市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

災害対策本部 次のフェーズへ

2019-09-28 | 防災
市原市は9月27日(金)午後5時15分をもって、災害対策本部を解散し災害復旧対策本部へと体制を移しました。
長かった・・・。
被害に見舞われた全ての市民が平穏な生活を取り戻すまで、あとどのくらいかかるのでしょうか。

自宅ばかりではなく、被災した農家・中小企業や事業者で、途方に暮れている方も多いことと思います。
一般の相談窓口とは別に、こうした経済分野に関する相談窓口もありますので、とにかく連絡してみてください。

市原市農林業振興課 0436-36-4187
市原商工会議所 0436-22-4305

大事な決算審査が・・・

2019-09-22 | 議会
もう一つ、先日の市議会で決まった重大なこと。
今回の災害で職員が対応に追われていることを理由に、今月末に予定されていた2018年度の決算審査を、ほとんど省略することになりました。

これだけ聞けば「そりゃあ大変な事態だもの、議会やってる場合じゃないよ。やむを得ないだろう」と思う人も多いことでしょう。
実は、決算は12月までに結論を出せばよいので、被害状況を見極めたうえで、10月でも11月でも延期することは十分可能なのです。

もちろんオンオフ含めて秋の予定は大幅に狂うでしょう。
でも、議員の使命は議会で審議すること。それに勝る重要な予定などありません。
それを簡単に放棄することなどあってはならないし、災害に見舞われた今のタイミングだからこそ、議会で検証できることもあったはずです。

私は、会派代表者会議でも決算委員会でも「なぜ延期ではなく省略なのか」と質問しましたが、それに対する答えも全くないまま、多数決であっけなく決まってしまいました。
昨日のブログに書いた、タブレット導入のパターンと一緒です。

今の市議会は、大事なことを決めるときほど、テーブルに着いたときにはすでに結論が決まっていて、議員間でのやり取りはほとんどありません。
少数派の意見も含めて十分な議論を尽くした上での最終手段が「多数決」。これが民主主義の原則であるはずなのに・・・。

先日、市議会で決まったこと

2019-09-21 | 議会
激甚災害に指定された台風15号。これにより国庫補助が1~2割引き上げられることになるそうです。
また、総務省が被害を受けた自治体に普通交付税を前倒しで配るそうですが(千葉市約10億円など)、市原市はそもそも不交付団体なのでこれには当たりません。
一方で、ふるさとチョイスを通じての寄付では、現在約450件、約775万円の善意が市原市に寄せられています。本当にありがとうございます。
できれば姿が見えないお一人お一人にお会いして、直接感謝を伝えたいという想いで一杯になりました。

ところで・・・
市原市議会では、一昨日開かれた会派の代表者会議で、来年度から議会にタブレットを導入することが決まりました。

もともと、ペーパーレス化や議会活動の活性化などを目的に、議長からの諮問で議会内のプロジェクトチームで2ヶ月間ほど検討を行っていました。
議会のムードは(私の感覚では)最初から導入ありきでしたが、私は「決して反対ではないが、デメリットも想定して慎重に検討が必要」と主張してきました。
確かに、ペーパーレス化で紙代や印刷コストは削減され、重たい資料を何冊も持ち歩くこともなく、出先で素早く資料を検索できるという利点はあります。
しかし、複数の資料を同時に見比べることが難しくなり、議員の操作スキルによっては、かえって手間がかかることになります。

そして何と言っても経費の問題は無視できません。
試算では、導入(イニシャルコスト)に約1100万円。その後の維持費(ランニングコスト)で毎年700万円とのこと。
一方、ペーパーレス化による紙代や印刷コスト等の削減分は、多く見積もっても約200万円。
初年度は差引900万円を余計に市に要求することになりますが、費用対効果をどう考えるか?

そんな中で、今回の台風災害は起こりました。
市内では電波の基地局もやられて、携帯も通じない事態になりました。
議会資料のほとんどがタブレットに格納されていた場合、災害後の活動に支障が生じないのだろうか?
そして、全国各地から寄付が寄せられているこの状況下で、逆に議会が900万円を要求するのはいかがなものか?

私は会派代表者会議で、今回の被害状況も鑑みて引き続き慎重に検討する必要があると主張しましたが、議員間討議もなく、多数決であっさり導入が決まりました。

被災されて困っている市民や不眠不休で対応に追われる職員をよそに、議会ではこんなことが起こっています。
来年度、一人当たり概算経費12万のタブレットを手にした議会は、その分で何を市民に返すことができるのでしょうか。

自動交付機の廃止に反対しました

2019-09-19 | 議会
現在、市内の停電件数は3000件。
カウンターは着実に減ってはいますが、未だ被災されて途方に暮れる市民お一人お一人を思うと、素直に喜べません。

今日は一日中議会でした。

本会議では、住民票や印鑑登録証明書の自動交付機を今年度末で廃止するという内容の議案に対して、反対討論を行いました。

【討論要旨】
平成30年度の住民票・印鑑証明書の交付方法別の割合は、窓口が85.6%、自動交付機が13.0%。そしてコンビニ交付は1.4%。
コンビニ交付約3千件に対し自動交付機利用は2万8千件と、未だに約10倍の利用件数。
コンビニ交付サービスの開始は2年前だが、自動交付機からコンビニ交付への切りかえは当初の見込み通りに進んでいない。
ではなぜ廃止のタイミングが今年度末かと言えば、自動交付機の契約期間満了に合わせたという、行政側の事情に過ぎない。
例えばコンビニ交付が自動交付機の利用をはるかに上回るまで廃止を見送るなど、なぜもっと市民の立場に立った慎重な判断をされなかったのか。教育民生常任委員会では明確な答弁はなかった。
また、先に自動交付機を廃止した他自治体の状況を見れば、廃止によってコンビニ交付が進むとは思えない。
従って、廃止したことによる窓口利用者の増加による混雑も懸念されるが、受付時間延長や事前予約の呼びかけなどの対応策も明らかにされていない。
このような状況下で廃止を強行すれば、市民サービスの低下は免れない。
よって、市民ネットワークは自動交付機の廃止は時期尚早と判断し、反対討論とする。

結局、26対5の賛成多数で可決されてしまいました。

写真は、第2庁舎のエレベーターホールに設置された、FMの緊急放送ブース。

被害に便乗した詐欺が増えています

2019-09-18 | 防災
広報いちはら号外 9月18日号





新たに浮上してる深刻な問題が、被害に便乗した悪質行為。
市職員を名乗り義援金を集める、市からの依頼だと偽って家を調査し工事契約をさせる、或いは修理して高額な代金を請求する、など。
皆さんもどうか騙されないように気をつけて下さい。


明日は、午前中は建設常任委員会と総務常任委員会で議案が審議されます。
午後は本会議が開かれ、議案の討論・採決。
私は自動交付機を廃止する議案に対し、反対討論を行います。
その後は決算審査特別委員会。
それが終わると、議会改革推進協議会、各会派連絡会(代表者会議)と続きます。政務活動費の使い方やタブレット端末の導入について話し合う予定です・・・。

相談窓口設置

2019-09-18 | 防災
18日7時現在、未だに市内の停電世帯は4200件。
電波の基地局もやられて携帯も通じない世帯も多い。
山間部では倒木が邪魔をして、なかなか復旧が進まない。
そもそも高齢者世帯で携帯もネットも使えない、そんな世帯が多い地域に限って被害が大きい。

発災から1週間以上たって、災害ゴミ問題や「ブルーシート詐欺」(悪質な点検・修理詐欺)が新たな問題となっています。
市は今日から、「災害相談所」を市役所と支所に設置します。土日や祝日も受け付けており、事前予約は不要です。
困りごとや相談したいことがある方は、ぜひ活用を。

被災されて困っているお知り合いがいたら、知らせてください。

今日も号外が出ました

2019-09-16 | 防災
広報いちはら号外 9月16日版
折込じゃなく、手配り。
情報が必要なところに、ちゃんと届いていますように。





イオン株式会社が加茂地区を移動販売車で食料・日用品を販売。ありがたいことです。

市が、被災して居住が困難な方への借り上げ住宅の無償提供を決めました。明日から申し込みを受け付けます。
問い合わせは、市原市都市部住宅課0436-23-9841まで。

屋根のブルーシート張りのボラが足りません

2019-09-15 | 防災
屋根に上ってブルーシートを張る専門技術を持っているボランティアの方を募集しています。

【活動日時】
9月16日(月)9時~16時

【持ち物】
昼食、飲料水、脚立など高所作業にひつような工具等、可能であればブルーシートやひもなど

【条件】
自家用車で移動ができる方。
市内、県内は問いません。

【その他】
継続的な活動が有難いですが、一日からでも可能です。
雨天中止。
保険あり。

【申し込み】
市原市災害ボランティアセンターまで。
電話:0436-20-3100
FAX:0436-22-3031
メール:info@ichihara-shakyo.or.jp


広報号外9/14版です。

2019-09-15 | 防災
広報号外9/14版です(折り込みではありません)。





明日は道道、通信、交通、買い物など多くの障害が生じている加茂地区(市原市南部)へ、市職員が各家庭の個別訪問をおこないます。

1.実施日 令和元年 9 月 16 日(月)8時 30 分から
2.実施体制 職員 2 名1組 45 組 90 人体制で、各世帯を戸別訪問する。
3.対象世帯 加茂地区 2,410 世帯

自衛隊による入浴支援のお知らせ

2019-09-15 | 防災
陸上自衛隊八戸駐屯地 第9後方支援連隊補給隊による入浴支援が行われます。

1 日時
  9月15日(日)午前10時から午後10時まで
  9月16日(月)以降も同じ時間で実施予定
2 場所
  社会福祉法人 昭和村 軽費老人ホーム渓泉荘の敷地内駐車場
  所在地:市原市万田野732番地6/電話:0436-96-1112
3 入浴可能人員
  男性:30人/女性:30人
4 その他
  洗面用具等は一切ご用意しておりませんので、ご持参いただくようお願いします。
5 問い合わせ先
  市原市危機管理課 TEL 0436-23-9823

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