信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

令和元年 霜月の生坂村の朝風景

2019年11月30日 | 生坂村の風景
 今年の11月は、例年より暖かく穏やかな日が多く、紅葉も長く楽しめましたが、東京での要望活動や視察研修は汗ばむこともありました。
 また、11月は4回東京へ行き、各種全国大会、県町村会等の要望があり、その間に区長会や東筑摩郡村長会の視察研修がありましたので、前の土日に撮影した風景がありますが、生坂村にいた日は、その日の朝に撮影しました11月の生坂村の風景をブログにアップしました。
 今月のブログは、金戸山百体観音巡り、河川・治水砂防等の全国大会及び要望活動、大城・京ヶ倉秋のトレッキングツアー、区長会の視察研修、2019イクラン!!松本山雅FC、全国町村長大会等をアップしました。


△ 11月1日(金)  景勝の地「山清路」の旧山清路橋周辺が色づいてきた綺麗な風景です。


△ 11月9日(土) 朝霧と紅葉のコントラストが綺麗でした生坂ダムの風景です。


△ 11月18日(月) 下生野上空から朝霧が立ち込めて、神秘的な風情を醸し出している風景です。


△ 11月20日(水) スカイスポーツ公園から上生坂区の環濠集落のような風景です。


△ 11月24日(日) 県の天然記念物の乳房イチョウが落葉して、黄色い絨毯の綺麗な風景です。


△ 11月26日(火) 山清路上空から撮影した渓谷美と紅葉が素敵な風景です。

▽ 11月1日(金)から11月30日(土)までの朝の写真をデジブックにまとめましたので、宜しかったら下記のアドレスでご覧ください。
http://www.digibook.net/d/fb95cb73808d1479fe74e32560cbfbef/?viewerMode=fullWindow

▽ 朝の写真は生坂ダム湖の風景です。





 30日の生坂村では、公民館で絵手紙教室、地域未来塾、少年少女バドミントン教室、小学生バレーボール教室、少年少女サッカー教室U-15、消防団忘年会などが行われました。

生坂農業未来創りプロジェクト会議&振興計画審議会

2019年11月29日 | 生坂村の会議
 29日(金)午後1時30分からの生坂農業未来創りプロジェクト会議は、私が今月から「道の駅いくさかの郷」は、地元産の野菜などが少なく、売上が望めない時期になってしまいますが、各団体がパイプハウスで栽培する農産物が決まり、それらを販売するなどして情報発信をして集客に結び付けていきたいなどと挨拶をしました。




 協議事項は「道の駅 いくさかの郷」の10月の売上集計表、日別売上金額及び集客数、日別売上前年対比表、商品別売上対比表、かあさん家の食堂、おやき販売と直売所での販売、部門別売上と手数料、送迎車運行実績について説明を受けました。


 11月の全戸配布では、12月21日(土)の定例イベントの地元産野菜の直売、地元団体による特産市、12月28日から30日の歳末大売り出し、11月16日(土)開催した「いくさかの郷収穫祭」の模様、10月農産物売上・販売数ベスト3などのお知らせをしました。


 9月末時点の直売所の収支では、予算対比で使用料が44.36%で売上をもっと伸ばさなければならない点と、賃金は抑えられているが、消耗品費と印刷製本費が嵩んでいる点などの説明があり、色々な改善点を協議しました。


 今後の地域農業については、各10区と農業公社の農業のあり方について説明があり、有害野生獣の対策等の協議や1月から始まる農業懇談会に提示する文章のたたき台を、次回の会議で示して協議決定することにしました。


 JA松本ハイランドからは、生坂村の地域農業振興ビジョンの主要農産物生産振興策等の説明をしていただき、JAの農政懇談会と当村の農業懇談会を一緒に開催できるようにし、生坂農業に対して村民の皆さんと検討協議ができるように日程調整をお願いしました。


 午後5時30分からは振興計画審議会が開催され、平田会長より、前回の会議で第6次総合計画の基本構想等をまとめていただき、本日答申する運びとなったことに感謝のことばを述べられ、私からは、大変多くの会議を重ねていただき、令和2年度からの村政運営の根幹となります総合計画を策定していただき、12月定例議会に上程できることなどに感謝のことばを述べさせていただきました。




