峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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不完全な心

2016年12月16日 | 夫婦

寒い朝だった。有紀さんの要請で早朝、佐々を発ち福岡へと向かった女房どのの話によると、佐賀の山並みは雪を頂いていたという。

つい先日までカエデの木が美しい紅葉を見せてくれていたが、このところの雨ですっかりその葉を落としてしまった。しかし、ヤマボウシは健在だ。冷たい空気の中、晴れ上がった青い空を背景に息を呑むほどの美しい紅葉が、いつ散り果てるか分からない儚さ故も手伝ってか心に沁みた。

心にぽっかり穴があくとはいうが、いつも傍に居てくれる女房どのがいないというのは何だかしっくりこない。張り合いがない。それでもやらなければならないことは待ってはくれない。

味気ない即席麵で昼食を済ませた後、町内会各班ごとに出されていた地元の神社の御守護と伊勢神宮御守護の申し込みを取りまとめて三柱神社へ出かけた。
神社で御守護を預かった帰途、今週末に控えているもちつきのために事前に注文していたもち米45㎏を受け取るためスーパーへ寄る。それを、すっかり馴染みになった店長さんに愛車コペンまで台車で運んでいただき、積み込みまで手伝ってもらい町内会へ戻る。
もち米を集会所で降ろし、いったん帰宅。すぐさま、来週金曜日に今年最後の町内会集会所で開くデイサービスの案内文書を作り、それを21軒分コピーし、案内と共に出欠を確認するため町内会を1軒1軒訪ねて回った。

すべて回り終えた頃には辺りは薄暗くなっていた。
夜7時からは今年最後の町内会の役員会を開かなければならない。その旨の案内を有線放送で行い、再びいったん帰宅する。
朝、多めに淹れていたコーヒーの残りを電子レンジで温め、カップを手に教室に上がる。美味いはずのコーヒーも今夜ばかりは、やはり味気なく感じる。
午後7時にはやって来る塾生たちのためにプリントをチェックし、自習できるよう各自のプリントを用意し、しばらく自習しておくよう張り紙をし、その後に役員会の準備を整え、再度、集会所へと向かった。

1時間半ほどの役員会を終え、教室に戻ると塾生たちは静かに学習していた。
今は塾生も帰り、あとはシャワーを浴びて晩酌をするだけの段となった。
最近は、その晩酌が楽しみでブログの更新も滞っていたが、今夜は、晩酌に合わせて美味い料理を作ってくれる女房どのがいない。酒が進むにつれて毒を吐く私の話を傍で黙って受け止めてくれる女房どのがいない。

 


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