信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

全国治水砂防協会北陸信越地区支部長・参与視察研修&区長会議&草尾上野ぶどう畑上空から風景

2023年10月24日 | 私の日々の活動

 10月24日(火)はスッキリ晴れて穏やかな空で昼間は過ごしやすかったです。

 前日の全国治水砂防協会北陸信越地区支部長・参与会議に続き、本日は視察研修が行われ参加しました。

 宿泊先のホテルを朝8時45分に出発して、火打山川の第5号砂防ダムに向かいました。

 当事業は、積雪期の噴火および降雨による土砂災害を未然防止するため、砂防ダム等の施設を配置し、地域住民の安全確保を図ることを目的とし、第5号砂防ダムは主に融雪型火山泥流の対策とのことでした。

 火打山川、焼山川流域には、火山噴火による多置の堆積物があり荒廃が進んでいるため昭和26年度から砂防事業による施設整備が進められ、平成元年度から火山泥流を対象とした火山砂防事業として整備を行っていました。

 火打山川は6基の砂防ダムが設置され、既設第3号砂防ダムの嵩上げを済ませており、視察した既設第5号砂防ダムは嵩上げ工事とスリット堰堤の整備を進めていました。

 次に、焼山川と火打山川合流の下流地点において、異形コンクリートブロック堰堤を構築していました。

 最上流の保全対象である笹倉温泉の直上流に導流堤を配置し、早川を越水した融雪型火山泥流に対しても被害範囲の軽減を図っていました。

 最後は、フォッサマグナミュージアムを視察しました。

 フォッサマグナミュージアムは平成6年(1994年)4月25日に糸魚川市の美山公園にある奴奈川の郷(ぬなかわのさと)に開館し、地球や日本列島の誕生をわかりやすく展示した、石の博物館です。

 最初に、「新潟焼山の噴火活動のあらまし」としてスライドを見ながら説明していただきました。

 焼山は最も若い活火山で、第1期の活動では、火山灰の放出と火砕流、溶岩流の流出が起こり、第2期の活動は新潟焼山における最大規模の活動で、日本海にまで達する火砕流と長さ6.5kmの溶岩が流出しました。

 第3期の活動でも火山灰の放出と火砕流の流出が起こり、このときの火砕流も海まで1.5kmの地点にまで達したなどの説明をしていただきました。


 常設展示室を6つのエリアに分け、糸魚川を代表する美しい鉱物「ヒスイ」や日本列島が誕生した際の大地の裂け目「フォッサマグナ」などをポイントに、地質の時代経過に沿って地球が育んできた自然環境や資源の恵みを展示してありました。

 また、その一方で人々の暮らしに脅威となる地震や火山、地すべりなどの自然災害について学ぶことのできる内容となっていました。

 石の種類が豊富な糸魚川は、日本列島の生い立ちを知る、日本で最も適した場所の一つで、日本列島を真っ二つにするフォッサマグナや糸魚川-静岡構造線、ヒスイ、太古のサンゴ礁でできた切り立った崖、活火山焼山など、石が語る日本列島の歴史が手にとるようにわかります。

 視察研修の対応をしていただいた関係の皆さんには、3箇所の視察させていただき色々と勉強になり御礼申し上げますとともに、新潟県土木部砂防課の皆さんはじめ関係各位には、2日間大変お世話になりましたことに感謝申し上げます。

 役場に戻って午後3時15分からは、急遽Webにより「第26回 県と市町村との協議の場」に出席しました。

 意見交換は、県・市町村共同によるデジタル人材の確保について、県と市町村との人材の共同確保について意見交換をしました。

 私は、長野県市町村電算システム共同化委員会の委員長の立場から、県の連携しているデジタル人材と市町村の求めているデジタル関係の課題解決のためのマッチングなどを提案しました。

 午後6時からは、区長会議を開催し、私から、今月は赤とんぼフェスティバル、先週には区長会の視察研修とお忙しい中ご協力を頂きました事に感謝申し上げ、7月11日から脱炭素関係の村民説明会を10区に出向いて行わせていただき、それを踏まえて村民アンケートを行いまして、賛成、どちらかといえば賛成が60%以上でした。

 分からないという方も20%以上おりまして、そういう点でまだ説明をしていかなければいかないかなと考えており、今日は区長さん方に脱炭素関係の事業について説明をさせて頂きながら、この機会に人・農地プランを今後農業関係の地域計画を立てなければいけないことになり、これは、農業委員の皆さんにも当然ご協力を頂いて、来年度いっぱいで作成をしなければいけないので、併せて進めていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 よって区長さん方にご理解とご協力を頂かなければ、この事業が成功しないと考えていますし、視察研修の時も第2回で先行地域に選定された関川村でのお話もありました通り、区長さんを頼るなというお話もありましたが、区長さん方にお願いをし各区である程度まとめて頂ければありがたく思いますので、是非とも引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げますなどと挨拶をさせていただきました。

協議事項

村づくり推進室

 村の脱炭素における各区との調整について

 出席者の紹介を行い、令和5年10月20日(金)までの脱炭素先行地域事業の進捗状況を説明し、PPA事業について太陽光発電設備及び蓄電池設備の導入に向けた調査、設計、計画作成について(株)いくさかてらすが発注して、平林建設(株)が受注し業務を行っていくことの説明を行いました。

 そして、太陽光パネルを設置していくための地区調整会議の日程について11月6日(月)の小立区から11月27日(月)の古坂区10区の日程及び開始時間の調整を行いました。

 次に、この調整会議の会議内容として、各区のオフサイトPPA事業及び公民館等のオンサイトPPA事業についての設置個所と地区内合意方法について協議していく事の説明を行いました。

 意見として

・説明会の通知について調整会議で行う内容を通知の中に盛り込んで、役場事務局から参集者に直接通知してほしいと意見があり、参集者を正副区長、常会長、農業委員とし、各区で他に希望する参集者があれば事務局へ連絡していただき、開催通知を今週中に事務局から発送する事になりました。

・太陽光パネルの設置場所を決めるための地区合意を得る席には役場職員も出席してほしいと意見があり、役場職員と設計等受注している会社からも出席していくことになりました。

・調整会議までには地権者の了解も必要かとの意見には地権者の同意は調整会議後に、(株)いくさかてらすと役場で行っていくと回答しました。

振興課

最適土地利用総合対策事業について

 現在策定してある人・農地プランを来年度中に地域計画として各区単位で話し合いを行い将来の土地利用構想を整理して、担い手や地域で耕作する農地(守るべき農地)と今後維持管理が難しい農地(粗放的な利用を行う農地等)を明確化したうえで実証の取り組みを通じて地域の土地利用構想を策定していく。

 このためオンサイトへの太陽光パネルの設置個所についてはこの計画を策定していく上で関連性があるため同時に進めていきたいと説明を行いました。

 質問として

・ソーラーシアリングについての話は出てこないかとの質問に対して、現在は出ていないが今後農業委員がこの計画を策定していく過程の中で色んな意見を吸い上げていくと回答しました。

草尾上野ぶどう畑上空から風景

△▽ 毎朝恒例の写真は、前日青空が広がっていた草尾上野ぶどう畑上空からの風景写真です。

 その他生坂村では、保育園で歯科検診、小学校で6年理科校外学習、児童館でスポっちゃおなどが行われました。