玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

自主規制されている番組

2019-02-25 21:56:24 | あれこれ

先々週、久しぶりに、TBSの『サンデー・モーニング』の<風をよむのコーナー>を見た。まあ、他局に較べれば、少しマシなコメンテーターが、机の上のメモをじっと見ながら、言葉を選びながら、いつもよりもビクビクして発言していた。また放送関連の自主団体や古賀茂明氏の言う自民党報道局長様などの横槍が入ったのではないかと心配した。 

「新自由主義と国家主義」と言って、どれだけの人が解かるだろう。言ってる本人もどうなのか?憲法前文しか話の根拠にしないおばちゃん。着物着付け教室の教授は何を言ってるのかよく分からない。いつも環境のことしか言わないが正論を云いそうで云わないお爺さん。アンカーのジャーナリスト以外は、そんな程度のことすら、メモを慎重に確認しながら棒読みしていた。

この程度の低調な時事問題すら普通に討論できない圀になった。もうテレビでは、言論の自由は無いに等しいのでは。言論を封じる方法は、放送時間をくだらないスキャンダルで埋め尽くし、本来報ずべき事柄の放送時間を物理的に圧縮してしまう方法もある。 

お上が怒らない安全なスキャンダルだと、すべての局が同じ事と延々と、不貞腐れたように同じ順序で放映する。かつての戦前の大本営発表や同盟通信社のニュースと実質的に変わりはない。

まさに、この圀のお得意芸の自主規制という名の自発的な言論統制ではないか!全く変な圀になったものだ。

昨年、タイで見つけた変な看板。Zが一つ多いのでは?


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

めげない爺さんたち

2019-02-20 14:35:04 | あれこれ

歴史は幾層にも重なる地層に似ている。地表面から嘘を広く広く、何度も何度も塗り固めてしまえば、一層の時代を映す地層となり、後代から見れば史実となってしまう。

政治もよく似ている。何度も何度も南京事件はなかったと言い、徴用工は解決済みだと言えば、段々人々はそう思うようになってしまう。

元々厄介なことは知りたくないのだから。それを利用することしか考えていない自民党の一部の人々は、できれば退場してもらいたいものだ。また、厄介なことに挑まないで、揚げ足を取ることしかできない野党の人々も無用です。

自らの無学を隠し、知らないことを恥と思わず、「この国は法治国家ですから…」とあたりまえのことを、さも特別な措置のように言っている爺さん。隠ぺい圧力と情報操作を繰り返す官邸政治も何一つ良きところがなく、只々、政権を間延びさせているだけである。

余程、政権から転げ落ちた時の周囲の報復や無視への恐怖がそうさせているのだろうが、彼らはこの広い世界の中で、何も夢や目標を持っていないのに、一体どこをめざして進んでいるのだろうか。

教育勅語も今の時代に利用できるだって、時代錯誤も甚だしい。その乏しい知性と感覚を疑う。そういうことを、堂々と公衆の前で言えること、報道もできることが、民主主義の良きところです。みっともない「憲法前文」という安倍さんは、その根拠が前文にあることを知っているのでしょうか。

あの権力欲のかたまりである欲深い爺さんたちは、権力の味をむさぼるばかりで、この国に何を残していくのだろうか。まさか、とてつもない多額の負債を残していくのだろうか。

昨年、タイの街で、ちょっと驚きました。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国ドラマと日本語

2019-02-15 10:35:47 | 雑感

韓国ドラマを見ていると、不思議なことに気がつく。まったく韓国語を知らないのに、偶に日本の単語が耳に入ってくるのだ。いや結構な頻度なのである。

ラーメンとかとんかつとか、こんにゃくとか食べ物単語もあるが、ある種の言葉が気になる。

例えば、調査、基準、価値、継続、買収、担保、報道、契約、詐欺、教育、関係、慰謝料、法人、等、ざっとこんなところである。これらは、みんなお堅い言葉、法律用語とか、官庁用語ではないだろうか。

この現象を、かつて日本が朝鮮半島を植民地支配したことに結び付けるのは早計だろうか。もし、そうだとしたら、現在もなかなか両国の関係が改善しないのも解かる気がする。彼ら自身が、日本から来た外来語と単純に割り切れないだろう。

或いは、かつて植民地時代に強制的に押し付けられた言葉だと解釈したら、・・・。こういう視点から、解いていかなければ、この隣人たちとの冷たい関係は続いてしまう。

韓国・ソウルにて

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

このくにの支配層

2019-02-09 22:37:12 | 政治

「日本には、はっきりとした支配階級が存在する。官僚、財界人、自民党員の一部からなり、すべて本質的には管理者(アドミニストレーター)である」外国人のジャーナリスト(Karel van Wolferen)の言葉だが、簡明で飾りがないだけに、得心がいく。 

胸糞わるい自民党議員が威張って、大根役者の野党議員が敵役を演じて、あの延々と無駄な質問時間と、滑稽極まりない答弁で構成される国会質問という老人たちの学芸会が繰り広げられている。 

その寸劇のすべては、キャリア官僚という、頭脳明晰なだけで才能も芸の欠片もない東大出身の演出家たちによって取り仕切られていく。与党も野党も、国の根幹の問題に目を塞ぎ、ただ愚民を騙してやっと勝ち得た国会議員という特権の地位にしがみついている。そうしか見えないのだ。

ところで、旧政治勢力の末裔の顔をもった現在の自民党の首領のどこに信頼をおけばいいのだろうか。でもそのお方が退場されても、誰もいないというのが、実はこの圀の政治状況でもある。ということは、この圀には政治というものが亡い、機能していないのではないだろうか。

昨年行ったミャンマー・首都ヤンゴンの裏町にて

 

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わかりやすいドラマ

2019-02-07 21:21:01 | 芸能

最近、地デジのテレビ、特に民放のワイドショーを見ない。ある事件が起こると、毎日、全局同じ内容で、同じ時間で、単なる時間稼ぎ、つなぎしているとしか思えない。あるいは、もっと巧妙で、報道しなければならないことを隠すための方策かとも疑ってしまう程だ。

その代わりではないが、ケーブル・テレビの韓国ドラマを見ることがある。はじめはセットが安っぽく、衣装のセンスも野暮なので、少しバカにしていたが、見始めると、これが結構面白い。

その理由を考えると、多分ドラマが徹底してわかりやすいからだ。

韓国ドラマは、親への愛と恋人との愛の葛藤、金持ちと貧乏人の対立、財閥と庶民との闘い、ともかく、二項対立なのである。そう言えば、昔の日本も、家のしきたりと恋愛、善人と悪人、金持ちと貧乏の二項対立だった。単純な対立がある社会の方が、ドラマが成立しやすいのかもしれない。

そう言えば、最近、岸恵子の映画『レモンのような女』を見た。筋は忘れたがセットや衣装が丁度今の韓国ドラマのような程度のものだった。

が、しかし、彼女の歩き方はまるでオードリー・ヘップバンのようなきれいな足さばきだった。絶対の、普遍の、魅力というのが美人にはあるのかもしれない。

レモンのような女 に対する画像結果 レモンのような女 に対する画像結果

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする