玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

見やぶられる日本人

2018-09-24 14:04:56 | 旅行

今回の逗留先のタイ・コンケーンは、日本国内に例えれば、東北部の仙台といった規模の大学が多い落ち着いた地方都市で、観光で訪れる者は少ない。

当初五年前に行ったときは、現地の友人は「この街には、日本人は自分たち二人とJICAの職員が一人の三人ぐらいしかいないだろう」と冗談まじりに云ったものだ。確かにどこを歩いても外国人と気づかれることもなく、気楽に過ごすことができた。

ところが今度ばかりは事情が違った。例えば、スタバに行けば、「ありがとう」「元気ですか」と可愛い女店員に声をかけられて、嬉しいやら、ホテルに戻れば、エレベーターで急に「あなた日本人ですよね。僕は今日本語の勉強してるんです」と習いたての日本語で話しかけられた。

確かに、日本に行くタイ人も増え、日本がタイの地方都市でも有名になるのは嬉しい気もするが、若干のわずらわしさもあった。その点、ミャンマーのヤンゴンでは、道ばたの僧侶に、「チャイニーズ」と声をかけられて、ちっと面白かった。どうも、私は日本人と見られるのが苦手であるようだ。


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1 コメント

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Unknown (横浜市磯子区Y)
2018-09-24 20:55:28
欧米志向の小生ですが、アジアのこういう地域の人たちと付き合っていくことの大切さは良く分かっているます。ただ、どうしても日本の優位性を感じてしまうことが多く、それが自分の態度に出てしまうのではないか、心配になることもあります。
それと、勇ましいラッパを吹いているだけが、日本人ではないと、アジアの人には知って欲しいと思います。

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