信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

長野県町村会政務調査会建設部会&国道関係事業現地調査&草尾上空からの風景

2023年10月31日 | 生坂村の報告

 10月31日(火)は晴れて穏やかな天気で朝晩は肌寒くても、昼間は日なたではまだ少し暑さを感じました。

 午後10時30分からの長野県町村会政務調査会第3回建設部会が長野県自治会館で行われました。

▽ 私が建設部会長として、当建設部会の町村長の皆さんをはじめ、多くの皆さんが道路・河川・治水砂防等の要望活動にご協力いただいたことによりまして、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」が順調に進められ、また、当5か年加速化対策後におきましても、改正国土強靱化基本法が成立されたなど、要望活動の成果が現れていると感じているところでございます。

 しかし、今年も線状降水帯の発生などの影響により、全国各地で記録的な豪雨が発生しており、それに伴いまして、災害に備え人命を守るための防災・減災対策の重要性が年々高まる一方だと感じているところでございます。

 住民の安全を確保する責務を担う我々にとりましては、国土強靱化の対策が進み、避難指示を発令する頻度が少しでも減少してほしいということが共通の願いであると思っております。

 今後も、住民の生命・財産を守る防災・減災対策につきまして、ハード・ソフト両面からの取組は、実施されただけの効果がしっかりと現れる事業でありますので、今の5か年加速化対策に続く、国土強靱化実施中期計画の早期の策定に向け、引き続き皆さんのご尽力をお願いする次第です。

 さて、政務調査部会では、町村の抱える諸課題について調査研究を行っておりますが、国も県も財政状況が極めて厳しいことを踏まえ、県にとっても町村にとっても、双方に有益な真に必要な提案・ 政策提言とするための検討を重ねてまいりました。

 本日申し上げる提案・要望事項につきましては、去る 10 月 16 日 に開催しました長野県町村会第 37 回定期総会において、58 町村長の総意として決定した事項でありますので、県におかれては、格段のご配慮、ご協力をお願いいたしますなどと挨拶をさせていただきました。

 建設部会の県への要望は、「災害に備えた公共事業の推進」「道路等交通網の整備促進及びインフラ老朽化対策の充実」「河川の整備促進」「砂防施設の整備促進」「住宅等の耐震化の促進」「空き家対策に対する総合的な支援策の充実」「冬期交通の確保」「地籍調査事業の推進」であり、小松建設部次長はじめ各課長・次長方からそれぞれ詳しくご回答を頂戴しました。

 委員各位からは、中部横断自動車道の整備促進と説明会の開催御礼、リニア中央新幹線の関連のインフラ整備・発生土の対応・通学路等の安全対策、現地期間の継続、部長の現地視察対応、植栽事業の促進、流域治水の推進、既設ダムの活用、木曽川右岸道路の整備促進、均等ある整備促進、家屋一部の耐震改修補助、松糸道路の整備促進、冬季交通の確保、インフラ整備の充実、建設関係出先機関の人員増・機器増の要請、技術者の確保、県単事業の予算確保などの意見・要望がありました。

 出席された町村の皆さんから様々な意見と要望をいただき、県建設部の小松次長と担当課長・次長からご回答をいただき、活発な意見交換ができましたことに、町村長さんと建設部の皆さん、事務局の皆さんに感謝申し上げます。

 午後2時から、長野国道事務所の小澤所長さんをはじめ幹部の皆さんにお越しいただき、当村の国道19号の舗装・法面・護岸等の改修・修繕、排水路の改修、取付道路の新設、歩道の修繕・更新、支障木の伐採などの要望箇所の現地調査していただきました。

 担当職員の皆さんは、当村から前もって要望事項を報告してありましたので、既に工事を実施する予定の箇所、把握いただいて調査・設計をする箇所もあり、その他の箇所も小澤所長や担当幹部の方から対策方法などを詳しく説明していただき、それぞれの対応をしていただけると感じました。

 最初は古坂地区に行き、信州新町出張所長と合流し、以前に古坂区長からの指摘で、国道19号の犀川護岸のコンクリート壁が損壊していることから、国道に影響が出るのではと不安の声がありました。

 継続要望ですので、調査を済ませ設計案が出来、河川協議や具体的な施工方法を決めて予算を確保し、来年度に工事着手を目指しているとのことでした。

 また、平ダム当たりから古坂までの間は、舗装に亀裂があり沈下及び凹凸があって、降雨時は水溜りが数ヶ所にでき、通行に支障をきたしている箇所の舗装更新の要望をしました。

 道路の点検をしていただいて、舗装面の修繕が必要との結果でしたので、速やかに予算を確保して事業を実施したいとのことでした。

 国道19号山清路防災1号橋に取付道路が設置されることで、周辺の遊歩道を利用して山清路などの観光地へのアクセスが容易となるため要望しました。

 歩道橋の押し上げ式は可能ですが、自転車は傾斜が急で難しく、事業を実施するとなると民地の無償提供やどんな設置方法があるか両者で引き続き検討することになりました。

 こちらで松本出張所長と合流し、下生坂区長から、東部常会と南部常会の国道沿いに支障木や竹林があり、通行や歩行に支障をきたしているため伐採を要望しました。

 現在は、民地であっても国道に枝がはみ出している場合は伐採できるので、道路敷と併せて、11月中旬から伐採していただけるとのことでした。

 下生坂竹の本地区は、現在応急対策として、H鋼等により土砂流出を防いでいただいているところで、経年劣化も見られるため住民から不安の声があり、早期の竣工を要望しました。

 設計は済み現在用地関係で地権者と連絡が取れない方がいるため、副村長と構図を見て対応し、順調にいけば来年度工事着手になるとのことでした。

 下生坂の生坂トンネル北口付近の支障木が道路まで広がっており、通行に支障をきたしていることから伐採を要望しました。

 こちらも他の場所と同じ様に11月中旬から伐採をしていただけるとのことでした。

 PTAからの要望で車の交通量が多く、見通しも悪いため、横断する児童の安全確保のため「減速」等の路面標示により注意喚起を行うよう要望しました。

 村営バス犀川線の小舟バス停近くの路側帯にグリーンベルトの様に塗装していただきましたが、今回の要望は警察と相談して対応したいとのことでした。

 PTAからの要望で、下生野交差点を歩車分離信号にして欲しい件については、警察に要望することになりました。

 また、当区間は歩道が狭く段差が多いため危険で歩きづらいため、歩道の改修を要望しました。

 小中学校の通学路であるか確認し、歩道整備は大変要望が多く、事業化には地元の協力が必要であり、三者で検討協議を進めたいとのことでした。

 下生野区長からの継続要望であり、降雨の際、道路排水等が国道下集落への流入を減らすことで、今実施している千曲川河川事務所による築堤工事での内水処理を減らし、浸水被害を軽減したいということで、排水路の改修をお願いしました。