 藤澤室長から、前回の審議会での成果指標と目標値の漏れていた部分と文化講座は歴史・文化の講座内容であり、再度の確認の修正点、字句の修正等について説明しました。
 第5次総合計画の様に、第一章、第一節にすべきであるという点については、実際の冊子にする時にはその様にすること、図表の名前の変更と、本村を当村に修正することについては、その様に対応すること、スマホの活用と国際交流事業の推進についての提案については、原文通りでご理解をいただきました。


 合併の方向性については私の挨拶で触れることでご理解をいただき、アンケート結果についての審議会としての考えについては、総括で掲載すること、第6次総合計画を策定するためにアンケートを反映したことは本文に記載すること、アンケートをどの様に活かして議論したかなどの説明が必要である点は、冊子ができるまでにまとめたいただくことになりました。


 よって、11ページの第6章【村民アンケートから見た生坂村】の冒頭に「アンケートの結果も参考に基本計画を策定しました」と記載し、審議会の意見は議決要件ではないので、冊子ができるまでに、各委員さんからご意見をいただきまとめていただくようにお願いしました。




 その結果、委員長の平田議長から付帯意見を添えて、「生坂村第6次総合計画基本構想及び基本計画の案」を答申していただき、私からお礼のことばを述べさせていただきました。




 委員各位には振興計画審議会で、1年間にわたり多くの会議で真剣に検討協議をしていただき、答申してくださいましたことに心から感謝申し上げます。そして、大変お疲れ様でした。

村内要望箇所現地調査

2019年11月29日 | 生坂村の取組
 29日(金)はスッキリと晴れて穏やかな空でしたが、昼間でも空気はヒンヤリとして防寒が欠かせない一日でした。
 午前8時50分からは、小立野区の現地調査を実施しました。藤澤区長と役員と太田議員はじめ関係の皆さんから説明を受け、私と振興課の課長・係長、地区担当職員と一緒に、新規の要望箇所を中心に協議をしながら調査を行いました。

▽ 小立野区の要望は、横坑配水管の改修、排水用U字溝の改修、河原堤防内水対策、沢の倒木撤去などの要望箇所を調査しました。






 今年度も担当部署と協議をし、回答した内容で対応と対策工事を行っております。また、国・県関係の道路、河川、治水砂防、治山、農地等の要望も関係機関に調査していただきましたが、さらに新たな要望があり、再度の調査をお願いしてまいります。

▽ 午前10時からは、下生野区の現地調査を実施しました。山崎区長と役員の皆さん、太田議員から説明を受け調査をしました。下生野地区の要望は、支障木の伐採、看板の設置・更新、数箇所の村道の修繕と改修、林道の修繕、防護柵の修繕、防災行政無線の改善など、どの様な対処方法が良いか検討する箇所もありました。




 毎回、緊急性、危険性、必要性、公平性等を加味して、限られた財源の中、なるべく多くの要望にお応えしているところですが、今回も新たに各区から数々の要望があります。
 今回の要望に関しましては、来年度事業として限られた財源の中での対応ですので引き続きご理解とご協力をお願いいたします。


▽ 朝の写真は下生坂上空からの風景です。





 その他生坂村では、小学校でALT、振興課関係業務開札、生坂農業未来創りプロジェクト会議、定期監査報告、振興計画審議会などが行われます。

民生児童委員協議会懇談会

2019年11月28日 | 生坂村の報告
 28日(木)はスッキリしない空でしたが、昼頃にかけて段々と止んで過ごしやすい天気になりました。
 私は東京から帰り、午後1時30分からの安曇野松筑広域環境施設組合理事者会に出席しました。当組合管理者の宮澤安曇野市長さんが病気療養中のため欠席されたため、副管理者として組合理事者会議名簿登載者のうち、序列順で私が代役を務めさせていただき、理事者会の進行や議会第1回定例会の挨拶などを行い、「条例の制定」1件、「条例の一部改正」10件、「令和元年度補正予算」及び「平成30年度歳入歳出決算の認定」の13議案をご審議いただき、原案通り可決いただきまして安堵しました。

