平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

枚方市  大丈夫か? 市の危機管理

2018-07-19 23:11:09 | 枚方市
 地震の「余震」を気にしながらの生活が続いています。市民の会「会報」に、緊急な時の安否確認への不安の気持ちの投稿がありました。・・・+


大阪北部地震が発生しました。足元が揺れ動くと、阪神・淡路大震災の記憶がよみがえります。

 今回の地震で、枚方の地名も政府の知るところとなり、菅官房長官が「タカツキ市、イバラギ市、マイカタ市で、震度6弱」と発表したらしく、ネット界では「ヒラマイ論争ついに決着!日本政府が枚方の正式呼称を『マイカタ』と決定!」などと本筋以外で盛り上がったそうです。

 そんなこんなでマスコミもひらかた市へ取材に現れたかどうかは分かりませんが、記者からの「避難行動要支援者」に対する避難対策をどうしているかとの問いに、枚方市の担当者は「安否確認・避難支援」をしていないことを認め「大規模地震を初めて経験して混乱していた」「名簿をどう使うかが決められていなかった」と回答しているようです。(朝日新聞六月二二日朝刊より)

 しかし、この市の回答内容には首をかしげざるを得ません。というのは東日本大震災で避難弱者の死亡事故が多発した教訓から、今から五年前にこの避難支援体制が作られているはずだからです。大きな地震があれば慌てふためくのは分かりますが、それにしても大規模地震があった際の措置は市として準備されている筈です。

 現に市のホームページでも今年の一月には「避難行動要支援者」に対して「支援者」への名簿提供の同意を求める取組みをしている旨公開しています。それなのになぜ?という疑問は消えません。マニュアルは作っても実地訓練はしていなかったのでしょうか。  
 他市では、市職員が電話連絡のつかない要支援者宅にチームを作って戸別訪問をしたとの記事もあるのに・・・
本震から二週間、再び震度三の地震が起こりました。枚方市は手遅れとならないうちに実効性のある支援体制を是非作っていただきたいと切に願います。

枚方市 地震 市民に役立つ情報と支援策を

2018-07-12 10:25:13 | 月刊『平和がいちばん』
   
 6月17日の枚方市民アクション

 大阪北部の地震の被害、その後の大雨により不安な日々が続いている。枚方樟葉エリアでもブルーシートを屋根にかけている家屋を少なからづ見受けられる。「平和がいちばん」7月号の1面・・・

 6月18日の地震で被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。7月3日現在、軽傷23名、建物の全壊1件などの被害がでています。市は地震発生直後に避難所を開設し、最大200名を超える市民が避難しました。市職員は災害復旧と被災者支援を精力的に取り組んでいます。

 同時にいくつかの問題点もわかってきました。

 第1に、一人暮らしの高齢者や支援が必要となる方の迅速な安否確認です。民生委員や地域の役員など地域の方々の安否確認に頼り、市の責任での一元的な確認は行われなかったようです。「何度もお家に行ったが連絡が取れなかった」「誰からも安否確認されなかった」との声も届いています。支援が必要な方へは、地域まかせでなく市による安否確認体制の確立が必要です。

 第2に、すぐに役立つ情報の提供です。避難指示や災害支援、相談体制などの各種情報はHPには掲載されます。しかしHPにアクセスできない方も多くおられます。必要とする方が支援を受けることができません。きめ細かい情報提供体制が必要です。

 第3に、家屋被害の財政支援です。家屋被害には、建物応急修理支援、義援金支給など様々な支援制度があります。しかし大半は半壊以上を対象として、一部損壊はほとんど対象外です。これでは生活再建や住宅補修も困難です。一部損壊でも対象とした市独自の財政的な支援策や住宅斡旋も必要です。

 制度的な不備とともに、迅速な支援のための人員不足も明らかになりました。この間進められている市役所職員減らしは限界です。増員が必要です。

 今後、更に多くの問題点が明らかになります。課題や改善策を市まかせにするのではなく、市民からも声を出しましょう。市民説明会や懇談会の開催を市に要求し、市民参加で市民に役立つ防災体制づくりに生かしていきましょう。