 排水路の更新には、東側の排水路を4分割ほどで実施し、西側の排水路は、歩道の改修と併せて実施できるかなど検討することになりました。

 最後は、池坂トンネルの南口付近で、地元区長から要望で、道路上部の木が倒れる危険性があるため、通行上の安全確保のため支障木の伐採をお願いしました。

 道路敷の他に民地もあることから地権者と調整をして、こちらも11月中旬から伐採したいとのことでした。

 本日は大変忙しい中、詳細に現地調査をしていただき、それぞれ適切な回答や協議をいただき感謝申し上げます。

 毎年度、舗装の更新や支障木の伐採などの要望に応えていただいていますが、村民の皆さんの安全安心な生活のために、当村は国道19号が最も重要な道路ですので、引き続きのご指導、ご支援の程よろしくお願いいたします。

草尾上空からの風景

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧がとても深く立ち込めていた草尾上空の雲海からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、保育園で焼き芋会・誕生会(以10,11月生まれ)、中学校で自己肯定感講座・3年性教育、運動教室、例月出納検査、などが行われました。


ゼロカーボン推進プロジェクト会議&林務関係事業現地調査&万平集落上空からの風景

2023年10月30日 | 生坂村の会議

 10月30日(月)は心地良い秋の晴天で朝晩は寒かったものの、昼間は過ごしやすい陽気となりました。

 午前10時からのゼロカーボン推進プロジェクト会議は、最初に私から、お陰様で脱炭素先行地域づくり事業は順調に進んでおり、10月18,19日は、区長会の皆さんに、第2回で脱炭素先行地域に選定されました、関川村まで遠路行って頂いて視察研修を行ってまいりました。

 また次の翌週24日には区長会議をお願いし、各区のオフサイトPPAの関係で協議を進めていきたいという事でご理解を頂いており、その他にも村民の皆さんにアンケートをお願いしその結果もまとまり、その結果、賛成、どちらかといえば賛成が60%以上でした。

 しかし、分からないという方も20%以上いまして、そういう方にこの事業の内容を再度お知らせしなければいけないと思いますし、来年の1月から2月の説明会にそういう方々に出席していただき、この事業を把握していただければ有り難いと考えているところです。

 また、反対、どちらかといえば反対が16%程度という事でしたので、概ねこの事業については村民の皆さんのご理解を頂けたと考えているところです。

 本日はこの事業に関して調査設計業実を行って頂いております(株)エコロミから、進捗状況について、それからヒッタイショウからは事務局運営サポートの進捗状況について、それから、平林建設には民家戸別訪問についての現状調査結果について報告を頂くようになっております。

 その他11月に雲根の創造の森プロジェクトの関係では多くのピザパーティーと夜の森のレストランを開催して頂くという事で、村民の皆さんが多く参加していただければありがたいと考えているところです。とにかくここにいる皆さんが力を合わせてこの脱炭素先行地域づくり事業を推進していき、村民の皆さんのご理解とご協力をもっと頂ける様に進めていきたいと思いますなどと挨拶をさせていただきました。

  • 生坂村脱炭素先行地域づくり事業(調査・設計業務)の進捗状況について

 (株)エコロミの小峯社長から

 マイクログリットの調査設計でやまなみ荘と役場の電力の動きと電力測定結果、上生坂の対象施設電力計測結果の説明や対象範囲、今後に向けてのお願いについての説明や、小水力発電の現在の計画概要及び参考例について。

 EVシェアリングの上生坂地区の充電器予定場の調査について、充電器種類の考え方、PPAの車載型蓄電池(EV)の平常時の使い方(案)、公用車EVの利用料金(案)、今後の予定について。

 やまなみ荘の木質バイオマスボイラー導入についての村内資源でチップ試作状況、村内資源でのチップ試作による確認事項について。

木質バイオマスの利活用に向けた森林調査で森林関係者へのヒアリングと結果について、森林関係者ヒアリングからの考察、森林関係者ヒアリングからの課題、11月の予定について、また、林野庁森林ゾーニング支援ツール『もりぞん』による分析について。

 古民家脱炭素リノベーションの事業背景、想定した技術概要、効果今後の予定について

 (株)いくさかてらすの母体形成に向けてそれぞれ説明がありました。

意見、質問

事業を進めていく上で、現在村づくり推進室で対応しているが、行っていく業務が多いため村の推進体制や、いくさかてらすの体制を整備していくように私から依頼しました。

この件についての協議の結果、今後の仕事量やいくさかてらすの仕事量を調査して人員体制を整えていくようになりました。

  • 生坂村脱炭素先行地域づくり事業(事務局運営サポート業務)の進捗状況について

合同会社ヒッタイショウの斉藤代表

 ヒッタイショウでアルバイト社員の面接を行い1名採用したこと、事務所を村内の上生坂旧窪田商店に設置し、11月2日から運営を開始する事、定期的な広報いくさかやチラシによる周知を行っていく事や12月からSNSで周知を行っていくので掲載するルールを定め対応していく事についての説明がありました。

 意見、質問

 現在までに事業についての問い合わせについて、数件質問があり事務局等打ち合わせを行い対応していると回答しました。

  • オンサイトPPA事業に向けた民家個別訪問による現地調査等について

平林建設(株)の平林専務から

 いくさかてらすから受注しオンサイト、オフサイトPPA関係の設備設計委託業務を受注し、民家への設置希望者がアンケートで110件位あり、10月は40件位の現地確認を行った。また公共施設については10件の現地確認を行った。また、11月からはアンケート結果で分からないという方も多数いたので、そういう方にも個別に事業について説明し、11月を目処に進めていきたいと報告がありました。

意見、質問で

・個別に事業説明を行っていくには周知が必要と意見がありました。

・太陽光パネルを設置する際それぞれの家屋で状況が違うので、補助基準を確認して設置する際の内容をルール化した方が良いのではないかと意見がありました。

その他

 いくさか『創造の森』プロジェクト ピザパーティー・森のレストラン開催について

手作りピザパーティーを11月3日(金・祝)、25日(土)に森のレストランを11月11日(土)、23日(木・祝)に下生坂区雲根地区で行うよう計画していると説明がありました。

