で「どこも悪くありません」と言われ

「そうなの?」と帰ってきたが、これも加齢だから?うーーん

 

最後は昨年行きそびれた歯科。

1年に2回の検診を言われているのに、1度も行かなかった。

歯科医からは常々「軽く考えているでしょうけど、人間の健康の源は歯です」

と言われているのに、痛くもなかったら行きたくない。

行ったら行ったで「6ヵ月後には必ず行くぞ!」と思うのに・・・

当然痛くもないので、軽く掃除をしてもらって、はい、一丁上がり!

もう、これで、私の検診は終わり。

あとは4月のドックだけど、これは視力の検査方法を尋ねて対処しなければと思う。

 

2月は私の誕生日と結婚記念日がある。

 

5月からは新しい元号になると思うからか、何の気まぐれか、最近『日本書紀』を

読み始めている。

朝日新聞社刊の大学時代に使った本で 漢文体で書かれていて、その横に書き下し文が

書かれているので、読みやすい。

どうしてこんなに漢文が苦手なのか、ため息が出る。

メガネ必要なく読める。どうだ!って感じだ。

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白内障の術後

2019-01-22 09:51:59 | 日記

記録によりますと平成22年3月に左眼白内障の手術をしました。

信号が光って見えず、運転が怖くなったのと、免許更新は受からないだろうと 

思ったからです。

「右眼はまだ大丈夫です」医師が言うので左眼だけ手術を受けました。

元々、視力2.0という状態でしたので、目が見えないということは恐怖に近いものがありました。

近くに大学病院があり、そこで1泊2日の手術を受け、信じられないほど見えるようになり

喜んでいたのですが、今度は右眼とのバランスが悪くて、織り機に向かうと張った経糸が

歪んで見えるようになりました。

これは苦痛で、半年後にたいして悪くもない右眼の手術も受けました。

その後、眼鏡は遠近両用の眼鏡をしていましたが、毎年ドックで視力検査を受けると

昨年は左眼0.3、右眼0.6という結果になり、ドックの医師は「まずいですね」と言います。

そこで手術を受けた病院から貰っている『白内障について』という冊子を読んでみました。 

そうすると「まれに術後5年前後に後発白内障という病気になることがある」とありました。

これは「人口の水晶体を入れるために曇った水晶体を粉砕したものが残り、細菌が発生して

視力が奪われる」という症状らしいです。

このときは「レーザー手術か再手術する」らしいと知り、これは私か・・と思いました。

放置していると網膜剥離にもなると書いてあったのです。

お正月に家に来た息子に この話をすると驚いた彼は「友人に大学病院の眼科医がいるので

相談してみるよ」と言ってくれました。

友人の眼科医というのは

幼稚園時代の友人で、長いこと疎遠だったのが、最近 FBで付き合いが復活したそうで、

我が家に近い大学病院の本院で眼科長をしているとかで「”優秀なヤツ”を紹介するよ」と

請け合ってくれました。

 

というわけで、昨日、突然の割り込みで失礼でしたが、この”優秀なヤツ”が『外来の日』

ということで診ていただきました。

ところが行ってすぐに視力検査を受けたら、両眼とも上から下までずーっと見えるくらい

私の視力は抜群だったのです!

何しに来たのか?というくらいでしたが、疑問に思っていることをお尋ねしました。

知らなかったのですが、手術は『遠くが見えるようなレンズ』を入れてあるとか。

今は遠近両用のレンズがあるそうですが、手術を受けたころは『遠』か『近』しかなく、

私は尋ねられることもなく『遠』を入れられたようです。

だから、視力が落ちているのは"近くを見る視力が劣っている”ということだそうです。

「遠くが見えるでしょう?でも本を読むときはどうですか?」と聞かれ、

「多少ぼやけています」と応え、それは遠くを見る視力はあっても、近くを見る視力が

衰えていることだそうです。

今の症状を改善するには近くを見る眼鏡を使うことなんですって。

 

ついでに、手術した両目の状態も診てもらいました。

一般の検査で使う瞳孔を開く薬より 強い薬を使って瞳孔を開いて写真を撮ったり

目の中を大捜索するように診られました。

結果は「両眼とも非常にきれいなレンズの状態で、網膜も心配なく毛細血管も

まったく心配状態ではなく、角膜も正常です。」と言われました。

 

安心しました。

持つべきものは親孝行な息子とその友人関係です。

家族にも心配かけてしまい、帰ると夫が安心したような様子でした。

白内障の手術は簡単になって即日帰るという病院もあるようですが、

なかなか容易いものではないということがわかりました。

あとは近くを見る専用の眼鏡を作らねば。

  

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猫KUUが2歳10カ月になりました

2019-01-20 14:50:59 | 日記

本日20日でKUUが2歳10カ月になりました。

先月から早いもので、もう1ヵ月が経ってしまいました。

体重は3.825キロになり、先月が3.772キロだったので

+0.055キロです。ほとんど増えているとは思えない。

 

本日のKUU

呼ばれて「何でしょうか!」とお返事したように思いました。

 