 午後5時30分からは、11月末で退任される民生委員さん達の慰労を兼ねての懇談会に出席しました。
 最初に私から、2期以上の方には、加藤勝信厚生労働大臣からの感謝状を、1期の方には、阿部守一長野県知事からの感謝状を代読し贈らせていただきました。










 懇談会の冒頭に幹事の藤澤さんが、五十嵐さんと一緒に3年間務めさせていただき、皆さんのご協力で無事に民生児童委員協議会が円滑に進められたことなどの感謝のことばを述べられました。


 大澤会長からは、退任される皆さんに労いのことばを述べられ、これからも生坂村民として、色々な面でご協力いただくことになると思いますので、健康にご留意なさり、地域、村のためにお力添えをお願いされるなどの挨拶をされました。


 私からは、民生委員の皆さんは、生坂村の高齢者世帯や生活困窮者などのことを考え、定期的に顔を出していただいたり、何か気づいたことがあったら健康福祉課に連絡いただくなど、住み慣れた生坂村で安全・安心して住めるようにご尽力いただいたことなどに感謝のことばを述べさせていただきました。


 一番長く務めていただいた井口さんから、これで少し肩の荷が下りましたが、続けて務める方々は健康に留意され、村民の皆さんのために頑張ってくださいなどと乾杯の発声をしていただき、懇談会の宴が始まりました。




 民生委員を退任される皆さんには、生坂村の福祉の向上のためにご尽力いただきましたことに感謝を申し上げますとともに、引き続き民生委員、児童委員を務めていただく皆さんには、今後とも村民の皆さんが安全・安心に住み続けられるように、ご支援、ご指導をよろしくお願いいたします。

▽ 朝の写真は大日向からの風景です。





 その他生坂村では、小学校で生産者等との交流給食会、なのはなで小児救急講座、民生児童委員協議会、少年少女サッカー教室U―15などが行われました。

全国町村長大会&要望活動

2019年11月27日 | 私の活動報告
 27日(水)は雲が多くスッキリしない空で時より雨の降る一日でした。

▽ 正午から、NHKホールで開催される前に、東筑摩郡5村長と平林松川村長さん、甕池田町長さんと記念撮影をしました。


▽ 開会に当たり荒木泰臣全国町村会長が、近年、頻発化、激甚化、広域化する自然災害が、住民生活に、産業経済に計り知れない多大な影響を与えております。地方創生の項目には、安全安心な地域づくりが、国民の生命財産を守り、災害に強い国づくりを更に強力に進めていかなければなりません。私たち自らの地域防災向上への更なる取組とともに大規模災害に対する防災・減災対策の一層の強化を国に求めてまいります。
次に、町村が自主性・自立性を発揮し、創意工夫を凝らしながら安全安心な地域づくりや地方創生を力強く進めていくためには、何よりも地方財政の安定確保が重要であります。国には町村の生命線ともいえる地方交付税を始めとする一般財源の総額が確実に確保されることを強く求めてまいります。


 町村を取り巻く環境は、極めて厳しいものがあります。本日ここに一堂に会した我々町村長が相互の連携を一層強固なものとして、直面する課題、将来にわたる困難な課題に一致結束をして積極果敢に取り組んでいこうではありませんかなどと力強く挨拶をされました。


▽ 安倍晋三内閣総理大臣からは、美しい自然と環境を守り、文化と伝統を守り、麗しき人と人との絆を守り続けてきたのは、まさに日本の町と村なんだろうと思います。皆さんは、地方自治の最前線で、地域社会の発展や住民福祉の向上にご尽力なされてきました。地域の元気なくして日本の再生なし、地方独自の創意工夫を1,000億円規模の地方創生推進交付金などを活用して全力で後押ししてまいりますなどと挨拶をされました。


▽ 大島理森衆議院議長からは、全国的に人口減少が進んでおり、取り分け町村では、将来的に行政サービスを維持していくことが難しい中、その対応は急務であり、町村の皆様が日々こうした様々な課題に向き合い、大変なご苦労を重ねていることを拝察しております。今後とも関係議会と議論を通じ、それぞれの町村が主体となった個性のあふれる地域づくりを後押しする力を尽くしてまいる所存でありますなどと挨拶をされました。