 午後3時からの林務課関係要望個所現地調査は、松本地域振興局林務課の中宿課長はじめ3人の職員の皆さんにお越しいただき、当村の今年度の林務事業の要望個所の現地調査をしていただきました。

 最初に上生坂小舟地区の沢が大雨により土砂流失の恐れがあり、谷止工の設置を上生坂区から要望があるために現地を確認していただきました。

 この個所は保安林指定していないところもあり当村で対応するように依頼され、当箇所の沢筋も荒れているために危険性を考慮し、早ければ令和7年度に堰堤の建設予定で進めたいとのことでした。

 次に宇留賀区の才光寺の谷止工が破損している場所に行い、この箇所は宇留賀区から要望をいただいている箇所で、下に人家があり危険なため谷止工2基の修繕をお願いしました。

 この谷止工は治山施設であり、筑北地域で各施設の修繕を行う事業があり、その事業のなかで実施していただけるとのことでした。

 次に主要地方道大町麻績インター千曲線の下生坂区込地集落の県道と廃工場に、山から土砂が流出して、今後流出が大量になると人家2戸への影響が懸念されるため要望しました。

 令和3年度の要望により調査をして、県単の対応として森林整備により土砂流出を防ぐ方法を提案されました。

 次に同じく込地集落の大町麻績インター千曲線に土砂が流出して、トンパックで土砂流出を抑えているところの法面の安全対策を講じていただきたく要望しました。

 今年の9月補正で設計した、工事着手の予定とのことで、ここも保安林指定を依頼されました。

 最後に古坂区で一昨年7月に直径1.5m位の落石が発生した個所では、上部の落石発生源の調査をしていただくとともに、落石防護柵を新たに設置することを要望しました。

 山地治山の調査を実施するか、落石防護柵を現状の1スパンの増設かそれ以上かなどを検討していただけるとのことでした。

 村内は山林が80%ほどと急峻な地形の場所が多い状況であり、村民の皆さんの安全安心な生活を守るために、林務課で実施しています治山林道事業は大変重要でありますので、引き続きご指導、ご支援の程よろしくお願いいたします。

万平集落上空からの風景

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が少し晴れて青空が見えてきた万平集落上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、小学校で4年希望献立(オンライン交流)・不登校相談、中学校で第3回総合テスト、児童館でおはなしひろば、新型コロナウイルスワクチン接種などが行われました。


安曇野交通安全協会生坂支部のペイント作戦&宇留賀上空からの風景

2023年10月29日 | 生坂村の報告

 10月29日(日)は日差しが届いても雲の広がり、昼間は日陰でもヒンヤリと感じられました。

 早朝7時から安曇野交通安全協会生坂支部の皆さんによるペイント作戦が行われました。

 早朝から地区ごとに、各村道に「トマレ」の文字や停止線を引いたり、カーブミラーの拭き掃除をしていただきました。

 停止線が白くよく目立つようになり、カーブミラーも綺麗になり、交通事故防止に結び付くと感じました。早朝より大変ありがとうございました。

宇留賀上空からの風景

△▽ 毎朝恒例の写真は、前日に撮影しました朝霧が晴れ青空が広がっていた宇留賀上空から撮影した風景です。

 私は、県青連OB会から午前11時前に帰ってきて、ブログの作成や孫の子守りなどをして過ごしました。


信濃十名勝「山清路」の風景

2023年10月28日 | 生坂村の風景

 10月28日(土)は変わりやすい天気で、朝晩は肌寒く昼間は過ごしやすい体感でした。

△▽ 毎朝恒例の撮影は、少し色づいてきた木々や清き流れの犀川などの山清路の風景を撮影しました。

信濃十名勝「山清路」の風景

 北アルプスの名峰「槍ヶ岳」を源とする犀川は、松本盆地を北流し長野盆地の川中島で千曲川と合流する河川でして、その流れは当村でところどころで蛇行しながら、美しい峡谷である「犀峡」を造り出しています。

 犀川は生坂村で、支流の金熊川、麻績川と合流するところが「山清路」と呼ばれる景勝地になっていて、この地は、民話『犀龍と泉小太郎』の山清路伝説の場所であります。

 山清路の名勝は明治以降、犀川下りの人々により有名となり、昭和3年新愛知新聞社 主催により、信濃十名勝所の第二番に選ばれましたのが、ちょうど今の風景に近かったと思います。

 昭和62年には朝日新聞社、長野県、テレビ信州、森林文化協会の公募により、長野の自然100選の一つに認定されましたのが、それは平ダム湖の風景だったと思います。

 主要地方道県道大町麻績インター千曲線の山清路バイパス(山清路大橋)が完成し、旧道になった県道部分を、松本建設事務所により、法止工、舗装・橋梁の修繕などの整備をしていただき村道に移管されました。

 当村としても山清路のVR動画とパンフレットの製作、看板の修繕、百体観音の遊歩道の整備、駐車場整備、観音様の建立、支障木の伐採、三箇所の案内看板の更新など、山清路を当村北部の観光名所にするため取り組んでいます。

 今日は公務が無く、11月3日に亡き母の五十日祭法要のため、お墓の掃除を息子と行い、その後雑用を済ませてから、1年に一回の長野県商工会青年部連合会の正副会長を務めた4人で一献を交わすために、湯田中温泉に行き、楽しいひとときを過ごしました。

 本日生坂村では、公民館で地域未来塾などが行われました。


生坂農業未来創りプロジェクト会議&松本広域連合正副広域連合長会議&高津屋森林公園上空からの風景

2023年10月27日 | 生坂村の会議

 10月27日(金)は変わりやすい空でも、昼間は過ごしやすく爽やかな体感でした。

 午前10時からの生坂農業未来創りプロジェクト会議は、最初に私から、道の駅いくさかの郷の件を毎月協議して頂いておりますが、8月、9月、10月とイクサカラットが順調に出荷されまして、販売も順調に伸びて多くの皆さんに生坂村にお越しを頂きました。栽培されている皆さん、そしてここにいる皆さん、道の駅いくさかの郷のスタッフやかあさん家の皆さんに感謝を申し上げる次第です。