このごろ、とっても人間的になっているように思います。

なかなか人慣れしてくれないKUUですが、間もなく3歳、いくらなんでもねぇ。

年末にマンションあげてドアの交換をしたので、そのドアに慣れず、玄関に近寄りませんでしたが、

やっと、私が帰る足音に気づいて玄関まで走ってくるようになりました。

私は出かける時に「おかあちゃまは出かけます。はちって帰って来るので待っててね」

と言いますが、心細そうにします。

昨年2回海外旅行に行くために、ホテル預けたのが心の傷になっているようで、

私たち二人の誰かがいないと落ち着きなく歩き回って鳴きます。

二人いないわけじゃないのに、私一人でも夫が一人でもダメなのです。

とにかく、三人揃っていないと安心した顔をしません。

夜、私たちがソファに座ると「待ってました!」と言わんばかりに

おとうちゃまの膝に座ります。私ではない。。。

そして私の顔を見て「ミャァ~、ミヤァ~」と甘えたように言うのです。

それはどういう意味だか、私に甘えたように声を出しているのか、

それともお膝を占領して「いいでしょう~」と言っているのか、不明です。

どうぞ、お好きに!

 

 

でも、しっかり眠りたいときはソファです。

何とも言えない優しい顔をして寝ているのですが、

これも、私たちがリビングに居る時は「目の前で寝ますよ」という姿で、

私たちが寝室に引き上げると、急いで自分も私たちの枕元の籠ベッドで寝入ります。

とにかく、いつも一緒に居たがります。

こんなふうでいられると、2~3日の小旅行も無理な気がします。

夫婦で出かけることはできるだけ避け、どちらかが家に居るようにしています。

 

そして、「あちょんでちょうだい」も今までより増して、オモチャを持って来て

遊ぶことをねだります。

まるで犬を飼っているような気がしています。

犬のべったり愛が疲れるので、猫を飼っているのに・・・

 

朝、起きるとKUUが夫の脚に腰を押し付けてニッニッと鳴いていて、

長い尻尾はクルリと夫の脚に巻き付けているのです。

で、私がキチンに入って行くと、サッと離れキッチンにエサをねだりに来る・・

私のことは”エサやりばあさん”だと思っているのでしょう。

 

でも、どんなに夫のことを好きでも、抱かれるのは大っ嫌いで、大騒ぎで逃げます。

私に対してもそうなのです。これは?なぜなのか?この猫の習性なのか、

同じベンガル猫を飼っている人に聞きたいくらいです。

 

 

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2019年 明けましておめでとうございます

2019-01-02 10:25:06 | 日記

2019年が始まりました。

東京で見る初日の出

今年は曇り空で、地平線から覗いて見える初日の出は見られませんでした。

雲を押し広げるように見えてきた2019年の初日の出。

いつものように、我が家のリビング側ベランダから見る風景です。

 

今年の松飾り

年末にマンションでは47住居一斉に玄関ドアの交換をしました。

というわけではありませんが、松飾りを特別なものにしました。

毎年 生協の”一般的なもの”にしているのですが、今年は何を思ったのか少し価格の上のものを

買ってみました。

すべて国産の材料で手もかかっているそうで、派手でもなく落ち着いた感じが好きです。

というか、こんなものまで材料が国外のもの、しかも国外で造られたものが一般的であることに

驚きです。

『良いことが訪れるように』という想いは、年と共に押し寄せて来る様々なことからの願いです。

夫の体がいまいちという事態にあり、定期的な診断を受けながら、これからを考えなければなりません。

私も決して健康万全な体ではなく、歳をとるということはこういうことだという局面に立たされています。

 

元旦は二人いる子供たち家族が集まりました。

同じ都内に住みながら、子供たちにもそれぞれの都合があり、そうそう親のところに顔出しも

ままならずか、こんな時に話をしなければと思い、人生の大事な話をしました。

私たちは、特に私は死後の世界を考えたことはなく、死んでしまえば終わりだと思っています。

なので、常々、死後は相模湾に散骨してほしいと言っておりました。

そんな私に、夫は「俺は潮岬に散骨してほしい」と言っていたのですが、

最近は 体の具合から、夫は「やっぱりお墓に入りたい」と願うようになったようです。

弱気です。

年末からお墓の候補を立てて、今回、正月にこの話を子供たちに話しました。

お墓は亡くなった人より、むしろ生きている人たちに大切なことだと思います。

親を弔い、やがて自分たちも入るお墓は、どんなものがいいか、

長男夫婦の意見も聞きました。

 

お正月 最初のブログで、こんなことを・・と思いましたが、

これが我が家の2019年始まりです。

元気な時に、もしものときのことを話しておく、大事なことではないでしょうか?

 

裏側のベランダでは2本のヤツデの木が元気です。

花を咲かせ、この花を食べにメジロが大挙してやって来ます。

その騒がしさにKUUが唸っています。「許せん!」と この野生の美女はガラスに向かって

突進していき、その影にメジロが大慌てで飛び立ちます。

 

冬が本格的です。

本年もよろしくお願いいたします。

コメント (12)
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