たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

里山体験プログラム「どろんこ田植え体験」-1

2016年06月20日 | ねりま遊遊スクール


 先週末の6月18日(土)と19日(日)は、里山体験プログラム「どろんこ田植え体験」です。猛暑日となった土曜日だけで、たか爺はもうダウン寸前…。でも、雨よりはよかったですよね!?
 田んぼではこの10年ずっと、寄居町のNPO法人むさしの里山研究会のお世話になってきましたが、お米作りは昨年で終了。来年には「田んぼ生きもの公園」も地主さんにお返しすることになりました。今まで本当にありがとうございました!
 今年からは嵐山町のつたえ農場さんのお世話になります。本業はイラストレーターの五十嵐さんが代表の「安全なお米をくり・美味しくべ・みんなでがおになるために結成された無農薬で米作りをする集団」です。これからもよろしくお願いいたします!!



 とりあえず18日分から、ブログの更新はボチボチといきます…。今週もまたちょっとドタバタしそうなので…。
 当初予定していた19日は、ワンダースクールの会員の方の年間予約だけでキャンセル待ち多数となってしまったため、つたえ農場さんに無理を言って、むさしの里山ネットワークの「ねりま遊遊スクール」としての開催は18日の13-15時へ変更しました。何だかお仲間だけの田植えに乱入してしまったようで申し訳ないんだけれども、受け入れていただいてありがとうございました!


photo by masapapa

 定員40名のところ、当日のキャンセルもなく参加者は13家族38名。アシスタントはさち婆とまさパパです。
 今年は参加者の方へ、農と自然の研究所「生きものもごはんも田んぼのめぐみ」の下敷も配布。「ごはん1杯=米粒3000~4000粒=稲株3株=オタマジャクシ35匹」ですが、ごはん1杯をオタマジャクシ35匹が食べるというわけではなく、「稲3株分(0.15㎡)の田んぼで、オタマジャクシは35匹育っています」という意味です。「ツバメ1匹」が育つためには「ごはん4万5千杯」、「小サギ1匹」が育つためにはごはん「15万杯」分の田んぼが必要なんですよ。


photo by sachibaa

 大判のポスターを使って解説中です。
 

photo by masapapa

 田植えに関しては、すべて五十嵐さんにお任せですね…。


photo by sachibaa

 以下、何枚か田植えの様子をアップしておきます。


photo by masapapa 

photo by sachibaa

photo by masapapa 

photo by masapapa  

photo by masapapa 



田んぼの泥の感触はどうだったかな?


photo by sachibaa

 こちらはカエルとり中です。


photo by sachibaa

 田植え終了後、用水路で泥を落としてもらいました。


photo by sachibaa

 子どもたちは生きものさがしになってしまいますよねぇ~。



 この子は魚も捕まえていました。



 カワムツの幼魚です。寄居の用水路ではタモロコやドジョウが捕まっていましたが、ここは清流並みの水質の用水路となっております。
 でも、カワムツじゃないかも!?


photo by sachibaa

 同じ子がなんと婚姻色の成魚まで捕まえましたねぇ~。



 あれっ? 胸鰭と腹鰭の色からいくとヌマムツ!? 大きな観察ケースで撮っておけばよかった…。
 土日の日程に余裕があれば、たか爺としては田植えの数週後にでも「田んぼと用水路の生きものさがし」をしたいところです。来年は予定が入れられるといいですね。



 帰りにリリースです。



 まだ小さなコオニヤンマのヤゴやカワニナも捕まっていましたが、いずれも「水生生物による水質判定」では「Ⅱややきれいな水」の指標種です。アメリカザリガニやヌマエビの仲間たちは、どこにでもいますけれどもね。
 


 橋の下にあったキアシナガバチの巣。まさパパが気づいてくれたので助かりました。まだ危ない状況ではないけれども、稲刈りのときには気をつけないと…。



 緑色型のヒメギスの幼虫です。バッタやキリギリスの仲間、オオカマキリなどの幼虫や成虫も何種類か見つかっていましたね。

 以下はこの日のアンケートから。「楽しかった」の一言関係は省略しております…。

・どろがすごかった。
・お米作りは大変だ!
・初めての体験でよかった。
・どろが気持ち良かった。田植えたのしかった。
・用水路で生き物探しも出来て楽しかったです。
・ちゃんと水道の水であらえる準備をしてほしい。ドブ川で洗せるなど汚ない。
・都会で過ごす子どもにとっては、貴重な経験の場でした。大人も楽しめました。
・どろに足をとられて想像してたよりも大変でした。でも体験できてよかったです。
・田植えは以前も経験した事があって楽しかったです。もう少し植えたかったです。
・泥あそびできる機会がないので、とても良い経験をさせてあげられてよかったです。

 アンケートへのご協力また貴重なご意見を、ありがとうございました!
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雨の森で虫さがし~ワンダー... | トップ | 里山体験プログラム「どろん... »
最新の画像もっと見る

ねりま遊遊スクール」カテゴリの最新記事