 テレビで全国放映をされて生坂村も少しずつ皆さんに知っていただけるようになってきたのかなと思っております。イクサカラットや灰焼きおやきという名物がありますので、こういう点を少しずつ伸ばしていき、更にいくさかの郷を盛り上げていきたいと思っておりますのでご理解とご協力をお願いいたします。

 これから、皆さんご存じの通り閑散期に入りますので、今後どのような物で誘客につなげていくかという事でございますが、今日は丁度トマトの竹パウダー効果の検証試験結果も協議することになっており、トマトもハウス栽培をしたら如何かという話が、この前のいくさかの郷定例会で出されまして、そんなような事も生産者の皆さんと話し合いを進めていけたら良いと思います。

 その他にも農泊推進対策の研修の関係と、最適土地利用総合対策につきましては、来年度までに地域計画を作成しなければいけないという事で、全国で大変困っているような地域もあります。

 当村は良い事業を内示いただきまして、これに沿って24日には区長会議を開きまして、こちらの方のご協力をお願いし、当然農業委員の皆さん中心に地域の皆さんと話し合いをしていく訳でございますが、そんな事で村を上げてしっかり取り組んでいきたいと思いますなどと挨拶させていただきました。

協議事項

  • 竹パウダーの効果検証結果について

 竹パウダーを用いることで化学肥料の使用量を減らしても生育を維持できるか。また、収穫物の糖度にどのような影響があるかについて、トマト栽培で、A区として無施肥、B区で化学肥料のみ、C区で竹パウダーのみ、D区化学肥料半量+竹パウダーにより作付けを行い各調査区のトマトの糖度、1果重量、地上部の長さについて比較を行いました。

 その結果としてトマトの場合、竹パウダーを施用した上で化学肥料を半減させると実も株自体も若干小さくなる。このことから、竹パウダー施用時は2~3割ほど減らし、様子を見ると良いと思われる。

 竹パウダーの過剰施用、老苗の利用は、根を痛めて生産を阻害する場合がある。これに加え竹パウダーは十分に発酵させること、残暑の時期は施用を避けることにも留意すると説明がありました。

意見質問として

・竹パウダーの効果について質問があり、竹パウダーの成分は竹を粉末化したもの土壌改良資材として使用すると回答しました。

・定植時期と収穫調査時期について質問があり、定植時期は8月3日で収穫調査時期は10月24日と回答しました。

・ミニトマトなので1日で判断するのではなく回数を増やしたらどうかと意見がありました。

・竹パウダーはどのように作られているかと質問があり、今回は購入したものを使用したと回答しました。

  • 道の駅いくさかの郷について

直売所について

8月の収支については収入が8,283,117円で支出が7,483,022円で800,095円のプラスになり、客単価もアップしている。

9月は1か月にして道の駅始まって以来の売上で、32,570,467円となり、前年度対比156%となり、集客数も11,568人で前年度対比124%となった。これは、生産者のご協力を頂き大幅に増えた。また、ブドウ部屋9月5日から始めた事、メディアに取り上げられた事、ブドウカード21種類を作成し配布した事が考えられる。

10月は現時点で13,007,495円と昨年の10月の売り上げを上回っている。

去年の品種数が52種類で今年は品種56種類の品種となっておりこの点も売り上げ増につながっていると考えられると説明がありました。

かあさん家について

 9月の売り上げは食堂が1,871,293円で来客数が2,110人、お焼き販売2,130,650円で来客数2,288人、直売所の売り上げは2,515,065円で合計6,517,008円となり、昨年に比較し伸びていると説明がありました。

質問意見

・土日休日以外の日でも来客数が多く駐車場がいっぱいになり車が停められなかったと聞いたが今後の対応はとの質問に対して、今年のこの時期は先程説明したように予想以上にお客さんが多かった、駐車場対応については10月のいくさかの郷定例会で取り上げられ来年度に向けて検討するようになっていると回答しました。

 おやき販売の整理券についても検討をお願いしたいと意見がありました。

  • 農山漁村振興交付金(農泊推進対策)について

 当事業で11月6日(月)から7日(火)に視察研修会を実施する。視察場所は、石川県里山まるごとホテル、春蘭の里、道の駅能登食祭市場について研修し地域資源を活用した体験プログラムの受け入れ体制及び食や景観を活用した観光コンテンツの磨き上げ等に関する地域活性化対策を学び、本村の活性化対策を推進していくと説明がありました。

  • 農山漁村振興交付金(最適土地利用総合対策)について

 現在策定してある人・農地プランを来年度中に地域計画として各区単位で話し合いを行い将来の土地利用構想を整理して、担い手や地域で耕作する農地(守るべき農地)と今後維持管理が難しい農地(粗放的な利用を行う農地等)を明確化したうえで実証の取り組みを通じて地域の土地利用構想を策定していくと説明がありました。

 意見質問

・村外に住んでいる人の把握について及び、竹が農地に入っている個所の対応について質問があり、白図により、営農組合等の状況で色づけしていき、不在地主についても調査していく。また荒れている土地は除外していくと説明しました。

・区で行っていく調整会議についてはどのような説明をしていくかと質問がありこの事業の紹介を目的としていると回答しました。

5.その他

JA松本ハイランド生坂支所営農関連スケジュールについて

11月3日(金文化の日)明科・生坂支所JAまつりから12月上旬の野菜部会・ジュース用トマト部会生産販売実績検討会及び、ぶどう部会の川手支部の実績検討会について説明がありました。

また、今年の米の作況指数は99から100で例年並みだった事及び草尾ぶどう出荷所への出荷数が昨年より200ケース程増えたと説明がありました。

 午後2時からの令和5年度 第2回 松本広域連合正副広域連合長会議は、協議事項として、令和5年松本広域連合議会11月定例会、松本広域連合規約の変更、松本広域連合広域計画の改定(変更)、令和5年度一般会計補正予算(第1号)、令和4年度松本広域連合決算、介護認定審査会の簡素化の導入、令和6年度松本地域ふるさと基金事業の実施方針、松本広域連合火災予防条例の一部改正について協議をし、原案通り定例会に諮ることになりました。

 報告・周知事項としては、松本広域観光に係る基調講演及びパネルディスカッションの開催、松本大学生による松本広域観光周遊プランの制作、消防署管轄区域の見直し、消防通信指令システム全面更新に係る進捗状況、松本・諏訪・上伊那地域の指令の共同運用に係る検討状況などについて説明を受けました。