▽ 山東昭子参議院議長が、地域住民に最も身近な存在である町村は、住民の生活基盤や福祉を最前線で担う存在であります。しかし現在、各自治体は急速に進む少子高齢化、人口流出に伴う過疎化、地方のグローバル化など、様々な厳しい課題を抱えております。地域の元気は日本の元気につながり、訪れてみたくなる、住んでみたくなる実りのある町づくり、村づくりへの取組をご期待申し上げるなどと挨拶をされました。


▽ 高市早苗総務大臣、北村誠吾まち・ひと・しごと創生担当大臣、武田良太内閣府防災担当大臣、鈴木俊一自由民主党総務会長、松尾文則全国町村議会議長会長から、それぞれのお立場からのご祝辞を賜り、橋本聖子東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣、長野県選出国会議員は宮下一郎内閣府副大臣が来賓として紹介されました。














▽ 小田切徳美明治大学教授が、全国町村長大会・応援メッセージとして、今年の春、町村週報に賑やかな過疎をつくるということを書かせていただき、随分反響があり、賑やかな過疎を使わせて欲しい、直接説明して欲しいなどと町村長さんから言われましたこと、賑やかな過疎とはここ数年、私が強く感じているものであり、農山漁村は多くが過疎地域ですが、妙に賑やかであり、北海道から沖縄までどこにでもポツポツですが賑やかなところがあり、やはり人口減ではあるが、その中心にいるのが住民の方々であり、それらの課題を解決しようとして立ち上がった住民の方が組織して、自分たちで仕事を作るんだ、さらに何かできることはありませんかと近づいてくる関係人口、関係人口の推定値が遂に出まして膨大な数が存在していること、さらに今、関係人口というよりも関係企業がSDGsなどを意識して、何か町村部に貢献できないかと動いている企業があり、企業の動きは今までと明らかに違い、むしろ企業が地方に対して何かできないかということが、新たな事業にもつながっているという意識につながり、大学やNPOも関わるようになり、ワイワイ・ガヤガヤとなり、そのことによって、人が人を呼び、仕事が仕事をつくるような好循環が一部では起きている。
 そして、こういったところへ行くと、様々な方々、つまり住民、理事者、企業の方々が何かカフェやシェアハウスなどで賑やかになり、人口減ではなく、人材減が問題であるが、人材が重要であり、人材が様々な形で動いて、それが賑やかをつくり、日本社会のあるべき姿を示していて、明らかに町村の発言力が高く、人口の少ない町村で明らかに賑やかな過疎が生まれているなどと応援メッセージをいただきました。




▽ 静岡県 太田長八東伊豆町長が議長を務められ、我が長野県町村会羽田会長さんが、経済農林委員会委員長として、「田園回帰の時代を拓き、都市と農山漁村の共生社会を実現すること」「農林漁業の振興による農山漁村の再生・活性化を図ること」「TPP・日欧EPA、日米貿易協定の締結による影響を見据え、国内農林水産業対策に万全を期すこと」「国産木材の一層の需要拡大・利用促進による林業の振興を図ること」を提案され満場の拍手により決議されました。



 そして、下記の12項目と特別決議2項目を満場の拍手により決議されました。
一、東日本大震災、熊本地震及び大型台風・豪雨災害等からの復旧・復興の加速化を図るとともに、激甚化・広域化する自然災害に対する全国的な防災・減災対策を強化すること。
一、一億総活躍社会の実現に向け、地方創生の更なる推進を図ること。
一、「まち・ひと・しごと創生事業費」を拡充するとともに、地方交付税等の一般財源総額を確保すること。
一、ゴルフ場利用税を断固として堅持すること。
一、田園回帰の時代を拓き、都市と農山漁村の共生社会を実現すること。
一、地方分権改革を推進すること。
一、農林漁業の振興による農山漁村の再生・活性化を図ること。
一、TPP・日欧EPA、日米貿易協定の締結による影響を見据え、国内農林水産業対策に万全を期すこと。
一、国産木材の一層の需要拡大・利用促進による林業の振興を図ること。
一、過疎対策を推進するための新たな法律を制定すること。
一、参議院の合区を早急に解消すること。
一、領土・外交問題・国民の安全保障に毅然とした姿勢で臨むこと。
 また、「これからの町村行政と新たな圏域行政に関する特別決議」と「農村価値の創生に関する特別決議」も採択し、実行運動方法を決めて閉会しました。

