玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

都立高校

2023-04-30 17:33:04 | 或る話

先日坂本龍一が死んだ。彼が新宿高校出身だったことを知った。彼は芸大に行ったが、普通の公立高校生だったのか!

あの時代は私立高校の存在は薄かった。良い教育が都立高校にあるのではなく、公立に行くことは親に負担を掛けず、夢を追う機会を持てたことだった。

公立高校には、芸術に進む者も、文学に進む者も、映画に進む者も、普通に同居していた。高校生にとって、自分の将来を遠慮なく自由に決められるのが有難かった。

公立は授業料が安かったが、受験教育が無いので浪人すればマアマアの大学に行けたり、自由なのでいろんな世界へ飛べる機会もあった。当時は生まれや家柄に関係なく、公立校という公平な機会が与えられる点で、戦後的でかつ民主的であったと思う。

音楽関係では、確か山下達郎も忌野清志郎も都立高校だった。当然、他の分野でも多種多才な士を輩出した。

麻布や開成に行かなくても、何とかなるという幻想が「夢」に置き換えられて、この国の未来が明るかった時代のことである。

斯く云うワタシは恥ずかしながら都立校出身なのです、…。

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コスモス・ロード

2022-10-04 13:36:57 | 或る話

4月21日付けの「花のロード」は秋の「コスモス・ロード」になりました。

今年も、ここの面倒を見ているおばあさんの体調が思わしくなかったのでしょう。先日車を止めて、秋桜を切って持っていく人がいましたが、まあそれも良いのかな。おばあさんの体調が来年こそ復活することを願っています。

まだ、おばあさんが元気に花の道を創ろうと思っていた4月頃。

 

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もしもの仮の話

2022-08-26 13:38:12 | 或る話

もし仮に、ある國の最高権力者がその国の憲法解釈をする役目を背負った内閣法制局長を自分の言うことを聞く人物に代えて、憲法の解釈を変えさせる。憲法改正をしたようなモノだ。

もし仮に、その権力者が日銀総裁を自分言うことを聞く総裁に代えて、国債を発行し続けて国内に円をばら撒いていく。しかし、国内で投資の需要はないので、日銀の当座預金に使われない円が積み上って行く。円はどんどん安くなる。

もし仮に、閣議決定をすれば、何でもできたとする。もう国を縛る法を作る国会がいらなくなる。ただ閣議決定により、その下部の行政機関は決定通りに実行するから。

こういう状況を「独裁化」と言うのかもしれないし、いや単に「王制」と言うのかもしれない。

古来より「王」は暦を定める。そう言えば「令和」と言う暦を作った。「通貨」も定める。確か「福沢諭吉」から誰かに変えることを早くも決めた。まさに現代の「王」を気取っていたのか?

「王」になる為には、まず、ある党の総裁に成らなければならない。そこでは党員の選挙がある。「ある団体」が大量に動員して党員になって、そのヒトに投票をしたとする。そして、そのヒトがめでたく総裁に当選したとする。

そして、その党が政権党となる為に「ある団体」が無料ボランティアを派遣して全面的なバックアップの選挙の下に、これもめでたく政権を勝ち取って、とうとう、そのヒトはこの國の最高権力者に成られたとする。

そして、斯く云う「王のようなモノ」に成られたとしたら、・・・。

この國の民たちは、何と薄惚けた、腑抜けた、虚け者だということにならないだろうか。

個人の家の社。湘南地方の奥で見つけた。

 

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この國の行き先

2022-06-22 18:59:56 | 或る話

私は経済はよく分からない。そうした場合は師を選んでいる。今最も信頼しているのは水野和夫氏だ。

彼はその著書の中で「成長を求めない脱近代システムを作る為にはどうしたらいいのか。その明確な解答を持ち合わせていない」と自らの限界を素直に表明している。

そして、「新しいシステムの具体像が見えない時、財政でなすべきことは均衡させておくことです」と示唆している。この謙虚さが黒田バズーカさんには欠けている。

そして、ネットでは安富歩が云う。「これからの此の圀の行き先は林業や農業だ」と。

この国は世界の木を安く大量に買い付けるが、この國の膨大無比な資源は実は木材でないのか!面倒でも山の木を伐れば、花粉症もなくなるだろう。新しい雇用も少ないができる。農業を本気で若い人に開放すれば、これも新しい雇用ができる。

自民党が票稼ぎで地方の農村に何だか訳の分からん補助を打つ、そして政治能力の無い地方議会や地方政府を残す。その典型的な悪例が山口県の阿武町であろう。

この非常時にあって、この国が当面利用できる資源は、正規雇用に恵まれない若い人と、3K産業の林業と農業だと思う。

政治家も官僚も、もっと地べたに張り付いて、下からものを観て、政治や経済を考えて欲しい。それだけの十分な厚遇(議員一人当たり2億円の経費がかかる)を与党も野党も受けている筈だ。

この國は、まず衆議院議員を半減すること。世襲議員を選ばないこと。そして70年安保に戻り、高級官僚予備校の東大を廃止することである。

これだけとっても、この國の経済はおかしい、…。

 

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花のロード

2022-04-21 10:22:47 | 或る話

1月14日付けのブログに載せた「ごめんなさい」で紹介した荒れ果てた花のロードが、おばあさんの手で今年の春を迎えています。

まだ本格的な開花時期ではないようで、これからの夏や秋を期待しましょう。

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