会議終了後は、東筑摩郡村長会を開催し、議題として令和4年度一般会計決算について協議し承認していただき、協議事項として、令和5年度人事院勧告、全国町村長大会、東筑摩郡村長会・議長会新年会、消防費負担金などについて協議をし、それぞれの方向性などを決めていただきました。

高津屋森林公園上空からの風景

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が深く立ち込めていた高津屋森林公園の上空と周辺からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、保育園でイングリッシュランド、小学校でALT、中学校で新人戦壮行会、児童館でおはなしひろば、健康麻雀教室、健康応援隊、せせらぎ公園整備、新型コロナワクチン接種、農業委員会などが行われました。


砂防関係要望個所現地調査

2023年10月26日 | 生坂村の報告

 10月26日(木)午後3時からの砂防関係要望個所現地調査は、犀川砂防事務所の河原所長はじめ4名の職員の皆さんにお越しいただき、当村の今年度の砂防事業の要望個所の現地調査をしていただきました。

 最初に小立野区民と太田議長からの要望で、小立野くるみ平地区を現地調査していただきました。

 当箇所は地すべり防止区域であり、保全対象として、人家及び県道があり、村道も存在しています。道路擁壁及び道路に変位が確認されており、斜面崩落の不安があるため、早急に対策を講じ民生の安定を図るものであります。

 当箇所は調査会社により現地調査をしていただきましたが、目立った動きがなく経過観察をしていきたいとのことでした。

 次に下生野区からの要望で、大林沢1を現地調査していただきました。

 大林沢は、土石災害警戒区域であり、今後100年に1度の大雨等により隣接している人家及び農地や道路等へ影響を及ぼす可能性があるため、堰堤の整備を要望しました。

 堰堤の整備により、人家及び農地・道路等の保全にもつながります。この要望は保全対象が多いため優先順位を決めて対応していきたいとのことでした。

 次に地元区長より要望で隣の大林沢2を調査してもらいました。

 この箇所は堰堤下流側の沢が荒れていることから水道が変化し、畑から湧水が流れ出ているため畑の陥没箇所が見受けられます。

 よって、大林沢周辺の湧水対策を要望しまして、当堤防の上まで登り状況を把握して対応したいとのことでした。

 次に小舟常会からの要望の塩田沢に行きました。

 当箇所は土石災害警戒区域であり、今後100年に1度の大雨等により隣接している人家及び農地や道路等へ影響を及ぼす可能性があるため、堰堤及び流路工の整備を要望しました。

 この整備をすることにより、人家及び農地・道路等の保全につながりますが、保全対象の人家が少ないが、国道19号が保全対象であるので、当村の優先順位を加味して対応したいとのことでした。

 上生坂和手常会の役場上部の急傾斜地に行きました。

 当該箇所は、地元区長より要望で、当該箇所は、土砂災害特別警戒区域であり、保全対象として、人家及び避難所や村道が存在します。

 斜面崩落の不安があるため早急に対策を要望し、避難施設があるため中村団地の急傾斜対策工事終了後に検討するとのことでした。

 

 当箇所から、犀川対岸の大倉・宮の平・菖蒲の要望をしました。

 当箇所はそれぞれ地すべり防止区域であり、近年山腹の崩落が発生し、現在調査及び対策工事を行っていただいています。

 今後大規模な崩落を防止するためにも山腹工及び護岸の改修等により、早急に対策を講じていただき、今年5月の豪雨の際に発生した大倉の村道路肩沈下部分の復旧も要望しまして、引き続き工事を進めていただけるとのことでした。

 次に昭津区長より要望された当区を流れる砂防指定の梶本沢に行きました。

 当箇所は近年の集中豪雨等により河床の陥没や護岸の洗堀が進んでいるため護床及び護岸の修繕を要望しました。

 河川の洗掘を抑えるための帯工と、護岸の修繕は根接ぎ工を検討し施工したいとのことでした。

 古坂区の地区要望による公民館の上の集水枡の所に行きました。

 この箇所は豪雨の際に雨水が集中し、排水が飲み込みしきれず溢れ出てしまうため、集水桝の嵩上げを要望し、今年度に対応したいとのことでした。

 現在、桧沢の堰堤工事、中村団地の急傾斜対策工事、袖山地区の地すべり対策工事、大倉地区の地すべり対策など、多くの砂防工事をしていただいているところであり、村民の皆さんの安全安心の生活を守るために、砂防事業は大変重要でありますので、引き続きのご指導、ご支援の程よろしくお願いいたします。


知恵の輪委員会&議会全員協議会&簡易水道有収率対策プロジェクト会議&生坂ダム湖上空からの風景

2023年10月26日 | 生坂村の取組

 10月26日(木)は晴れて爽やかな秋の青空広がり、赤や黄色に色づいた木々が美しく映えました。

 午前10時からの知恵の輪委員会は、私の挨拶で始まり、令和5年度「地域発 元気づくり支援金」進捗状況について、担当部署から説明していただきました。

 最初に村づくり推進室から、生坂村『創造の森』プロジェクト事業について、アースオーブンへの屋根掛け、シンク、炊事場の増設を実施しており、今後、いくさか『創造の森のレストラン』(全2回)といくさか『創造の森』の手作りピザパーティ(全3回)を実施予定とのことでした。

 次に健康福祉課の「お出かけをもっと楽しく、もっと便利に事業」では.映像作成、.QRコード作成、乗り物お出かけ体験ツアー、モバイルスタンプラリーなどを進めているとのことでした。

 次に教育委員会の「一星亭再生プロジェクト」は、主屋及び土蔵内の整理・片づけ及び簡易的な修繕の実施、「一星亭」保存活用講演会の開催、加藤正治顕彰会との連携などを進めていくとのことでした。

 次に振興課の「いくさか農業 松本山雅FCとともに全緑登頂事業」は、農産物販売促進イベントの開催、193カラットカードの作成及び配布などを実施しているとのことでした。

 続いて、令和6年度「地域発 元気づくり支援金」申請予定事業については、いくさか『創造の森』プロジェクトが3年目を継続予定で、お父さん頑張る会の炭窯の更新事業を検討していて、いくさか農業 松本山雅FCとともに全緑登頂事業の継続、大城・京ヶ倉のトレッキング関係の事業の検討、生坂村歴史文化遺産「一星亭」周知・再生プロジェクトの継続、北海道標津町との交流事業などを継続や新規の検討をしているとのことでした。

