玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

先進国ではない

2022-01-31 19:11:39 | 雑感

「こんな程度ならば、先進国とは言えない!」威勢のいい辛口コメンテーターの口癖だ。

逆に返してみたい。先進国という定義は何なのかと?三回目ワクチンができることなのか?二回打って効き目があったのか?先進国だと想定している欧米でコロナは制御されているのか?

実は何もわからないで何処かに批判の矛先を向けて、ただ駄目だと、先進国じゃない、と言っているだけそんな気がする。

この國の悪い所は本当のことを言わない、或いは公表しないところにある。

その元凶の第一が政府であり、その第二がマスコミである。

もっとも世界の何処の国の政府も都合の悪い事実の隠蔽、改竄、滅失をするものなのである。

特に、この國は敗戦の時に霞が関の空が真黒になったという伝説があるように、戦犯から逃れるために重要書類のほとんどを焼却した前科がある。

そして、今のPCR検査をしない、医療の崩壊を招く失態、結果としての患者の放置をしている元凶は、誰の所為か言わない。

薄々みんな気付いている。厚生労働省の特に医系技官という名の官僚たちが直接の責任者ではないのか。名前も、オカベ、オミ、ワキタ、・・・とかネットでは流れている。

そして、彼らを統制できない政権も無能の責任がある。それを明確に報道しないマスコミも同じに責任がある。

みんなで責任逃れしているんだということが判る。

この國は先の戦争でも、上層部は責任逃れしようとした。

この國の官僚制は全く戦前と変わらないから、時代錯誤の変な首相が官僚を人事で操縦して8年間も勤まった。

今、この國の政治の程度がコロナの無差別感染によって露出されてきている。

これは少し古い資料だが、実はこれでも日本は下位である。よく見ると、OECD平均以上は所謂欧米とその周辺である。韓国は財閥に富が集中しているだけ。ただし日本に昔の元気がないことは確かである!

今後の課題は、世襲議員の一部がただ闇雲に祖先崇拝の戦前回帰を切望し、政治が劣化して寧ろ安全保障や防衛費の無駄を生むことだ。

 

 

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米軍基地からのオミクロン

2022-01-28 19:06:00 | 時事

何故、マスコミで問題化しないのか、不思議だった。少なくとも朝日、毎日、読売、日経からの反応は鈍かった。いままでも「地位協定」の話になると、外務省よりも前に自民党が先に尻込みしてしまう。

ずっとこれまで、昭和天皇の「沖縄メッセージ」をほじくり返えされたくないという配慮と思い込んでいた。

ところが、今回のコロナの米軍基地からの漏出は、沖縄ばかりか、岩国にも起きた。

むろん神奈川でもあったのであるが、広島と山口にコロナが急増したのに、山口県知事も、安倍も、岸も、地元直撃の問題なのに全くダンマリを決め込み、その姿勢が不思議であった。

天皇制をあまり大事にしなかったアベ・スガ政権の右派自民党の流れからして、何か別の事を考えざるを得ないことを今回の騒動で示唆したような気がしている。

沖縄メッセージ以上の別の日米密約のようなものがあるのかもしれない、…。

 

(注)『沖縄メッセージ』…1947・9、マ元帥政治顧問シーボルトに天皇の考えを伝えた。「米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続する。さらにその占領は日本に主権を残したまま長期のー25~50年ないしそれ以上のー貸与をするという擬制の上に為されるべきである・・・」

【引用文献:豊下楢彦『昭和天皇・マッカーサー会見』岩波現代文庫】

再掲ですが、これがマスコミの役目と思います。

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3K赤字はどうなったのか

2022-01-27 19:07:55 | 雑感

昔、こういう言葉が一般常識用語だった。米・国鉄・健保の赤字のことだった。あの頃はまだこの国の政府にいくらかの信用があった。一般会計だけで、それを見せられて国民は国の借金を心配したものだ。建設国債とか、赤字国債とかの分類もされていた。

米は国の補助から脱して、普通に商品として流通することになった。

昨年のことだが、北海道の米がうまくなったのは地球温暖化のお陰と言った政治家がいた。彼は滑り芸を得意とする芸人なのか、ただ言葉だけを覚えて知ったかぶりする政治屋なのか、判別はつかない。どちらにせよ、名が残るヒトではなさそうだ。

ただ、この国はカロリーベースで食料自給率を論議する。それはリベラル系マスコミも同じ。この辺が何となく信用できない。

国鉄が民営化したら、地方は廃線が増えて過疎の町と村が残った。儲け過ぎたのがJR東海で、技術屋の夢なのか、人の移動の必要性が減少したのにリニア新幹線をやるという。

しかも公費を投入したいらしい。環境問題を考えると、望んでいる者は少ないだろう。

健保の赤字は未だ常態化している。元々一般会計から投入すべき福祉分野と考えるべきではないか、と思っている。

3K赤字の問題は、田舎の米利権を守り、国鉄労組の力を剥ぎ、老人を筆頭に社会弱者を庇護する政策とも言える。

これはそのまま自民党の票の確保につながり、自民党の存続の為の政策誘導だったことが半世紀たって何となく辻褄があってきた。

この世には振り返ると、結局解らないこと、結果として嘘だったことが多い。

戦後の経済をリードしてきたのは確かに自民党政治だったが、しかし、近頃はミス・リードがあまりに多い。

夕暮れ時は淋しそう、…という歌の一節があったような、…。

 

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ビブリア古書堂の事件手帖

2022-01-26 20:00:14 | 映画

久しぶりに映画を見た。ネットでだが。やっと映画を見る気分ができたのかも。さほど面白くなかった。大概に年をとると、映画や小説とかが面白くなくなるのかもしれない。大事な人の死以外は、ほとんどが経験した感情の枠内だからかも。

黒木華は美人ではないのに、美人に成れるのだから、それは芸かもしれない。夏帆は自然にセクシーだった。東出昌大は実在感の無い俳優だね。

全体に時間がつながっていない感じのストーリーは若い人好みの漫画と云ったら失礼ですが、そう思ってしまうのが老いた目の見方です。2018年の作品とか。

映画の舞台は一部鎌倉を使っていたので、それが理由で最後まで見てしまいました。監督三島由紀子。

三上延の原作を推察するに、作り物過ぎるストーリーでも、ひと時のホッとする時間を与えてくれそうな気がする。それ以上のことを感じるには、年寄りの私は生き過ぎて、無駄な経験を持ち過ぎたようです。

この映画に出て来る太宰と漱石のことですが、…。

ただ、私も定年退職したら何か一冊小説を読もうと決めていました。それが、漱石の「それから」でした。理由は、漱石の三部作で一番記憶になかったからです。しかし、この映画で扱われているような甘いラブストーリーは全く感じなかった。古い時代の、西洋的な自我は理解されていない時の教養が重たい恋愛にならない恋愛としか受け取れなかった。その漱石の「それから」が今の現代に通じるものがあったとは驚きである。もう一度読む気はないが、ちょっと驚きました。

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百害あって、理は少ないメディア

2022-01-25 18:21:49 | ブツブツ

昨今のメディアのことである。彼らは政権に忖度し、自らの立場で記事が書けなければ、一般の常識的な民は政府の広告を購読料を払って読むとは思えない。

NHKは税金の協会のようなもの、たまにはいいモノを作るけど、ニュースなんか見ると、どこかの官僚が放送してるような錯覚を覚える。

今や公務員が減って、むしろ逆にNHKの職員が純然たる公務員のような感じだね。

私の買ってる地方紙にはこんな感じ、こういう情報が一番欲しい。

 

コメント (1)
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