市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

有事の際に大切なこと

2020-03-27 | 防災
東京都で週末に不要不急の外出を控えるよう知事から要請がありましたが、あらためて千葉県や市原市からも、都内への外出を自粛するよう通知が出されました。
特に「密閉空間」「密集場所」「密接場面」の三つの『密』が重なる場所は避けてください、とのことです。

市原市がこの春開催する予定だったビッグイベント「房総里山芸術祭いちはらアート×ミックス2020」も、丸1年後の3月20日に開会が延期されることになりました。
タイトルはやっぱり「2020」のままなのかな。。

それより私が今一番深刻だと感じているのが、医療機関や在宅で医療的ケアを受けている方でマスクや消毒液などが不足しているということ。即命にかかわる問題です。
実際に私が勤めている薬局でも在庫が底をつきかけていますし、市内の医療的ケア児者の方からの悲痛な声も届いています。
昨秋の台風による停電でも感じたことですが、有事の際はとにかく「優先順位」を明らかにすることが大事。
電源車にしろ消毒液にしろ限りがありますから、どの順番でどこへ回すかの素早い判断が、生死を分けることもあるのです。
行政だけではなく、私たち一人ひとりにも冷静な判断が求められていると思います。


そうそう、暗い話題ばかりでは何なので・・・災害対策に関連して、市民にとって良いニュースがあります!
小中学校のトイレの洋式化が一気に進められることが、来年度予算で明らかにされました。
現在、学校のトイレのうち洋式は約44%。
今まで遅々として洋式化が進まなかったのですが、令和2~5年度の三年間で総額約22億円の予算が付きました。
3年後には洋式化率約80%になる予定です(児童生徒数の減少なども見据えて100%にはしない)。
災害時は避難所になることを踏まえて、体育館と武道場は全てのトイレが洋式になります。さらに、多目的トイレも増やすとのことです。
整備費用は多額ですが、これまで市民から非常に多くの要望があっただけに、これは必要な予算配分と納得しています。

写真は、どーでもいいものですが。。事務所にて。
せめて明るくと思ったのですが、、ぜんっぜん似合わん!




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来年度予算案、4年ぶりに反対しました。

2020-03-25 | 議会
反対の理由は、
五井駅西口の市営梨の木公園駐車場の発券機・精算機等の改修工事。
八幡宿駅西口の老朽化した公共施設群の複合化。
国分寺台の10階建て旧庁舎の建て替え。
どれも、ハコモノ関連事業です。

市内の老朽化した公共施設は、他にもたくさんあります。
支所、公民館、学校・・・どれも、普段の生活や大災害時にも、私たち市民にとって身近でなくてはならない公共施設です。
それらをぜ~んぶテーブルの上に乗せて、これからの時代にどんな機能がどの場所にどのくらい必要か、そしてそれらをどんな順番に整備していくか、ちゃんと総合的に考えてから進めてほしい。
これから確実に人口は減り、財政はどんどん厳しくなります。
今までのような調子で、職員の感覚優先で、つまみ食いのように個別の施設だけを見て「古くなったから建て替えたい」では困るのです。

20年後、30年後に「なんでこんな施設にしたんだ?だれの責任だ?」なんて未来の市民に言われたくない。
そんな思いで、反対しました。
その時の中継録画は、こちら。私が登壇した総括質疑・意見陳述は3月16日です
「市原市議会 議会中継」
自分では絶対に見たくない・・・

写真は、先日森山さんと環境問題の調査のため訪れた農業センターで。
花見のスポットですが、この日は花冷えでブルブル震えながら。桜は6~7分咲きくらいでした。

相変わらずサービス精神旺盛な森山かおる(笑)





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防災マップ 明日から全戸配布!

2020-03-24 | 防災
久しぶりの投稿です。

今日、ようやく定例議会の全日程を終えました。
登壇して議案質疑も行ったので、今ちょっと脱力状態です(笑)

さっき、東京オリパラが1年程度延期になるというニュースが飛び込んできてビックリしました。
ほんの1か月前、こんなことになるなんて一体だれが想像したでしょうか。
市政への影響も少なくないだろうな・・・。

さて写真は、今日議会に発表された、出来立てホヤホヤの改訂版防災マップ

B4判と大きめで赤い表紙なので、かなりのインパクト。
もちろん中身の情報もパワーアップされていますよ!
明日から全戸に配布されますので、お手元に届いたらぜひじっくりと眺めて確認してみてくださいね!

予算質疑は終えたけど

2020-03-09 | 議会
予算審査の教育民生分科会、19時ごろに終了しました。
さすがに疲れました・・・。
いつも質疑したいことがありすぎて持ち時間30分に収めることができないのですが、今日もまた。
さぁれこれから問題の核心に迫りますよ~というところで、あえなくタイムアウト。

1週間後には本会議場での登壇があるので、明日からまた追い込みです(今日は疲れたのでナシ)。
原稿作成や議会でず~っと同じ姿勢で座るばかりの日が、まだ続きます。
今日、フレイル健診について質疑したのですが、こんな生活を繰り返している私も、立派なフレイル予備軍ですね。

写真は、見元園芸のビオラ「くまりん」。ようやくいい感じに咲き揃ってきました♫

新型コロナであれこれ思うこと。

2020-03-08 | 日々のあれこれ


2月9日に開催した認知症に関する講演会。
その時の拙ブログはこちら認知症の講演会、盛会でした!