 午後1時30分からは、議会全員協議会が開かれ、太田議長と私の挨拶で始まりました。

 行政からの報告として、犯罪被害者等支援条例の制定を、NPO法人 長野犯罪被害者支援センターから要望され、当村としても趣旨を鑑み制定に向けて準備していきたいなどと説明し、議員各位から条例案を示していただき判断されるということで、準備を進めることは了承していただきました。

 次に、24日の区長会議でご理解をいただきました、脱炭素事業(PPA事業等)及び最適土地利用総合対策事業に関する地区調整会議の開催について、内容の概要、各区の日程、参集者、出席者などを説明し、議会からは地理に詳しい地元議員各位に限って出席していただくことに決めていただきました。

 午後2時からの簡易水道有収率対策プロジェクト会議は、私の挨拶で始まり、前回会議からの対応状況として、小舟送水管布設替工事開札、白日配水池内ポンプ流入管修繕、下生野国道下配水管破裂 夜間緊急断水、配水管修繕工事 VPφ100、下生野第一漏水調査、上生坂第一夜間漏水調査、草尾ポンプ10時間 坂森漏水調査、長谷久保減圧槽付近で漏水発見、長谷久保配水管修繕工事VPφ50→PEφ50、上生坂原村道工事に併せて仕切弁の設置、下生野第一漏水調査、下生野給水管修繕工事 PEφ203本中2本漏水、下生野送水管・上生坂梅月配水管入札、草尾ポンプ4時間坂森漏水調査などを説明してもらいました。

 次に、各ポンプ施設の運転時間の比較、上生坂第1配水池流量比較、下生野第1・第2配水池流量比較、配水量と使用量の比較、安曇野市受水量比較などの説明も受け、先月9月は有収率が77.89%と上がりまして、以前高い有収率を維持しており、担当職員はじめ関係各位に感謝申し上げます。

 次回会議までの対応について主な協議の内容は、下生野と梅月の布設替え工事を実施していただくこと、坂森のポンプから先が3箇所くらいで漏水が散っていて、地上に出ていれば良いが、山の中で見つけづらいこと、坂森から先は流量計を付けて追っていくとして、坂森から長谷久保、上野、大久保・中塚であり、漏水が増えてこないと何処だか分からないので、ポンプ時間を注視して変化があると対応していくこと、今後の工事の進捗情報を把握すること、フジ地中情報は見積りがきたが、これから精査して来月の会議で検討するなど、今後も当会議でライフラインである上水道関係施設の老朽化・耐震化対策は計画的に進め、漏水対策は迅速・的確に対応することなどを協議してまいります。

生坂ダム湖上空からの風景

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が深く立ち込めた生坂ダム湖上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、小学校1年が3校交流会、ノーマイカーデー、児童館でこども工房、乳がん(マンモグラフィー)検診、民生児童委員定例会、行政相談、犀川砂防事務所関係事業現地調査などが行われました。


令和5年度北陸地方治水大会&グリーンパークブリッジ周辺からの風景

2023年10月25日 | 私の活動報告

 10月25日(水)は日差しが届きましたが、午後はにわか雨が降りました。

 午後1時10分からは、北陸地方治水大会の記念講演会として、富山県立大学 工学部 環境・社会基盤工学科 准教授 呉 修一氏氏から「地域の特色を活かした流域治水と河川水文技術」と題して講演をしていただきました。

 多発する洪水・土砂災害、昨今の富山の水害、水文・水資源学会の取り組み、土木学会の取り組み:河川シンポ、流域治水にもの申す人々、富山河川の特徴、急流河川の被害特徴、富山の将来展望、浸食リスクの見える化、今後の地域の特徴を活かした水防災、利賀ダムの効果検証、小規模河川の氾濫推定図作成が進行中、流域治水の検討、富山での田んぼダムの評価、内水氾濫への対応、デジタルツインの準備などと多岐にわたりご講演をされました。

 午後2時5分からは北陸地区治水大会が行われ、私が長野県河川協会長として、当大会の実行委員会副会長になり壇上に登り、富山県河川海岸協会長 黒部市長 武隈義一氏の開会のことばで始まりました。

 そして、富山県知事 新田八朗氏代理副知事 蔵堀祐一氏、全国治水期成同盟会連合会長 脇雅史氏、富山市長 藤井裕久氏からそれぞれの立場からのご挨拶を頂戴しました。

 大会座長推挙では、富山県河川海岸協会長 武隈義一氏が恒例により推挙され、来賓祝辞として、北陸地方整備局長 遠藤仁彦氏と富山県議会議長 山本徹氏代理副議長 奥野詠子氏からそれぞれの立場からお祝いの挨拶を頂戴しました。

▽ 治水事業の現状説明として、最初に、国土交通省 水管理・国土保全局治水課長 奥田晃久氏から「最近の治水行政に関する話題提供」として、気候変動による水災害の激甚化・頻発化、国土強靱化等の効果、公共事業関係費、水管理・国土保全局関係予算の推移、事前防災対策が後手に回ることによる社会経済等への損失、近年、雨の降り方が大きく変化、気候変動を踏まえた治水計画のあり方、自然の変化と社会構造の変化の関連性、「流域治水」の推進、流域治水プロジェクトことなどを説明していただきました。

▽ 次に、北陸地方整備局河川部長 松浦直氏から「北陸地方の治水行政に関する最近の動向」として、北陸地方の河川の特徴、近年の北陸地方の気象・出水、北陸地方整備局管内の最近の自然災害、治水関係予算の推移、小矢部川河川改修事業の効果、流域治水の推進、北陸地整の主要事業、自治体の協力による広報誌の掲載、安全で安心な地域づくり~管内の流域治水プロジェクト~などの説明を受けました。

▽ 次は、意見発表として、村上市建設課長 須貝民雄氏から「村上市における令和4年8月豪雨災害」と題して、気象の状況、被災の状況、被災の状況(浸水・土石流・土砂崩れ)、小岩内地内 土石流、農地・農業用施設、坂町地内ほか浸水、復旧・復興と防災・減災対策強化に向けて、令和4年8月の大雨を踏まえた荒川水系流域治水プロジェクトの推進などについて説明していただきました。