▽ 閉会後に、NHKホールの中で東筑摩郡5村長の記念撮影です。


 大会終了後は、生坂村の要望活動として、国道19号の適時適切な維持管理、山清路防災工事の推進、下生野地区の築堤整備、県管理区間の直轄区間の編入、過疎対策を推進するための新たな法律の制定、水道施設の老朽化対策等の財政支援などを、務台衆議院議員さんと太田衆議院議員さんに要望しました。




▽ 朝の写真は小舟上空からの風景です。





 その他生坂村では、保育園で体験保育、池田町・大岡地区との事業打合せ、少年少女サッカー教室U-15などが行われました。

東筑摩郡村長会視察研修2日目

2019年11月26日 | 私の活動報告
 26日(火)は、朝から日差しが届いても昨日より風が冷たく感じられましたが、視察には良い天気の一日でした。
 視察研修2日目は、国土交通省 九州地方整備局 熊本復興事務所の道路の今村副所長さんと砂防の江口副所長さんに、熊本地震復旧工事状況等について説明していただきました。


 最初に、阿蘇大橋地区において、平成28年熊本地震による斜⾯崩壊で寸断された国道57号、JR 豊肥本線は、熊本都市圏と⼤分・宮崎を結ぶ、⽣活、経済、観光を⽀える重要交通ですので、早期復旧を⽬指し、国が⾼度な技術⼒をもって崩壊斜⾯対策に取り組んでいました。




 国土交通省は、平成28年5⽉5⽇に緊急復旧⼯事着⼿し、無人化施工により、崩壊地内進⼊路の整備、⼟留盛⼟⼯の整備をして、頭部不安定⼟砂の除去やガリー浸⾷部岩塊の除去など、斜⾯下部での有⼈施⼯地質調査・崩壊⼟砂の除去 ・恒久対策⼯事に向けた準備⼯事を実施したとのことでした。




 その後、崩壊斜⾯上部に残る崩壊⼟砂等を斜⾯下部へ除去し、順次斜⾯下⽅へ向けてネット⼯を実施して、斜面の恒久的な安定化対策の状況、侵食・風化を防ぎ植生回復を促すマットを張った植⽣マット⼯、落石等を防ぐ金属製のネットを張ったネット⼯、鉄筋挿入することにより表層の崩壊を抑えた鉄筋挿⼊⼯、不安定⼟塊の除去のアンカー⼯、⼟留盛⼟、鋼製⼟留⼯など、阿蘇大橋地区で用いられた高度な施工技術を説明していただきました。


 緊急復旧⼯事の着⼿当初は、余震や降⾬・霧、阿蘇地域特有の⿊ボク⼟により稼働率が約5割以下となる期間もありましたが、 i‐Constructionの取組みと施⼯の⼯夫によりその後の作業は順調に進捗しているとのことでした。

 次に、国道325号災害復旧の阿蘇大橋上下部工事について説明していただきました。落橋した阿蘇大橋を架け替えるにあたり,有識者等で架け替え位置の検討が行われ、国道57号の側斜面リスクの回避を図るために、元の位置から約 600m下流側に架け替えを行ったとのことでした。




 阿蘇大橋のある立野地区は阿蘇外輪山で唯一の切れ目となる地域であり,それによる強風の影響及び急斜面上での施工となることを考慮し,従来工法に比べ工期が短縮される,インクライン工法を採用したとのことでした。


 阿蘇大橋架け替え位置付近は両岸とも急峻な谷になっており,黒川右岸の柱状節理保護対策も兼ねて,竹割り型土留め工を採用し、橋脚の躯体施工にはクライミングシステム工法、超大型ワーゲンを用いた上部工片持ち式張出工を用いて工期が短縮に努めたとのことです。


 アプローチ部は連続鈑桁橋では床版工を,単純箱桁橋では上部工を施工中であり、渡河部は下部工と上部工の施工中であり、本工事は24時間体制で来年度の開通目標に向け,鋭意事業を推進していました。




 最後は、阿蘇大橋が崩落した黒川左岸側に行き、南阿蘇村が制作した「熊本地震伝承公式アプリ”つなぐ”」のアプリにより、阿蘇大橋付近の地震発生時の再現イメージを含む動画を視聴し、この動画はAR技術を活用しており、現地でのみ見ることができるとのことでした。





 最後にみんなで記念撮影をさせていただきました。国土交通省 九州地方整備局 熊本復興事務所の両副所長さん方には詳しく親切にご説明いただき感謝申し上げます。




 次に、阿蘇パノラマラインを走り、草千里ヶ浜で昼食と休憩した時に記念撮影をし、熊本空港に向かいながら、地震災害で崩落した斜面や地割れ、整備した堰堤、復旧した道路・住宅、応急仮設住宅、噴火している阿蘇山などについて視察をしました。










 今回の二日間の東筑摩郡村長会の視察研修は、九州北部の豪雨災害や熊本地震災害の被災状況、復旧工事等の内容がしっかり視察でき、朝倉市の真砂土や阿蘇の火山灰土の黒ボク土は滑りやすい地質ということが勉強になりました。しかし、柿の名産地朝倉市や阿蘇山により形成された火の国熊本は、豊かな自然を享受されていることは、災害にも見舞われやすいということを感じました。早期の復旧復興と防災・減災対策の充実強化を願う次第であります。




今回も有意義な視察研修となり、国土交通省 九州地方整備局、熊本城総合事務所の関係の皆さんに感謝を申し上げます。




▽ 朝の写真は山清路上空からの風景です。







 その他生坂村では、小学校でALT・性教育講話(5年)、中学校で1,2年生期末テスト・3年総合テスト、児童館でおはなしひろば、子育て支援会議、上生坂の皆さんの元気塾、山口医師訪問診療、生坂村農業委員会などが行われました。

東筑摩郡村長会視察研修1日目

2019年11月25日 | 私の活動報告
 25日(月)は雲が優勢の空でしたが、昼間は暖かく過ごしやすい体感でした。
 今年度の東筑摩郡村長会視察研修1日目は、国土交通省 九州地方整備局 筑後川河川事務所 九州北部豪雨復興センターに行き、平成29年7月5日から6日にかけ、対馬海峡付近に停滞した梅雨前線に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込んだ影響等により、線状降水帯が形成・維持され、同じ場所に猛烈な雨を継続して降らせたことから、九州北部地方で記録的な大雨となり、甚大な被害が発生しました「平成29年7月九州北部豪雨災害」の復旧工事の「赤谷川流域の権限代行工事及び直轄砂防事業について」視察をさせていただきました。


 最初に、柳田センター長さんから、7月5日から6日までの総降水量が多いところで500ミリを超え、ここ朝倉市等でも24時間降水量の値が観測史上1位の値を更新するなど、これまでの観測記録を更新する大雨となりました。




 福岡県、大分県の両県では、死者39名、行方不明者2名の人的被害の他、多くの家屋の全半壊や床上浸水などの平成29年7月九州北部豪雨の被害の概要、福岡県知事より要望を受け、直轄砂防事業等を実施している経緯などを説明いただきました。


 山間部における土砂・流木流出を防止するための砂防堰堤等の整備、洪水・土砂を下流まで円滑に流すための河道の改修・河道形状の工夫により、土砂・流木を伴う洪水氾濫を防止するなどの河川事業・砂防事業・地域の対策が連携した復旧の考え方、強靱ワイヤーネット・護岸工・護床工・導流工・遊砂地等が完成した赤谷川直轄砂防事業の進捗状況などについて説明していただきました。


 次に乙石川遊砂地に行き、柳田センター長さん、原田事業対策官さんから九州北部豪雨以降、流域内に残存する不安定土砂等の再移動による二次災害の防止・軽減するため、ブロック堰堤や遊砂地、強靱ワイヤーネット等の緊急的な応急対策を実施していることなどを説明していただきました。




 今年の8月27日から28日にかけての大雨により、大量の土砂が流出したが、遊砂地をはじめとする応急対策が、約16,000㎥の土砂を補足したとのことでした。






 山間部において土砂・流木等を補足するための砂防堰堤等の整備、洪水・土砂を下流まで円滑に流すための河川改修・土砂止工等の整備などの洪水氾濫を防止するなどの河川事業・砂防事業と、被害を受け廃校になった朝倉市立松末小学校へ行き、被害状況と今後の活用等について説明していただきました。














 次に平成28年4月に起きた熊本地震で最も衝撃的だったのが、熊本城の倒壊でした。熊本県では、すぐに熊本城の復旧作業にとりかかり、今回の視察では、大天守が外観の復旧作業をほぼ終え、先日4体の鯱が設置されたとのことでした。




 熊本城の10月5日から特別公開が始まって、崩れ落ちた瓦は美しく葺き直され、石垣の崩落防止などの安全対策も施された。「復興のシンボル」として着実に歩を進める熊本城の姿が浮かび上がって見えました。
 公開されているのは、二の丸広場を起点に、平左衛門丸や天守閣前広場の一部に至る約450mのルートで、天守閣のうち、大天守は石垣の復旧工事が終了し、耐震工事もほぼ完了していました。
 小天守は石垣の積み上げが完了し、今後は4階部分の瓦の設置や内部の工事などを進め、天守閣全体は2021年度末までの復旧を目指すとのことでした。




 本日の視察研修は、平成29年九州北部豪雨災害による被災及び復旧状況等を詳細にご説明いただきました九州北部豪雨復興センターの皆さんと、平成28年熊本地震により被災した熊本城の復興状況等を親切にご説明いただきました熊本城総合事務所の方に感謝申し上げますとともに、多岐にわたるご説明から多くの事業、取組等を勉強でき有意義な視察になったと考えます。


▽ 朝も写真は生坂ダム湖の風景です。







 今日生坂村では、小学校でランチルーム給食、中学校で集金日、児童館でみはるさんとつくろう、教育委員会定例会、消防署立会避難訓練、少年少女サッカー教室などが行われました。

「2019イクラン!!松本山雅FC」

2019年11月24日 | 生坂村の取組
 いくさか大好き隊員の鈴木さんからの報告です。

 生坂村公民館が主催するランニングイベント「2019イクラン!!松本山雅FC」が11月24日(日)に開催されました。




 昨年まで行われていた「水鳥マラソン」に変わり、今回が初開催の新しいイベントで、村内外から約140人が参加しました。








 朝から青空が広がり、スタート時刻には小春日和どころか夏が戻ってきたかのような気温と日差しで、なかには半袖やランニング姿で走る方も。






 コースは2km、5km、10kmの3コースで、松本山雅FCの神田文之社長と、喫茶山雅の小澤チーフも、10kmのコースに出場しました。






 2kmコースのスターターは、松本山雅FCオフィシャルマスコットのガンズくん、5・10kmコースのスターターは、生坂村の藤澤村長が務めました。




 5kmの記録は男子が20分35秒、女子が21分21秒。
 10kmの記録は男子が39分52秒、女子が47分38秒でした。









ランニングイベント 2019「イクラン!!松本山雅FC」

2019年11月24日 | 生坂村の催し
 24日(日)は朝から良い天気になり、お出かけ日和の暖かな一日でした。
 午前9時から、今年度松本山雅FCの皆さんからご支援等をいただき、恒例の水鳥マラソン大会を大きくした2019「イクラン!!松本山雅FC」の開会式が行われました。


 開会式では、高野公民館長から、村内外から多くの皆さんにご参加いただいたことと松本山雅の皆さんと一緒に企画して、昨年までの水鳥マラソンが「イクラン!!松本山雅FC」として大きく開催できましたことに感謝を申し上げ、神田社長さん達も一緒に走っていただけますので、紅葉を見ながら楽しく走ってベストの成績を収めてくださいなどと挨拶をされました。




 松本山雅の神田社長さんからは、今年度生坂村と色々な企画をしてお世話になってきたことや、前日の試合で負けてしまい、この大会に花を添えることができなかったことに謝辞を述べられ、J1残留に向けて頑張っているところであること、皆さんと一緒に10kmを頑張って走り、松本山雅の元気をお見せしたいなどの挨拶をいただきました。


 私から、高野公民館長はじめ各分館長など関係の皆さんのお陰で盛大に開催できましたことと、今年度は松本山雅FCの皆さんのご支援により、多くのイベントが開催でき、生坂村の活性化と情報発信に結び付いたことに感謝を申し上げ、皆さんの元気な走りが松本山雅FCの選手の皆さんに届いて、J1残留につながることを願っていますなどと挨拶をさせていただきました。




 今回は2kmコース(小学生以下と保護者)、5kmコースと10kmコース(小学生から大人)の3種目のコースで走りました。

▽ 9時30分に、ガンズ君の号砲で子ども達と保護者が元気に飛び出しましたが、コースを間違えて誘導してしまい、希望者だけ再度参加していただくことになりました。
 最初の大会とはいえ、細部の準備・打合せがしっかりできていなくて、2kmコースに出場された皆さんには、心からお詫びを申し上げます。








▽ 10時ちょうどの私の号砲で、5kmコースと10kmコースの選手が一斉にスタートを切りました。








▽ 5kmコースのゴール前で優勝を争って走っているところと、多くの選手がゴール目指して走っているところです。








▽ 主に5kmコースの皆さんのゴールへ向かって走っている模様とゴールの模様です。












▽ 10時30分に再度ガンズ君の号砲で、2kmコースの皆さんがスタートを切って走って行きました。




▽ 2kmコースで優勝した親子が、仲良く一緒にゴールをしているところと、直ぐに記録証を高野公民館長からお渡ししているところです。また、2回目でも頑張ってゴールしている親子の皆さんです。










▽ 10kmのコースの優勝者や上位の選手の走りも撮影することができました。






 5kmコースは、ゴールしても余裕のある健脚の方と久しぶりに走ったようで苦しそうにゴールする方など、それぞれに頑張っていました。
 10kmコースのゴールは3人ほど見られましたが、しっかりしたフォームで走っていました。
 2kmコースの参加者は、子供さんが保護者と一緒に速さ競う方が多かったように感じ、みんな一生懸命で汗をかいて頑張って走っていました。

▽ 各コースでスタートから完走した皆さんがゴールしたところです。












 私は、東筑摩郡村長会の視察研修に行くために、中座をさせていただきましたが、好天に恵まれ、選手の皆さんの日頃の練習の成果を発揮して頑張って走っていただけたと思います。

 閉会式では、各種目男女別で、優勝から3位まで成績が発表され、5kmと10kmの優勝者には高野公民館長から表彰状が渡されたと思います。また、参加者全員に記録証と参加賞を差し上げました。

 今年は初めての企画として、多くの皆さんに参加していただき感謝しますとともに、松本山雅の皆さん、多くの分館長、スポーツ推進委員など競技役員の準備と運営等のお陰で開催することができました。参加者と競技役員の皆さん、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

▽ 朝の写真は小立野の乳房イチョウの風景です。







景勝の地「山清路」の風景

2019年11月23日 | 生坂村の風景
 23日(土)は段々と日差しが届きお出かけがOKの天気になり、昼間は過ごしやすい体感でした。
 私は今月出張が多いので、役場で決裁をする前に、恒例の朝の撮影に行き、信濃10名勝の「山清路」の渓谷美や新旧の山清路橋を撮影しました。




 北アルプスを水源とする犀川は、県土の約5分の1の流域があり、松本平、安曇平を過ぎて善光寺平へと至る間、蛇行を繰り返しながら深い峡谷を成しています。その流れの中で、生坂村にて支流の金熊川と麻績川が合流していて、このあたり延長1km区間が景勝の地「山清路」となっています。




 今後は、県道大町麻績インター千曲線の新橋梁が令和2年秋頃に完成予定であり、通行止めになっている県道部分と、金戸山百体観音秩父三十四所の遊歩道等の整備をして、山清路を観光名所として復活させなければと考えております。


 現在の旧山清路橋は、昭和9年に架けられたもので、1960年代後半には新山清路橋が開通し、現在はさらに山清路を迂回する国道19号バイパス道路の橋は完成し、既にトンネル掘削工事が始まり、県道の新橋梁も完成しますと、約2kmの間に犀川を渡る橋が4橋になり、新たな観光資源になると考えます。

 今日生坂村では、地域未来塾、少年少女バドミントン教室、小学生バレーボール教室、少年少女サッカー教室U-15などが行われました。