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御子柴くんの甘味と捜査 若竹七海

本書も昨年から読み始めてすっかりファンになってしまった著者のかなり昔の本。本書は、これまでに読んだ著者の本の中では比較的軽めの内容で、ユーモアミステリーと言って良いだろう。長野県から警視庁に出向してきた主人公が、郷里の人達から東京土産のお菓子を頼まれて右往左往しながら、色々な事件に関わっていく。本人は大した活躍はせず、探偵役は別にいるという設定もちょっと意外で面白い。軽いがしっかりした後味の良さを感じられる一冊だった。(「御子柴くんの甘味と捜査」 若竹七海、中公文庫)

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