 最後は富山県河川海岸協会副会長 朝日町長 笹原靖直氏から朗読していただき、「激甚な水害がどの地域でいつ発生しても不思議ではない状況を踏まえ、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」を活用した取組を強力かつ計画的に実施することができるよう、物価の高騰や人件費の上昇による影響も考慮の上、令和5年度補正予算及び令和6年度当初予算において、前年度を上回る大幅な増額を図るとともに、改正国土強靱化基本法に基づき策定される国土強靱化実施中期計画には、計画期間、実施すべき施策の内容及び目標、事業の規模などが定められることから、同計画を早期に策定し、5か年加速化対策後も切れ目なく、継続的・安定的に国土強靱化を推進するための必要予算を確保すること」など8項目を大会決議として満場の拍手で承認されました。

 そして、次期2024年度開催県予定の石川県が決定され、令和5年度 北陸地方治水大会が閉会となりました。

グリーンパークブリッジ周辺からの風景

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、グリーンパークブリッジに行き、朝霧が立ち込めていた上空と周辺からの風景を撮影しました。

 本日生坂村では、保育園で小学校諸検査(年長児)、小学校で来入児検査・ALT、2歳児教室、文化財保護委員会、教育委員会定例会などが行われました。


全国治水砂防協会北陸信越地区支部長・参与視察研修&区長会議&草尾上野ぶどう畑上空から風景

2023年10月24日 | 私の日々の活動

 10月24日(火)はスッキリ晴れて穏やかな空で昼間は過ごしやすかったです。

 前日の全国治水砂防協会北陸信越地区支部長・参与会議に続き、本日は視察研修が行われ参加しました。

 宿泊先のホテルを朝8時45分に出発して、火打山川の第5号砂防ダムに向かいました。

 当事業は、積雪期の噴火および降雨による土砂災害を未然防止するため、砂防ダム等の施設を配置し、地域住民の安全確保を図ることを目的とし、第5号砂防ダムは主に融雪型火山泥流の対策とのことでした。

 火打山川、焼山川流域には、火山噴火による多置の堆積物があり荒廃が進んでいるため昭和26年度から砂防事業による施設整備が進められ、平成元年度から火山泥流を対象とした火山砂防事業として整備を行っていました。

 火打山川は6基の砂防ダムが設置され、既設第3号砂防ダムの嵩上げを済ませており、視察した既設第5号砂防ダムは嵩上げ工事とスリット堰堤の整備を進めていました。

 次に、焼山川と火打山川合流の下流地点において、異形コンクリートブロック堰堤を構築していました。

 最上流の保全対象である笹倉温泉の直上流に導流堤を配置し、早川を越水した融雪型火山泥流に対しても被害範囲の軽減を図っていました。

 最後は、フォッサマグナミュージアムを視察しました。

 フォッサマグナミュージアムは平成6年(1994年)4月25日に糸魚川市の美山公園にある奴奈川の郷(ぬなかわのさと)に開館し、地球や日本列島の誕生をわかりやすく展示した、石の博物館です。

 最初に、「新潟焼山の噴火活動のあらまし」としてスライドを見ながら説明していただきました。

 焼山は最も若い活火山で、第1期の活動では、火山灰の放出と火砕流、溶岩流の流出が起こり、第2期の活動は新潟焼山における最大規模の活動で、日本海にまで達する火砕流と長さ6.5kmの溶岩が流出しました。

 第3期の活動でも火山灰の放出と火砕流の流出が起こり、このときの火砕流も海まで1.5kmの地点にまで達したなどの説明をしていただきました。


 常設展示室を6つのエリアに分け、糸魚川を代表する美しい鉱物「ヒスイ」や日本列島が誕生した際の大地の裂け目「フォッサマグナ」などをポイントに、地質の時代経過に沿って地球が育んできた自然環境や資源の恵みを展示してありました。

 また、その一方で人々の暮らしに脅威となる地震や火山、地すべりなどの自然災害について学ぶことのできる内容となっていました。

 石の種類が豊富な糸魚川は、日本列島の生い立ちを知る、日本で最も適した場所の一つで、日本列島を真っ二つにするフォッサマグナや糸魚川-静岡構造線、ヒスイ、太古のサンゴ礁でできた切り立った崖、活火山焼山など、石が語る日本列島の歴史が手にとるようにわかります。

 視察研修の対応をしていただいた関係の皆さんには、3箇所の視察させていただき色々と勉強になり御礼申し上げますとともに、新潟県土木部砂防課の皆さんはじめ関係各位には、2日間大変お世話になりましたことに感謝申し上げます。

 役場に戻って午後3時15分からは、急遽Webにより「第26回 県と市町村との協議の場」に出席しました。

 意見交換は、県・市町村共同によるデジタル人材の確保について、県と市町村との人材の共同確保について意見交換をしました。

 私は、長野県市町村電算システム共同化委員会の委員長の立場から、県の連携しているデジタル人材と市町村の求めているデジタル関係の課題解決のためのマッチングなどを提案しました。

 午後6時からは、区長会議を開催し、私から、今月は赤とんぼフェスティバル、先週には区長会の視察研修とお忙しい中ご協力を頂きました事に感謝申し上げ、7月11日から脱炭素関係の村民説明会を10区に出向いて行わせていただき、それを踏まえて村民アンケートを行いまして、賛成、どちらかといえば賛成が60%以上でした。

 分からないという方も20%以上おりまして、そういう点でまだ説明をしていかなければいかないかなと考えており、今日は区長さん方に脱炭素関係の事業について説明をさせて頂きながら、この機会に人・農地プランを今後農業関係の地域計画を立てなければいけないことになり、これは、農業委員の皆さんにも当然ご協力を頂いて、来年度いっぱいで作成をしなければいけないので、併せて進めていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 よって区長さん方にご理解とご協力を頂かなければ、この事業が成功しないと考えていますし、視察研修の時も第2回で先行地域に選定された関川村でのお話もありました通り、区長さんを頼るなというお話もありましたが、区長さん方にお願いをし各区である程度まとめて頂ければありがたく思いますので、是非とも引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げますなどと挨拶をさせていただきました。

協議事項

村づくり推進室

 村の脱炭素における各区との調整について

 出席者の紹介を行い、令和5年10月20日(金)までの脱炭素先行地域事業の進捗状況を説明し、PPA事業について太陽光発電設備及び蓄電池設備の導入に向けた調査、設計、計画作成について(株)いくさかてらすが発注して、平林建設(株)が受注し業務を行っていくことの説明を行いました。

