山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

#地震発生から94日目=「本人たちによる防災会議」⑭

2011年06月12日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から94日目(6月12日、日曜日)。
 また、大震災発生から94日目の新しい朝を迎えた。

 そうか、あれから3か月、100日忌ももうすぐ。
 被災地の復旧は遅々として進んでないとの報道が多い。被災者にとっては政治の混乱を横目で見ながら、焦りと諦めといった気持ちになっている。
 復興には5年~10年の長い時間を要すると被災地の首長たちはこたえている。
 権限がない、金がない、人がいないとの現状の中で多岐にわたる問題に立ちむかっている人々に敬意を払わずにはいられない。
 地域の人たちが力を合わせやるっきゃない。今ある現状を少しでも変える姿勢さえ続ければ、「明けない夜はない」。
 私は被害のなかった山形の地から押しつけがましいことを言っているなとも思う。あまりにもわかりきったことを言っているので。
 利害の錯綜する被災地で、「力を合わせる」といっても総論は賛成だが、各論になると反対は目に見えている。これをまとめあげることは並大抵の力業でできるものでない。それも、スピードが必要だからなおさらである。
 平時では通用したことが、この非常時には通用しない。
 今は、少々乱暴で有無を言わさず突進し、スピーディーに決断する人が前に立つことが望ましい。

 さて、今日は「本人たちによる防災会議」(略称 本防災)⑭である。   
   
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 本防災準備のために次の本を購入した。

 「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
 著者 国崎信江
 発行所 (株)ブロンズ新社

 本防災を進める上で、参考になるハッとした箇所、なるほどと思った箇所を引用する。

【引用始め】

 子ども部屋をチェック

 室内で被災した子どもの死因は、圧死・窒息・打撲が圧倒的多数を占める。(p.26)

 子どもたちと、ルールをつくり、おもちゃは遊び終わったら、必ず全部カラーボックスに入れるようにする。(p.26)

 「ものを置かない・出さない」ことが防災の基本。

 押入れ 地震のときは、中の荷物がふすまを突きやぶって、飛び出す恐れがある。わが家では押入れの衣装ケースをワンダーゲルマットを使って固定している。(p.27)

 本棚 本が飛びださないように、自転車用の荷ゴムヒモを渡している。(p.27)
   
【引用終わり】

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 子ども部屋に危険な個所がないか点検しておく。ものがない状態が一番だ。しかし、それは理想。上から落ちてくる危険性、重いものが動く危険性をなくすることの工夫である。あと、散らかしっぱなしにしない習慣づけが重要である。
 
 子どもと同様、知的しょうがい者の部屋も安全点検を常々怠らない。本人たちが一人で片づける習慣を身につけるよう支援することだ。
 (ケー)