龍体力学覚え書き

中央競馬メインレース雑感・ジョギング日誌・夢日記・読書備忘録、アレルギー持ちのぼやき、その他諸々

第1回松本マラソン(その2)

2017-10-03 11:57:22 | marathon
「ランナーズ5月号」の記事中に「中間地点過ぎの急坂」とあって、走る前からこれをかなり恐れていたものの、普段ジョグっている近所にある急坂に比べれば全然許せる範囲の坂(角度も距離も)だったのでアレレ?・・・と感じ、コースの脇にいた警察官に「これ以上の坂はもう無いですか?」と確かめようとしたが、婦警さんじゃなかったので黙って通り過ぎた。

その後、時折強い向かい風が吹く場所を何度か通過。コースが折れ曲がる事が何度もあり、ずっと吹き続けられることはないのは幸いだった。が、とある向かい風が吹き続ける場所で、どうやら自分を風よけにしているらしい奴の存在を背後に感じだした(多少ニュータイプの素養があるから、背後の気配が見えるときがたまーにあるのだ)。

横にスッと動いてみると、背後の奴も付いて来る。たまたま?・・・と思い直してもう一度動くとやはり同じ方向に動いてくる。こりゃ決定だな。

すぐ背後を誰か見知らぬ輩に張り付かれているのは気分の良いものではない。仕方がないなぁ・・・と、スルスルッとスピードを上げて前にいた集団のさらに前のぽっかり空いたスペースへと移った。

無理した感は全然なくむしろセーセーとした。まあ後ろについていたのは背の小さそうな影。体力を温存したいだけの一心だったのだろうが、自分は同じ条件下で他のデカイやつを利用しようとは思わなかったし(自分が風よけとして利用するとなると、185を超えるような大男でないと無理だし、そういうガタイが良すぎる人って、体力バカ脳筋バカっぽい食生活をしていて汗が露骨に臭いかもしれず?、無条件にすぐ後につきたくない・・・というのもあって)、自分だけうまくやろうなんて何とも姑息。そういう発想、好きじゃない。

でもカワイイおばちゃんや妙齢の女子が風よけしていたなら、きっと「されるがまま!」・・・だったに違いない。

そこで「抜く喜びに目覚めた!」・・・というわけでもないけれども、周囲のペースが落ちてきつつあったなか、こちらはまだカラダが意外なほど楽だったのもあって、そこからしばらくは周囲にストレスを感じ始めたら、横や隙間をさっさとパスしていく頻度が増えた(正直、気持ち良かった。この区間ではあまり抜かれてないはず。むしろ抜きっぱなし)。

不思議なことに30キロでスタミナ切れが起きることはなく、35キロ近くまで脚も動いていた。

松本マラソンを走り終えて、あらためて「ランナーズ5月号」に掲載されていた同マラソンのコース高低図を眺めてみた。

すると、35キロ付近まで意外に脚が保った理由が判明。コースは上り基調といいながら、25キロ付近(最高地点)から33キロ辺りまでずっと下っていたのである。

今年の夏以降、最高でも1度に23キロ程度しか走っていなかったにもかかわらず、まがりなりにもおよそプラス10キロの35キロ辺りまでは自分なりのペースがキープ出来ていたのを、狐につままれたというか首をかしげつつ?も、ダラダラとでもちょっとはジョグっていたのが効いたか?・・・と考えていたが馬鹿丸出し。

スタートしてから中間地点付近まで、コース的に狭くなる区間が結構あって、それがストレスに感じた半面、脚を温存する効果も確実にあったのである。そう今なら素直に言える。一昨日の夜の段階では、その幅の狭いコースが唯一の改善点と感じたが、そのおかげで35キロ過ぎまでは何とか走れたのだから、素人がコース設定に文句言ったらいかんかったな・・・と反省している。

(続く)

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