これが昨日配布された地域情報誌「シティライフ」の一面に大きく取り上げられていて、ビックリしました。
皆さんのお手元に届いているでしょうか・・・。
「夫婦二人いれば、今の時代はどちらかが認知症、どちらかが癌になることは珍しくありません。認知症にならない!ではなく、そうなっても大丈夫なように備えることが大切です」
講師の安田先生が一番伝えたかったことから始まって、お話の中身がとても詳しく書かれていますので、ぜひご覧ください!


世の中、新型コロナウィルス狂騒曲といった感じですが、市原市議会定例会は通常通り行われています。
全員協議会室の換気はこまめになったかな(笑)。

そうそう換気は、誰でもすぐできる集団感染防止策として、とっても有効だと思います。
私も学校薬剤師として教室内の空気検査をしながら、つくづく実感しているところです。
教室の広さで30名以上の空間を想像してみてください。このくらいで、少なくとも1時間に1回くらいかな・・・窓を開けるといいと思います。あくまでも私見ですが。
今回感染者が明らかになった船内、ライブハウス、スポーツジムなども、比較的人口密度が高い閉鎖空間ですよね。

そういう意味で、市原市も一斉休校にしながら学童保育が通常の体制で行われているのは、問題だと思います(よろしければ前回のブログをご参照ください)。
本気で子どもたちを守りたいのであれば、教室も開放して、なるべく空間を確保する。
そうなると学童の支援員さんだけでは当然目が行き届かなくなるので、そこは教員の目もお借りする。
そんな風にしないと意味がないのでは・・・?
この状況で「教育と保育の縦割り」に縛られているのは、全くナンセンスだと思います。


さて、明日は予算審査・教育民生分科会です。自分にとっての一つの山場になります。
市民生活・保健福祉・子育て・教育と、受け持ち分野が最も多い分科会。
丸一日かけての審議になるでしょう。
本当は、今回の新型コロナの対応についても緊急に取り出して扱って欲しいのですが・・・時間が取れない?そうです。
ともあれ、インターネット中継も行っていますので、注目していただけると嬉しいです!

一斉休校で、学校は?学童は?

2020-03-02 | 子ども
新型コロナウィルスの影響で、今日から市内の小中学校が一斉休校になりました。
卒業式・終業式を目前にしたこの時期に・・・まさに前代未聞の出来事です。
市原市では、小学生でどうしても預けることができない場合は、学校で預かる事になりました。それから、学童保育は春休みなどと同様に、朝から夕方過ぎまで(最長7時~19時)開所します。

あまりにも突然で、学校は相当混乱しているんじゃないか?
一斉休校のしわ寄せが学童保育にきていないだろうか・・・?
急きょ、近くの小学校(八幡小・石塚小)と各々の学童保育を訪ねました。

八幡小学校


職員玄関では、学校で預かる児童の受付のために、先生が常に待機。


校内は、とても静かでした。
意外にも、どちらの学校も、1名~数名の児童しか登校していないとのこと。
学校側では、何十人も来ることを想定して、教室の割り振りを考えていたそうですが・・・。
でも長期戦になれば、これから希望者は増えるかもしれませんね。
授業のカリキュラムについては(親御さんははここが気になるところですよね)、もともとその年に学ばなければならないことは2月までには教えてしまっているので、それほど影響はない、とのこと。ちょっと安心。
今後は、卒業式をどうするのか、通知表はどうやって渡そうかなど、まだまだ問題は山積みです。

一方の学童保育。


いずれも通常の約半分くらいの人数だそうで、比較的落ち着いた様子でした。
やはり、仕事を休んで家で一緒に過ごしているご家庭が多いのでしょうね。これも、長期間は難しいかもしれません。
写真の学童保育は専用室なので比較的広いほうですが、市内の多くの学童保育は学校の教室を使用しています。
定員いっぱいになると、教室の広さに子供達が40人以上、丸一日過ごすことになります。
そうなった場合、子どもたちを感染から守れるのか。
また、支援員さんの確保に奔走しシフトを大幅に変更して、何とか体制を間に合わせたものの、中には10時間勤務もせざるを得ない方もいるとのこと・・・。
やはりしわ寄せが来ています。
マスク・消毒液・テッシュなど衛生用品の調達も難しく、不安は尽きないようでした。

特にトラブルはないように見えたけれど、それは現場での手探りの懸命な努力があったから。
今後の行方次第でどう転ぶかわからない、綱渡りの状態。
そんな感想を持ちました。


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