9月10日(土)は加須市大越昆虫館へ。
自然教室「夜の鳴く虫観察会」のお手伝いに行ってきました。
昆虫館で飼育されているスズムシたちもお庭へ出してあげて!?
あとで野生種の鳴き声も聞けるかもしれませんね。
アカメガシワの樹液にはコクワガタ♀が来ていました。
これはオンブバッタだったかな。
コカマキリも見つかりました。
たまには秋の空も!?
ついでに夕陽も…。
そろそろスタートかな。
と思ったら、ツマグロヒョウモンの蛹が見つかったので、参加者の方たちにも見てもらっているところです。まだ明るいうちに成虫を捕まえていた子もいましたね。
まずは埼玉昆虫談話会の江村会長から。参加者は、ワンダースクールの1家族2名を含めて3家族8名です。おごせ昆虫と自然の館時代からの人気プログラムなのに、今年はなぜか少なくて…。
メイン講師はもちろん直翅類がご専門の和田さんです。やはり直翅類の林さんもサブ講師となって、スタッフは計7名! たか爺以外はみんな昆虫の専門家なので、何だかちょっともったいない感じでしたねぇ…。
配布資料を使って、「鳴く虫の仲間(バッタ目)」のバッタ・キリギリス・コオロギの仲間の違いを教えてもらっているところです。バッタの触覚は「太短い」けど、キリギリスやコオロギは「細長い」とか、バッタの耳は「腹部の付け根」にあるけど、キリギリスやコオロギは「前脚のひざ付近」にあるとか、「発音」の仕方や体の特徴等々も。
「加須市大越の直翅類リスト」も充実していて、2018年までの越生町での確認記録は80種で、2019年からの大越での記録は今のところ60種。でも、観察会の際に確認できたTOTAL記録としては、越生町35種、大越45種となっております。
まずは昆虫館の庭にて。木の上ではアオマツムシ、クサヒバリ、カネタタキ、地面ではエンマコオロギたちが鳴き始めていましたね。
でも、この先たか爺はまたまたTG-5の使い方を誤ってほとんどフラッシュは発光せず、ブレブレ写真を量産…。お見苦しい画像で申し訳ございませんが、どうかご容赦を…。まあ、夜の雰囲気は伝わるかも!?
これはアオマツムシの幼虫だったかな?
アオマツムシです。大きな鳴き声の割には、探してもなかなか見つからないですよね。クサキリやニホンアマガエルも見つかっていました。
利根川の堤防沿いの道へと移動して。残念ながら、利根川の河川敷はス-パー堤防の工事で立入禁止です。カンタンやスズムシ、クツワムシ等は諦めるしかないかぁ…。
上の子が見つけて喜んでいたセスジスズメの幼虫ですね。
ここは、クサカゲロウの幼虫やクロコガネが見つかった場所だったかな。
とりあえずエンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、ミツカドコオロギ、ハラオカメコオロギ、モリオカメコオロギ、クマコオロギ、シバスズ、ヤチスズ、クマスズムシ、ケラ、ハタケノウマオイ等の鳴き声は確認できたようです。たか爺には聞こえない虫の音もありましたけれどもねぇ…。まあ、こればっかりは高周波数は聞こえない高齢者ゆえに致し方ございません。
何種類かのオスを捕まえていた親子もおりました。
この日は中秋の名月だったのですが、たか爺のコンデジじゃあねぇ…。まあ、しっかりと目に焼き付けたし、写真はフォローしている方たちの記事で楽しませてもらいましたよ。
スズムシは近くで1頭だけ鳴いていましたが、姿までは確認できませんでしたね。
土手と道路の境目のコンクリートの上には、エビガラスズメの幼虫も多かったです。でも、どうして? ちょっと今は調べていられないけど…。
エゾカタビロオサムシもご登場!
オサムシがご専門の佐々木さんがお土産にしておりました。
トノサマバッタは、交尾中のところを観察できた方たちもいたようです。
トノサマバッタの鳴き声を聞いたことがない人は意外と多いのかも? けっこうよく鳴くんだけれどもね。
虫が大好きな子どもたちといっしょに過ごす時間は、ほんとうに楽しかったぁ~。昆虫館にやって来る子どもたちは特に、どんな虫たちよりもおもしろいですよ!?
ここからは昆虫館に戻ってから。
講師の1人の林さんがミツカドコオロギを捕まえてきて、子どもたちに見せてくれました!
でも、こんな写真しか撮れていなくて残念…。独特の風貌をご覧になりたい方は検索してみてください。
なんとケラまで捕まえてきてくれましたね。
土に潜れて泳ぐことも飛ぶこともできるハイパー昆虫なのに、「おけらの七つ芸」なんてちょっとひどくない?
次回の自然教室は10月9日(日)の「トンボの観察会」。10月23日(日)には交流会「ミツバチの話とハチノコ、イナゴ試食会」も。たか爺もお手伝いに伺う予定でいますので、ぜひまたご参加ください。