 そして、太陽光パネルを設置していくための地区調整会議の日程について11月6日(月)の小立区から11月27日(月)の古坂区10区の日程及び開始時間の調整を行いました。

 次に、この調整会議の会議内容として、各区のオフサイトPPA事業及び公民館等のオンサイトPPA事業についての設置個所と地区内合意方法について協議していく事の説明を行いました。

 意見として

・説明会の通知について調整会議で行う内容を通知の中に盛り込んで、役場事務局から参集者に直接通知してほしいと意見があり、参集者を正副区長、常会長、農業委員とし、各区で他に希望する参集者があれば事務局へ連絡していただき、開催通知を今週中に事務局から発送する事になりました。

・太陽光パネルの設置場所を決めるための地区合意を得る席には役場職員も出席してほしいと意見があり、役場職員と設計等受注している会社からも出席していくことになりました。

・調整会議までには地権者の了解も必要かとの意見には地権者の同意は調整会議後に、(株)いくさかてらすと役場で行っていくと回答しました。

振興課

最適土地利用総合対策事業について

 現在策定してある人・農地プランを来年度中に地域計画として各区単位で話し合いを行い将来の土地利用構想を整理して、担い手や地域で耕作する農地(守るべき農地)と今後維持管理が難しい農地(粗放的な利用を行う農地等)を明確化したうえで実証の取り組みを通じて地域の土地利用構想を策定していく。

 このためオンサイトへの太陽光パネルの設置個所についてはこの計画を策定していく上で関連性があるため同時に進めていきたいと説明を行いました。

 質問として

・ソーラーシアリングについての話は出てこないかとの質問に対して、現在は出ていないが今後農業委員がこの計画を策定していく過程の中で色んな意見を吸い上げていくと回答しました。

草尾上野ぶどう畑上空から風景

△▽ 毎朝恒例の写真は、前日青空が広がっていた草尾上野ぶどう畑上空からの風景写真です。

 その他生坂村では、保育園で歯科検診、小学校で6年理科校外学習、児童館でスポっちゃおなどが行われました。


全国治水砂防協会北陸信越地区支部長・参与会議&生坂ダム湖上空からの風景

2023年10月23日 | 私の活動報告

 10月23日(月)は秋晴れで空が高く感じられ、昼間は日差しの下では過ごしやすい体感でした。

 午後3時から新潟県糸魚川市において全国治水砂防協会北陸信越地区支部長・参与会議が開催され、(一社)全国治水砂防協会長野県支部の支部長として出席しました。当地区は石川県・福井県・新潟県・富山県と長野県から構成されており、各県の支部長か代理の方と、参与として各県の砂防課長が参加して行われました。


 最初に今年度当番県の新潟県出雲崎町長 小林支部長の挨拶から始まり、地元糸魚川市の米田市長、来賓として国土交通省水管理・国土保全局 草野砂防部長と全国治水砂防協会 大野理事長から、それぞれの立場からご挨拶を頂戴しました。

 自己紹介の後、国土交通省からの提供情報として、「いのち」と「くらし」と「みどり」を守る砂防と題して、草野砂防部長からご講演をいただきました。

 令和5年 全国の土砂災害発生状況(9月31日時点)、令和4年 全国の土砂災害発生状況、土砂災害発生件数の推移(昭和57年から令和4年)、令和4年度 砂防関係施設の効果事例、気象情報等を活用し事前避難により被害を逃れた事例、事前の避難により難を逃れた事例、防災教育の意義~東日本大震災における釜石の奇跡~、土砂災害に関する防災教育について、流域治水時代の砂嚢事業の展開、「いのち」と「くらし」と「みどり」を守る砂防事業、令和6年度 概算要求概要(水管理・国土保全局)、令和6年度概算 新規要求事項、火山地域における土砂災害対策、近年のTEC-FORCE砂防班の活動及び人材育成の取り組み、砂防を活用した「防災啓発」「地域活性化」の取組など詳細に講演をしていただきました。

▽ 次に大野理事長から「土砂災害対策の新たな課題」と題して情報提供をしていただきました。

 当会議が、2004年10月23日に発生した中越地震と同じ日に開催されましたので、中越地震発生当時の被災状況、復旧状況等々について詳しく説明された後に、IPCC第6次評価報告書の概要としてAR6 WG1報告書の主要なメッセージ、これまでの報告について(WG1)、地球温暖化により世界全体の水循環が更に強まる状況、大雨・干ばつ・平均降水量の地域的予測、気候変動の影響とリスクが複雑化している状況、今後10年の選択と行動が気候レジリエントな開発を決める状況、「第9回 砂防現地視察と討論会」など多岐にわたり説明していただき、11月16日(木)開催予定の全国治水砂防促進大会での提言項目のたたき台について説明を受け、多少の語句の変更や内容的にも更に検討をするとのことでした。

 各県の提出議題として「歴史・文化的価値を有する砂防施設を活用した地域活性化の取組について」「高精度な地形図を用いた基礎調査の進捗状況等について」「土砂災害に対する避難の実効性確保に向けた取り組みについて」「要配慮者利用施設の避難行動について」「過去の災害から得られた教訓を活用した取組について」を各県から議題として提出していただき、他の県が現状の取り組み等について回答していただき、さらに全員で協議をしました。

 提出議案に対して各県の取組等について、草野部長と大野理事長から、歴史・文化的価値を有する砂防施設や過去の災害から得られた教訓を活用しての防災教育の必要性、当地区は全国に先駆けての取組が多く、東日本台風や今年の7月豪雨災害など激甚な災害が頻発している中、防災・減災のソフト面の取組事例としての啓発、要介護施設等の避難行動を地域防災計画に位置付けをすること、高精度な地形図を用いた基礎調査が必要であることなどの意見を述べられました。

 今回も各県での避難勧告等の発令による避難の状況、自助・共助や地域のコミュニケーションによる災害対応、ハザードマップ等の周知方法など、防災・減災のソフト対策は全地域で進めていますし、当村での防災・減災のソフト対策の参考になる事例もあり今回も有意義な会議となりました。

生坂ダム湖上空からの風景

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、生坂ダム湖の湖畔から朝霧が晴れてきた上空からの風景を撮影しました。

 本日生坂村では、保育園で懇談会(~26日)・芋ほり、小学校で防犯教室・マラソン講習会、中学校で2年振替休日(~25日)、振興課関係村工事入札、健康推進員学習会などが行われました。