市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

熱中症に気をつけて

2024-04-27 | 環境
4月24日から、新しく「熱中症特別警戒アラート」の運用が始まりました。
発令された場合、屋外のイベントなどの自粛に加えて、
市町村があらかじめ指定したクーリングシェルターが開放されます。

この話題については以前『クーリングシェルター募集中』の段階でブログに書きました。
現在、民間含めた指定場所が市のサイトに掲載されていますので、あらためて確認してみて下さいね。

民間施設は薬局やドラッグストアになります。
ご協力頂きありがとうございます。

いまや夏の暑さも“災害”となる時代。
特に小さいお子さんやお年寄りの方々には気にかけてあげたいですね。

写真は記事とは関係ありませんが、市民ネットが開催した市政報告会にて、
令和6年度予算について解説させていただきました^^



あま茶祭り

2024-04-23 | イベント
『あま茶祭り』とは、お釈迦様の誕生を祝い無病息災を願う行事です。
お誘いを頂いて、初めて訪ねてみました。


持参した一輪の花をお釈迦様に供えたあと、ひしゃくで甘茶をすくってお釈迦様にかけます。
そのあと座敷に移動して甘茶を頂きました。

左の乾燥した茶葉が甘茶。
法光寺には100本以上の甘茶が植えられていて、摘んだ葉に火入れして茶葉にします。
自家製で生茶葉から作るお寺はとても珍しいのだそうです。

これがビックリするほど甘~い!!お砂糖が入っていないなんて信じられません。
甘さの中にほんの少し苦みも感じるかな。独特の風味ですね。

本堂の一角では、二胡の演奏会も行われました。


また、私は時間の関係で聞くことができませんでしたが、
お寺では珍しい発達障害に関する講演会も開かれました。
住職が心理カウンセラーなど様々な資格をお持ちで、うつ病問題などにも取組んでいるそうです。

これが甘茶の木です。
アジサイに似ていると思ったら、やはりヤマアジサイの変種なのだそうです。

心がとっても落ち着き癒やされる「あま茶祭り」。
毎年4月の第3日曜日に開催されるそうです。


広島県視察 2 広島県感染症・疾病管理センター(ひろしまCDC)

2024-04-22 | 健康・医療
ひろしまCDC」の設立は2013年。
直接のきっかけは2009年に発生した新型インフルのパンデミックでした。
専門的な司令塔機能を果たす組織として、
広島大学・医師会・県・保健所を持つ市(広島市など)が協議して立ち上げました。
平常時は専門研修や訓練、ネットワークの構築、医療体制の整備などを担い、
パンデミックのような重大事案が発生したときは
専門スタッフが迅速かつ正確に情報分析や公表を行ったり、
特別疫学機動班を現地に派遣したりします。

こういった専門組織が通常から動いているなんて、広島県民にとっては心強い限りですね。
実際新型コロナ禍の時もその強みが発揮されていて、
例えば全国に先駆けて唾液検査協力医療機関が整備されたりしましたし、
G7広島サミットでも感染症対策強化が比較的スムーズに行われたそうです。

いや~、素晴らしい。正直羨ましい。。
一同、ため息をつきながら広島県庁を後にしました。



一泊二日で慌ただしいスケジュールでしたが、
蒲郡市・広島県ともに盛りだくさんで非常に充実した視察となりました。
長い移動時間も互いの自治体の情報交換に花が咲いて、これはこれで大いに収穫がありました。
これを各々持ち帰って、どう我がまちの施策に活かしていくか。
引き続き連携しながら切磋琢磨していきたいな。

最後の写真は、今回唯一寄り道した平和記念公園にて。
海外の方が大勢訪れていました。



積極果敢な取り組み・広島県視察

2024-04-21 | 子ども
蒲郡市の次に訪れたのは広島市。
広島県庁を訪ね、3つの取り組みについてお話を伺いました。



まず【不登校児童生徒への支援】について。
広島県では令和3年度に不登校支援のための組織を新設し、今年度は16名の職員で取り組んでいます。
令和4年度には児童生徒が自由に活用できる学びの場「スクールエス」を刷新。
居心地の良い空間にリニューアルし、オンライン利用や周知を強化した結果、
これまで数名だった登録者が270名にまで増えました。
今後は県内市町にも広げ、ネットワーク化を図りたいとのこと。
・・・千葉県にはこういう取り組みはありませんね。。

それから、
県内17市町・計42校に「スペシャルサポートルーム(SSR)」を設置して、
教員を加配措置しています。
(広島市など大規模な市は独自で行っているそうです)
県から指導主事が定期的に訪問、サポートも行っているとのこと。
令和元年度からの取り組みで、SSR設置校は4倍に増えています。

