玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

血統・血脈の政治

2020-08-29 15:15:27 | 政治

先日、鎌倉幕府の番組を見た。(「源頼朝 武家の都『鎌倉』をひらくBSNHK」)

源氏三代とは、貴種として関東武士団に珍重されただけのような存在だった。

人々は政治というモノにおどろおどろしい現実が表出するので、どうしても、そこに手っ取り早く、過去に偉業を打ち立てた人物の血脈や血統に頼りたがる。あるいは、安易に利用したがる。

最近、アメリカの黒人差別動乱でも、キング牧師の小さな孫娘が出て来た。日本の今の政治は小選挙区制の為か、世襲議員が圧倒的に優勢で、安倍首相も世襲議員の最右翼だった。

この7年8カ月長期政権、あまりに長過ぎました。それを許してしまった小選挙区制度の欠陥に気付くことが必要です。

この間、この国の民主制はボロ布のようにズタズタに引きちぎられた。

それだけでも、貴方は充分に国民の記憶に残る総理になるでしょう。

ただ、モリ・カケ・サクラ・アンリは、これで終らしてはいけないと思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緊急事態条項

2020-08-25 19:46:35 | 憲法

自民党憲法改正草案には、「基本的人権の本質」の第97条が抜け落ちて、次の緊急事態条項が新たに盛り込まれている。

第 99 条  緊 急 事 態 の 宣 言 が 発 せ ら れ た と き は 、 ・・・、 内 閣 は 法 律 と 同 一 の 効 力 を 有 す る 政 令 を 制 定 す る こ と が で き る・・・

となっているが、大日本帝国憲法では、

第8条 天皇ハ・・・緊急ノ必要ニ由リ・・・法律ニ代ルヘキ勅令ヲ発ス…

となっている。

内容はほとんど大差がないようだ。政令が勅令であることの差。

今の自民党は復古国家主義なのか、ともかく嘗ての懐深い自民党とは別物のようだ。

どちらも、エラー

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

反民主的

2020-08-24 10:39:10 | 憲法

憲法第97条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。

この現憲法の基本的人権の由来条項が「自民党憲法改正草案」ではポッカリと抜け落ちている。

右傾化」なんていう生ぬるい表現からかけ離れている。単に、この党は反民主的なのだ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公然の談合

2020-08-22 14:10:13 | 時事

憲法第53条 内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。

これ以外に何があるのか?

自民党森山国対委員長は、立憲民主党と国民民主党の合流によって国会の会派構成にも影響があり、その動向を見極めたいとして、早期召集には応じられないという姿勢を重ねて示しました。(8・20NHKニュース)

内閣が決定するのではないのか?事前の与野党の国対委員長の打ち合わせは、今までの与野党の貸し借り勘定の談合でしかない。

全く不思議だ、1/4の議員が要求すれば、自民党の議員が欠席してもやれば良い。国民感情・理解とかけ離れている。

抑々この国の与党も、野党も、国民の方に顔を向けて政治をしているのだろうか

今の憲法すら守らないのに、その程度の政治家たちが新たな憲法を造ることができるのだろうか。

果して、代議政治は民主主義を託せる制度なのだろうか?

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

臣民と国民

2020-08-17 13:54:19 | ブツブツ

最近、一部で評価されているChoose Life Projectの「8月15日 “わたし”にとっての 戦争責任とはなにか」を見た。

結論から云おう。4人の論議の共通理解の一つに「歴史は一次史料が大切」という一致点があった筈だが、番組終了時の昭和天皇の8・15詔書のラジオ放送を流した。

その字幕は、いくら最近の若者が漢字能力がないと云っても、全般にわたって、勝手な現代語訳はあまりにヒトを馬鹿にしている。

最も酷い改竄例だが、“忠良なる爾臣民に告ぐ”の「臣民」が勝手に「国民」になっている。

「臣民」という存在があって、あの戦争があったという根本が台無しなってしまった。

平気で言葉をデフォルメするインテリらしき無神経な人達に、歴史を勝手に改竄すると「歴史修正主義」を批判する資格があるのか。二日間にわたって見た自分の愚かさに疲れました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする