玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

権力を誇示する迂闊さ

2023-11-30 10:15:59 | つぶやき

最長権力者は、自らの使える権力を誇示する癖は隠せなかった。そのために、今まで内密にやってきた警察・検察権力との共同行為がいくつか世間に露呈することになった。

「検察庁法の改正反対」運動が彼の無教養による権力を一旦は止めたが、それ以外は、彼が凶弾に斃れた後に、幾つかの秘密が不連続に露出する結果となった。

どれが彼の瓶の蓋に収まっていたのか特定はできないが、ともかく、いろんなものが現れてきた。明確に出たのが、「統一教会問題」「オリンピック汚職」である。

近頃、又、加計問題や内閣機密費が出てきそうだ。ともかく、最長権力者の闇の瓶の蓋は開いている。

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権力を使い過ぎた人

2023-11-29 10:28:12 | つぶやき

約十年以上前のことだが、「権力はガンガン使うもの」と云った首相の出現に恐怖を感じたものだ。だが、存外に、その政権が長持ちした。

天皇の国事行為の解散権を総理の専権事項だと事ある毎に喧伝する法律音痴の長官のお蔭か、勝手に解散して、勝てる選挙をした。実に法も品も無い政権であった。

結局、長いだけで、空洞のやった振り政権だった。経済は先延ばし国債による膨張継続予算で誤魔化した。

集団的自衛権を閣議決定という名の首相決定したり、或る種の無法を公然と行ったが、不思議なことに憲法の一部改正すらできなかった。

多分「普通の近代憲法」を創る力が、彼にも、周りにも、無いことだけは知っていたのであろう。それだけは評価できよう。

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近現代史の裏側⑿ ― 高松宮の動き ―

2023-11-28 10:16:12 | 近現代史

高松宮の戦争回避の動きは、『木戸日記』でも確認できる。

木戸は11月30日午後3時に拝謁し、天皇から「海軍は日米戦争は避けたい」という高松宮の話を告げ、木戸は海軍大臣と軍令部総長を呼んで確認した方が良いと奉答する。

結果として、午後6時過ぎに島田海相と永野総長を拝謁し相当の確信を奉答したと日記に書かれている。

不思議なのは、この日の午後1時に木戸は高松宮邸を訪ねているのだ。高松宮は午前中に天皇に拝謁したことを木戸に云わなかったのか?二人の関係はどうなのだろうか?

実は『高松宮日記』には、何故だか、11月14日から30日までの記載がすっぽりと無いのである。

『昭和天皇独白録』が1991年刊行、『高松宮日記』が1995年の刊行である。

何かしらの意図、若しくは辻褄合わせを感じてしまうが、…。

『高松宮日記Ⅲ』の編集後記には次の通りに書かれている。(次週へ

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近現代史の裏側⑾ ― 天皇の皇族評価 ―

2023-11-27 11:12:04 | 近現代史

『昭和天皇独白録』には、「皇族その他にも戦争論が多く、平和論が少なくて苦しかった。東久邇宮、梨本宮、賀陽宮は平和論だったが、表面には出さなかった。」と書かれている。

この天皇回想録(=独白録)が作成された最終日は1946年4月8日である。不思議なことだが、何の理由づけも無いとは思うのだが、4月13日に、昨年12月2日に巣鴨プリゾンに収監された梨本宮が釈放されている。偶然の附合なのであろうか、…。

また、「高松宮も砲術学校に居た頃、若い者にたきつけられて戦争論者の一人だった。」とも書かれている。がしかし、高松宮は避戦の動きもしているのである。

『昭和天皇独白録』には、1941年11月30日に高松宮は天皇に拝謁した。その時のやりとりは「今この機会を失すると戦争は抑えられぬ。12月1日から海軍は戦闘展開する」私は負けはせぬかと思う。

高松宮は「それなら今止めてみてはどうか」と云う。(次回へ

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久しぶりの新宿

2023-11-24 17:12:52 | 散歩

先日、高校時代の友人たちに会うために新宿へ行ってきました。

新宿西口、街はいろんな言語が飛び交っていました。日本語はまったく聞こえません。

新宿東口

歌舞伎町前

もう怖くて、老人は歌舞伎町の中には入れません。

久しぶりの新宿で、昔よく遊んでいたところなのですが、まるで異国のようで、インバウンドの外人さんがスマホを片手に闊歩していました。

 

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