あくまで通常学級への復帰を前提としない。
時間割を自分で決め、伴走者(担当教員)にいつでも相談できる。
SSRにはソファーが置かれ、机にテーブルクロスを掛けたり個別のスペースを設けたり。
環境にも十分配慮されています。
学校に行きづらい児童生徒にとっての安心な場所、そして個々の状況に応じて成長できる場所です。

・・・これも千葉県では県としての取り組みはないなぁ。。
市原市ではようやく今年度から小学校2校で設置されたけれど、
広島県のSSRのような環境と比べたら、ハード的にもソフト的にもまだまだこれからでしょう。
井の中の蛙だったかな。。
同じ千葉県でも柏市はすでに全校に設置されているそうですから、
取り組みに差が出てしまっているようですね。

次に【子供の予防的支援構築事業】について。
「予防的支援」ってナニ?という感じですが、
要するに、
虐待になる前にそのリスクが高いと思われる子どもを事前にキャッチし、守るシステムです。
広島県では、4市町をモデルに令和2年度から実証事業を行っています。
例えば妊婦健診、乳児健診、障がい者手帳、生活保護、ひとり親医療、保育所、学校など、
各部局にまたがる様々な個人情報を統合して、AIでリスク値を判定。
値の高い児童の情報はネウボラや学校など関係機関と共有し、
訪問や面談、見守りなどを継続的に行います。
何しろ「予防」ですから、慎重な対応が求められますね。
それからやはり個人情報の利用に係る制約も課題です。

それにしても、AIが虐待予防に活用されるとは。
あらためてDXのスピードの速さには驚かされますが、
それにいち早くチャレンジした広島県もさすがですね。



広島県の視察で、またまたお腹がいっぱいになってしまった。
残りは、また。


驚きと感動の連続・蒲郡市視察 2

2024-04-19 | 高齢者
高齢者福祉について、蒲郡市福祉部・長寿課の職員の方々から説明を受けました。

いくつか独自の事業を行っていて、
その中で特に印象に残った事業として、まず「認知症等個人賠償責任保険事業」。
認知症によるひとり歩きで発生した事故に備えた保険で、市が契約者となります。

ひとり歩きで発生した事故と言えば・・・
2007年に、愛知県内で認知症の高齢男性が電車にはねられて亡くなり、
遺族が鉄道会社から高額な損害賠償を請求された訴訟が、大きな物議を醸しました。
ご記憶の方も多いと思います。
私も、知的障害の長男が行方不明で何度も警察のお世話になっていたので、人ごとではなかった・・・
蒲郡市の同事業は、この事故がきっかけで始められたのだそうです。

もう一つは、
人工呼吸器利用者や在宅酸素療養者への災害時における支援。
こちらの事業のきっかけは、2018年に東三河を襲った台風による大規模停電でした。
患者の不安の声を受け、すぐさま行政が立ち上がりました。
医師会・市民病院・中部電力・医療機器メーカー・保健所と、
「蒲郡電源あんしんネットワーク 」を設立。
対象者の全数把握と登録の呼びかけ、
情報連携システム「電子@連絡帳」を利用した有事の際の患者の状況把握、
ボートレース場を活用した専用避難場所の確保
などに取組みました。

一通り説明を伺って私たちが最も感心したのが、
「蒲郡市は、市民や社会のニーズをキャッチするアンテナが高い!」ということ。
例えば、認知症高齢者のご遺族が高額の賠償を請求された件。
このニュースに接しても他人事で何も動かない自治体と、
我がまちの住民も同様に困るのではないか、これはなんとかしなければ、と
自分事として捉える自治体とでは、
自ずと市民サービスの質に差が出てくるでしょう。
課題解決に向けて知恵を絞り試行錯誤する姿勢も素晴らしいの一言です。

皆で口々に
「蒲郡市さんの視察だけで、6月議会の質問が完成します!」
と伝えると、
「いや~、それは・・・どうかお手柔らかに・・・」
と苦笑してらっしゃいましたが^^

蒲郡市は有数のみかん産地。様々な品種のみかんが一年中収穫できるそうです。
庁舎の入り口にある、ハートみかんパネルの前で記念撮影。
「いいお話だったね~!」

ポストにもみかん♪


驚きと感動の連続・蒲郡市視察

2024-04-18 | 産業経済
日頃から情報交換を活発に行っている他市の市議や県議仲間4名とともに、
一泊二日の視察に行ってきました。

新幹線の車窓から


初日は蒲郡市。
愛知県の東南部・三河湾に面し、海水浴や温泉など観光のまちです。
人口は約7万8千人ですから、市原市の3割くらいでしょうか。
なのに、、予算規模が令和5年度で各会計合わせて2,367億円と、市原市(1,814億円)よりも大きい!
ビックリして内訳を見ると、モーターボート競走の企業会計が1,658億円も占めていました・・・
ところ変われば、ですね。

こちらは蒲郡駅前。さすがボートのオブジェが圧巻です。


駅を降り立った第一印象が、とても品のある落ち着いた街並みでハッとしました。
もしやと思って調べると、やはりちゃんと「蒲郡市景観計画」があって、
一定規模の建築物や工作物に、形や色彩など基準を設けているのですね。

蒲郡市役所に向かい、
調査項目であるサーキュラーシティと高齢者福祉に関する取り組みについて説明を受けました。


まずサーキュラーシティについて。
蒲郡市では、行政・市民・企業・研究機関などが連携し、循環型経済への移行を推進しています。
取り組みがスタートしてまだ3年ですが、
いまや国内はもとより国際規模のフォーラムにも招待され事例を発表したり、
官邸で岸田首相や経産相・環境相らと意見交換を行うなど、その成果は目を見張るものがあります。

興味のある方はぜひこちらをチェックしてみて下さい。
ここのアクションプランがとても良くできてるんですよね。
策定に当たり、
市内事業者へのヒアリング、ワークショップ、有識者との意見交換、
全国から事業者が集まってのシンポジウム、カンファレンスなど、
コロナ禍でよくここまで丁寧かつスピーディーに進めることができたものです。

現在は6社が市内で実証実験のプロジェクトを行っていて、
例えば電動トゥクトゥクを使用したエコモビリティや、ゴミを燃料化したグリーン発電、
カーテンの廃棄レース生地を利用したウェディングドレス制作など。
この実証事業の他にも、
メルカリと提携した市の粗大ゴミのネット販売、小学校でのコンポスト活動、
トヨタ自動車(株)などの協力による災害被災木を原料にしたウッドチップ舗装など、
まだまだ挙げたらきりが無いほど多くの事業が進行中なのです。

ここからが更に驚きなのですが、
これだけ盛りだくさんのプロジェクトが同時進行しているのに、
担当部署(サーキュラーシティ推進室)の職員はたったの2名。
予算も、最初に国のデジタル田園都市国家構想交付金が600万・市の持ち出し600万ほどで、
あとはほぼ企業側が投資しているとのこと。
つまり、蒲郡市は民間がチャレンジするステージを用意するだけ、というスタンスなのです。

一度歯車が回り出すと、全国の企業から提案が舞い込んでくる。
そしてどんどん循環型経済の輪が広がってゆく。
それが職員のモチベーションにも繋がって、
いまは各部署の職員自らも循環型事業を立案するのだそうです。

課題は、市民の行動変容につなげること。
今後は教育分野への取り組みも強化するそうです。
蒲郡市の挑戦はこれからも進化していくのですね。

とにかく驚きや感動の連続で、サーキュラーシティの取り組みだけでもうお腹いっぱい。。
続きはまた。


市原市議会の試練

2024-04-15 | 議会
本日、臨時議会が開かれ、元議長への議員辞職勧告決議案が賛成多数で可決されました。

TVカメラも含む報道陣が傍聴席にかなり詰めかけていましたが、市民の間で関心は高いのでしょうか?
あくまでも私の肌感覚ですが、意外に怒りの声は少ない気がします。
もう慣れてしまったのか呆れてしまったのか・・・そうだとしたら悲しいことです。

議員29名中、元議長が所属する自民党会派をはじめとする反対者は計8名。
反対討論の要旨を、聞いた範囲で自分なりにまとめると、
「本人は深く反省しているので、最も重い議員辞職勧告は不当」
「政治倫理審査会のあり方が客観性や透明性に欠けていた」
といったところだったと思います。

確かに、政治倫理審査会については、
公開が原則でありながら非公開で行われ、委員以外の議員が審査の状況を知り得なかったその一方で、
なぜかマスコミには情報が漏れていたというお粗末な状態だったことは事実。
それから議員が議員を裁くという難しさも、あらためて浮き彫りになりました。
多くの課題を残した案件だったと思います。

それから自民党会派は討論の中で
「議会内役職(議長や委員長など)を返上し、今後も辞退する」との趣旨を述べていました。
会派として迷惑をかけ続けてきたことについては反省し、一から出直すという決意の表れでしょうか。
まさか(議事録が残る)本会議の中で宣言するとは思わなかったので、少し驚きました。

これでこの問題については一応区切りとなるのかもしれませんが、
市原市議会の試練はこれからです。

ビオラ「エッグタルト」



いちはら子ども未来館、こんな感じです

2024-04-14 | 子ども
4月1日に新たに誕生した「いちはら子ども未来館(weホール)」の
オープニングセレモニーと内覧会に行ってきました。





この前もブログでご紹介しましたので、宜しければこちらも合わせてご覧下さい^^

式典は1階エントランスホールで。

1階の乳幼児用子育てサロン。奥に託児スペースもあります。

その隣の部屋は、少し年齢が高いお子さんが楽しめるプレイルーム。

おやおや・・・??


2階は「こども家庭センター」として行政機能が入ります。
相談専用ルームは明るくゆったりとしたつくり。


こちらも広々とした療育相談室。

子育て世帯同士の交流や家族のリフレッシュ、
出産・子育てに関するポピュラーな相談対応からハイリスクな親子への支援まで、
まさに子ども・子育て支援の総合的拠点ですね。

管理運営はヤオキン商事(株)さん。
東京などで多くの公共施設(図書館や学習センターなど)の管理運営を手がけてきました。
民間ならではのノウハウに大いに期待したいですね。
同時に、地域や地域の子育て支援関係者との連携がどう図られるのか、注目したいと思います。

体育館を使って小学生も楽しめるようなスポーツイベントも開催されるようですし、
GW中も無料・当日参加のイベントがたくさんあるようです。
ぜひチェックしてみて下さいね!


まっさらな気持ちで。変わるだろうか。市原市議会。

2024-04-09 | 議会
今日は、市内の市立中学校の入学式でした。


真新しい制服に上履きが輝いてる!
新入生、保護者の皆さん、そして教職員の皆さんにとっても新たな門出の日ですね。
子ども達それぞれの夢に向かって、大きく羽ばたいてほしいと思います。

強い風と激しい雨で桜も散って、車体が花びらまみれになってしまいましたが、
これで走らせるのもまた粋かも。


・・・・・ところで、昨日の各会派連絡会で、政治倫理審査会の審査結果の報告がありました。
すでに公開されている報告書通りで、それ以上のことは特にありませんでした。
あとはこの結果を受けて、議会としてどうするか。
また明後日、各会派連絡会が開かれることになっています。

それはそうとして、それよりも私がもっと問題だと思っていること、
つまり、過去次々と3名もの議長が世間を騒がせてしまったことについて、
会議の最後に意見を述べさせていただきました。

まず、3名全員が同じ会派の所属だったことから、当該会派に対して。
なぜこうも恥ずかしいことを何度も繰り返すのか、ガバナンスが全く効いていないではないか、と。
不祥事が起きる度に言葉だけの謝罪をし、対象議員を会派から出して終わり。
そうではなくて、本気で襟を正すという姿勢を私たちに分かる形で見せていただきたい。

もう一つは、特に大会派に対して。
今回の審査会の結論は、処分の中で最も重い議員辞職勧告でした。
報告書によれば、その理由の一つとして、
対象議員が議長という議会を代表する立場であったことがあげられています。

ところがその責任ある立場の議長を選出する際に、
みなそれに相応しいと思える人物を本当に真剣に選んでいるのか??
私にはとてもそうは思えないのです。

実際、役職は大会派の間だけで決めていて、そこまでは良いとしても、
大会派に所属していれば誰でも順番に椅子が回ってくるという、悪しき慣習が続いている。
そんないい加減な選び方をしておきながら
「議長の立場だから罪が重くなる」というのは、甚だ身勝手ではないだろうか?

「みんな、自分の胸に手を当ててよく考えてみて下さい!」・・・などと、
いま考えれば青臭いセリフを口にしてしまった気もしますが。

・・・伝わっただろうか。変わるだろうか。市原市議会。
今日の新入生のようにまっさらに戻って、みんなで立て直そうよ。


「子どもの居場所」が集結!

2024-04-06 | 市民活動
ウエルコミで行われた『子どもの居場所フェスタinいちはら』。



市内で『居場所』を運営している団体が一堂に会し、
子ども・保護者・団体が互いにつながるイベントです。


団体の中には、市教育委員会の教育支援室「フレンド市原」も。
官民区別なく協働で行われたところがまた良いですね。

飲み物や駄菓子のコーナーも。

NPO法人ゆう「ふわふわ」さんの利用者さんが作った竹灯籠。

別室では中高生がおしゃべり。


今はこんなに居場所が増えたのですね。
ほんの数年前の状況からは信じられません。
地域のパワーってすごい!と改めて思いました。


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