信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

台風19号の対応状況

2019年10月12日 | 生坂村の報告
 12日(土)は朝から雨が強く降り、特に午後には雨と風がさらに強まり荒天になり、河川の氾濫や浸水、土砂災害などに厳重な警戒をしました。
 当村は台風19号の対応として、朝から副村長と災害担当部署の総務課の担当職員が役場に出勤し、午後1時からは、私、振興課の職員達も役場に集まり、第一次警戒配備体制を敷きました。
 午後は、さらに風雨が強まる予報でしたので、副村長と相談して、午後2時に第二次警戒配備体制にするため、正副議長、正副消防団長、教育長、次長、各課長、議会事務局長、振興課職員等に動員を掛けました。
 そして、午後2時に第1回の災害警戒本部会議を開き、消防団の出動要請、被害情報収集のため振興課職員の道路状況等の確認、避難準備の発令について協議後、2時15分に避難準備の発令を指示し、区対策本部設置及び避難所開設を依頼しました。
 午後4時45分に土砂災害警戒情報が出され、犀川の水位が上昇してきたため、小立野の樋門を閉め、6時過ぎから、消防団による内水の排水を実施していただきました。


 最初は第一分団の小型ポンプ2台で排水しましたが、内水の水位が下がらず、本部のポンプ車も要請し、4線で排水していただきました。


 午後7時15分には、雨量が130mmに達し、国道19号が生坂村池沢から長野市大岡甲まで通行止めになり、8時17分には、県道大町麻績インター千曲線の筑北村大曲付近で落石のため全面通行止めになり、生坂村重集落から筑北村坂北荘付近まで通行できなくなりました。
 午後8時45分に大雨特別警報が発令され、災害対策本部から村内全域に対して警戒レベル4避難勧告を発令しました。周囲の状況を判断して、避難所か自宅の安全な場所へ避難していただくことと、各区災害対策本部は消防団と連携し、避難支援及び安否確認を行っていただくことをお願いしました。
 午後10時35分に生坂村下生野地区・日岐地区等の停電により、白日地区にあるテレビ放送電波受信点が作動しないため、ICNが放映できない状況と、中部電力に問い合わせた結果、現在調査中であり、復旧の見通しは立っていない状況をお知らせしました。
 午後11時10分に宇留賀地区、55分に上生坂地区等も停電になり、村内の広範囲の停電状況と、復旧がいつになるか分からない状況のお知らせと引き続きの警戒をお願いしました。


 午後11時30分頃には、1時間ほど前から雨が止んできて、内水の水位が下がってきたので、寺島団長達と協議をして、12時で排水作業を終了し、消防団には撤収していただくことにしました。
 消防団には風雨の激しい中、6時間ほどの排水活動により、内水被害を防止できたことに心から感謝を申し上げます。


 13日午前1時24分に、大雨特別警報、洪水、暴風警報が解除され、大雨警報、洪水注意報になったお知らせと、引き続き停電中ですので、気を付けていただくようお願いしました。
 午前4時25分に、国道19号の生坂村池沢から長野市大岡甲までの区間の通行止めを解除したことをお知らせしました。
 午後6時30分に災害対策本部より、避難勧告を解除したことと、停電も村内全域で殆ど解消したことをお知らせし、河川の増水による浸水、土砂崩落、倒木等が心配されますので、引き続き警戒をお願いしました。


 この様に、役場で関係各位を動員し、災害警戒本部、災害対策本部として対応し、各自主防災組織も対策本部の設置及び避難所開設をしていただくなど総合訓練の成果が感じられる対応をしていただき、お陰様で大きな災害はなく安堵しました。

▽ 朝の写真は我が家の庭の風景です。