玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

古い仕かけの政権

2017-08-31 10:41:25 | 政治

北朝鮮ミサイルの領空侵犯の有無についての検討、仮に侵略された場合の予期する防衛対応についての、正式な政府見解はあったのか?

安倍政権はいまだに江戸時代の封建制宜しく、見ざる・言わざる・聞かざる、の臣民的な国民の行動を求める権力型政権であり、自分たちに都合の悪いことは、記憶がない、果ては文書は捨てたと嘯き、徹底的に情報を公開しないダンマリ政権である。そこには民主制を守る政治家としての一片の矜持もない。

もっとも、彼らは、特に安倍を取り巻く集団は、国民主権や平等主義が根っから嫌いなのかもしれない。さしづめ、自分ら政治家は国民を支配する側にあると考えているのだろう。

森友・加計では、どう言おうとも、結果、そう行動していた。旧体制回帰の国家方向論しかない脳なし政権に、はたして今後の国の将来の舵を決める憲法を変える能力と資格があるのだろうか。

加計とか森友のような問題、過去の自民党政権では当然に隠れて行われていたことだろう。何故、ここで問題になるかというと、まず単純に政治家の口利き行為が国家権力によって庶民やマスコミの口を塞ぐことができない時代であること。そこへの気づきが遅いのろまな政権でもある。

戦略特区という政権側が自ら作りあげた規制突破装置を使って、自らの側に近い存在をその対象にするために、合法性があるかのように加工しただけで、中は旧態依然の口利き行為を強引に通すために「首相の意向」というが、実は昔ながらの地方政府の「天の声」を使った古式豊かな自民党お手盛り行為に過ぎない。この点では、年寄りのロバのような政権でもある。Democrat Donkey and Republican Elephant

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Jアラートは現代版空襲警報

2017-08-30 19:42:26 | 時事

むやみやたらと使われては如何なものか。北朝鮮のミサイルの日本領空侵犯で、ごちゃごちゃしていた森友・加計が一気に吹っ飛んだ。そもそも、Jアラートは出すべき危険な状態だったのか?それとも、わざと緊張感を高めるための演出か、大好きなイメージ操作かな、とも勘ぐってしまう?今の安倍政権はそこの信用性が全くないのが情けない。

何がこれまでにない程の危険かを、今もって何も具体な事実を言わない政権。安倍首相はミサイル打ち上げ後30分で官邸に駆け付け、妙に決まった服装だった。事前に知っていたと疑ってしまう。

Nuclear missiles against blue sky

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独裁者はいらない!

2017-08-26 15:05:47 | 時事

石破四条件は敢えて厳しい条件を設定しての官邸防御策であったのではないか?まさか、官邸が四条件を無視し、むしろ加計学園だけにエントリーできるように広域立地条件を付けてまで、直進してくるとは、文科省やその周囲は予測してなかったのではないか。

来年4月開校までの期限設定をしてまで強行する安倍官邸に対して、民主主義の根幹を侵すばかりか、そこに独裁者の驕慢な顔が垣間見えたのではないか。だからこそ、文科省の職員や退職者は、本来の権力者の国民の力を頼って、マスコミを通じて広く世間に事実を放出したのであろう。

他方、財務省の職員は身の安全と出世を優先し、事実上の権力者は官邸だとすり寄って、役人の矜持も捨てて、文書を湮滅したに相違ない。しかし、それもPCでは復元できるという。検察が実行すれば、佐川長官や財務省官僚の目論見は虚しくも潰えてしまうだろう。

民主主義は権力の独裁を否定し、為に権力の牽制を根幹とするものであるから、議会が無力化した今は、検察機能、司法機能、そして第四権力であるマスコミの力が求められるだろう。

何よりも国民が選挙権を使って意思表示をすることが必要だ。しかし困ったことに、国民のお灸である筈の先日の都議選の結果は、またも新たな独裁者をひとり産むような気がしてならない。

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法をたわめても、まげても

2017-08-25 13:46:24 | 歴史

 

今ちょうど史記で「酷吏列伝」章を読んでいる。

最為暴酷驕恣 所愛者 撓法活之 所憎者 法曲誅滅之

最も暴酷驕恣を為す。愛するところの者はをたわめてもこれを活かし憎むところの者は法をまげてもこれを誅滅すると読める。

漢の武帝がBC141年に即位した時の事である。なんと今の日本の安倍官邸にそっくりではないか!政治とか行政とかは2000年前とほとんど変わらないようである

Ancient terracotta army figures in Xian - China Xi'an Terracotta Warrior and Horse

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ありふれた歴史観の行き先

2017-08-22 15:17:13 | 歴史

「温故知新」「歴史は繰り返す」という言葉を使うことがある。そうしたケースがあると人は妙に納得するものだ。しかし、或る歴史家は『歴史には、発展の必然性もないし、法則性もない』と言う。

私はISのテロ活動に日本の攘夷運動、特に1863(文久3)年以降の日常的な暗殺行為に一部重ね合わせて、どこの世界でも、近代への発展過程においては、武器や規模による大小はあっても、一種の必然性をもって起こり得ることかも知れないという安直な捉え方をしていたようだ。

今度のバルセロナのテロの標的がサグラダ・ファミィリアだったかも知れないと報道された時は、こいつは根本から違う、と思った。

回教社会の西欧社会への反発、憎悪による他者への完全否定と思わざるを得ない。この捉えから出てくる方向は自分ながら怖いものがある。

バルセロナ、サグラダ ・ ファミリアサグラダ ・ ファミリア 1

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