市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

行政と住民との「対話」って?

2021-12-15 | 都市・交通
今日の午前中の本会議は、市民大学の授業の一環で、珍しく大勢の方が傍聴に入られていました。
やっぱり議場がピリッとしますね~♪
あとで森山さんが感想を聞いたところによると
「もっと傍聴席がいっぱいになるように市民に知らせた方がよい」
といったご意見があったようです。

本当におっしゃる通り。

傍聴者は、議員のように議会での発言権はありませんが、
何よりもその存在だけで行政へのプレッシャーになりますし、議員の力にもなります(もちろん議員にもいい意味でのプレッシャーになります)。
ですから、いくらネットで視聴できたとしても、本当はやっぱり生で見ていただきたいんですよね~
今日のような取り組みはとてもありがたいです。


・・・さて、先日の私の代表質問では、辰巳台地区の市有地について取り上げました。
ちょうど団地の真ん中、赤丸で囲んだところです。


京成電鉄千原線の駅前広場用地として、市が50年以上も前に確保した土地、約6,800㎡。
周囲に銀行やスーパーなど店舗が集積する、団地の中でも一等地なのですが・・・それがこんな風に↓↓



雑草が育って木まで生えているという侘しい情景に。。

市がこの土地を一向に活用しようとしないのは、
「京成電鉄千原線が辰巳台まで延伸する計画がある以上、市が勝手に動くわけにはいかない」
という理由も確かにあるのですが・・・
でも、今後人口が増える見込みはないのですから、今や延伸の可能性は限りなく低い。

地域住民の皆さんは、この土地の活用について、これまで長い間涙ぐましい努力をしてきました。
ワークショップ、勉強会、先進地への視察・・・市への要望書も提出しました。
それでも市がここまで放置しているのは、ただやる気がないだけとしか私には思えないのです。

この問題について、私は議会でこれまでも角度を変えながら何度か質問してきたのですが、
今回はもう単純に、
「行政として、この荒れ果てた市有地の写真を見てなんとも思わないのか」
と問いかけました。
答弁はやはり「地域住民と対話して考えます」「調査します」という感じで、どこか他人事。
相変わらず行政の意志が伝わってこないんですよね・・・。

「対話」って、双方が意見を持っていないと、成り立たないのではないかしら。
行政が何もビジョンを持たずに素人である住民の意見をただ聞いたとして、それで本当に良い結果が生まれるのかなぁ。


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